なぜ、ここにギルベルトがいるのだろう。
今までだって、ギルベルトが後宮を訪れたことは一度もない。
おまけに今のギルベルトはひどく険しい顔をしていた。
訳が分からず、ただぽかんとしてしまうセシリアの隣で、ゼスランが深々と頭を下げる。
「帝国の覇者である皇帝陛下に、ご挨拶を――」
「俺の質問に答えろ、ゼスラン。貴様、そこでセシリアと何をしていた?」
ゼスランの挨拶を一刀両断したギルベルトは、背筋が凍り付きそうなほどの殺気を放っている。
何が彼の気に触れたのかは知らないが、アランの前で刃傷沙汰になることだけは避けたい。
そう思ったセシリアは、すぐさまゼスランを背に庇った。
「何も特別なことはしておりません」
言われたギルベルトは怪訝そうに眉を顰める。
「顔を近付けて密談していたじゃないか」
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