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終業式が終わり、漱と教室を出る。


木萩くんは掃除当番らしく、少し遅れると言って居た。


「 辰がちゃんと部活に自主的に行く日が来るなんて…俺泣いてまいそう… 」


「 なんかひどくない?俺やってちゃんと部活ぐらい行くし… 」


「 部活ぐらい、ねぇ。 」


廊下の軋む音。 駆けてる人の上履きが鳴らす音。

鞄からなるキーホルダーが吐き出す音。


いろんな音がなるけど、その音もこの校舎で聞くことはもうないんだな


と思うとやっぱり何だか、さびしく、哀しい感じになった。





燕帝山 高校 排球部 の 日常

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