テラーノベル
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結局その日は、薫に振り回されて、1日が終わった。だけど、そんな彼女は、ずっと笑っていたのだ。”太陽のように輝く笑顔”という例えが似合うほどだ。
「はあ、疲れた」
僕は家に着くなり、ベッドにダイブした。
「だけど、こんな日も、悪くないのかもな」
僕は思っていた。一日限りの激しいような、だけど楽しいような一日だった、と。だけど、明日からは普通の生活に戻るんだなと、現実に戻された。
「明日も、頑張るかー」
そして、次の日になった。
「あ、雅。おはよう」
「お、日向!おはよう!そういえば聞いたか!?転校生が来るらしいぞ!それも、俺たちのクラスに!」
「転校生?」
そんな話は一度も聞いたことがなかった。誰も話していなかったから。ー、いや、僕が聞かなかっただけかもしれない。ともかく、僕はその事実に驚きつつも、普通に戻った。
「まあ、僕には関係ないか。誰も僕に興味なんか持たないしね」
「はいはい、そうですかー。ま、俺が仲良くなるから、必然的に日向も仲良くなるんだけどな!」
「そうだね、それが雅の長所で短所だもんね」
「そんなことないぞー!」
そう言うと、雅はまた笑った。あながち間違ってないと思うのだけれど。雅は、誰とでも仲良くなれるフレンドリーな性格だ。そこもまた、僕と真逆だ。気づくと、朝のホームルームの時間になっていた。
「はい、今日は、みんなが知ってる通り転校生が来るぞー!新しい仲間が加わるから、みんな仲良くしてやってくれよー。それじゃあ、入ってきてくれ」
ガラガラ
そして、転校生が入ってきた。僕は、既視感があった。
ーあれ?どこかで見たことある、ような?
すると、その転校生は、僕を見るなり、にっこり笑顔を見せた。その笑顔に見覚えがあった。いや、見覚えがあったどころではない。だって彼女は。
「こんにちは!立花薫です!私のモットーは今を全力で楽しむこと!これからよろしくお願いします!」
昨日、一緒にショッピングセンターを回った立花薫だったのだから。
「それじゃあ、立花の席は、山本の隣なー。じゃあ山本、色々教えてやってくれよー」
それを聴くと、彼女は僕の隣の席にやってきた。
「また会ったね、日向くん!これからよろしくね!」
「うん、よろしく。薫さん。」
「もう、さん付けなやめてって昨日言ったよね!」
「わかったよ、善処するよ」
すると彼女はまた、にっこりと笑った。彼女は自己紹介の時に言っていた。
ーモットーは今を全力で楽しむこと
だと。これから大変になりそうだな、と僕は密かに思っていた。
コメント
1件
おお、転校生がまさかの薫ちゃんだったね! まだ2話なのに既に運命的な再会でドキドキしたよ〜。日向クンが「善処するよ」ってツンデレっぽく返してるのも可愛いし、薫ちゃんの太陽みたいな明るさが教室に広がる感じが目に浮かんだ🌞 雅くんのポジティブさもいいアクセントになってて、これから3人の関係がどう変わっていくのかすごく楽しみ!続き、待ってるね🤍