テラーノベル
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僕は山本日向。普通の高校に通い、勉強も運動も、何もかもが普通の高校2年生だ。
「今日もいつも通りかー」
僕はそう口に溢した。毎日同じことの繰り返し。そんな日々にため息が出てしまった。
「おい、何言ってんだよ!俺がいるじゃねえか! 」
そう言うのは、中学のときからの友達の高橋雅だ。彼は僕とは違い、運動がすごく得意だ。大会とかでも優勝とかしているらしい。
「確かにそうだね。雅がいるから毎日が飽きないよ」
「いやさっき思いっきりため息をついてたじゃねえか!」
そう言って雅は笑った。彼の最大の特徴は、一つ一つの反応がすごく大きなことだ。楽しかったら思いっきり笑う。悲しいなら思いっきり悲しむ。疲れたなら、疲れたような雰囲気を大きく出している。僕とはまるで真逆だ。僕は、楽しくても悲しくても基本的に無表情だ。その世界に起きることは決められている。そうなる運命であり、そうなるようにできているのだから。
そんなある休日だった。僕は、欲しいものがあったから、ショッピングセンターに来ていた。
「どこから回ろうかな。どうせ時間があるし、どこから回ってもいいけど」
そう迷っていると、突然声をかけられた。
「あの!」
「は、はい?」
振り返ると、そこには僕と同じくらいの女子が立っていたんだ。肩くらいで揃えられた髪の毛。クリクリな目。身長170センチの僕より少し小さい。160センチくらいだろうか。
「ここのことがよく、わからないので、案内してもらってもいいですか!?」
「あ、はい。いいです、よ?」
「本当ですか!?ありがとうございます!」
すると彼女は、僕に近づいて手を握った。そして大きくお礼をした。
「あ、そうだ!私、立花薫って言います!よろしくお願いします!」
「あ、僕は、山本日向、です。よろしく。」
僕はひどく緊張していた。だって、女性経験が一切なかったから。
「それじゃあ、行きましょうか」
「はい!よーし、思いっきり楽しむぞー!」
そう、彼女は楽しそうに声を上げた。でも、その時は知る由もなかった。そんな彼女には大きな秘密がある、ということを。
コメント
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うわあ、この出だし、すごく好きです。普通の高校生の日向くんが、平凡な日常に退屈しつつも親友の雅くんにツッコまれてる場面、すごくリアルで微笑ましかったです。そこに突然現れた薫さんの元気いっぱいな性格との対比が鮮やかで、手を握って「思いっきり楽しむぞー!」って言うシーンには思わず顔がほころびました。最後の「大きな秘密」って一文で一気に物語の空気が変わった感じがして、続きが気になりすぎます!