翔太💙『ねぇ・・・ずるくない?』
蓮 🖤『なにが?』
ONのめめはずるい
眩いほどの光を放ち、ここミラノの夕闇に紛れていたって目立ちまくっている俺の大事な人は、自慢の彼氏に違いないがなんせ襟足の跳ね返った寝癖姿のすっぴん翔太とは大違いだ。隣に並ぶのが躊躇われついインライのお誘いを断った。
蓮 🖤『仲いいとこ見せつけたいじゃん』
翔太💙『誰によ』
蓮 🖤『世界中の人に』
翔太💙『やだよ』
独占欲を世界中に発信したがる蓮は意外と根気強かった。〝ファンも喜ぶし〟〝すっぴんの方が俺好きよ〟キラキラ輝く蓮をよそに何を渋っているのかと言うと、こんなカッコいい蓮を皆んなに見せたくない俺の、独占欲が働いているからだ。
仕事を終えだばかりのONとOFFの狭間の蓮は、俺にデレながらも安定のかっこよさだ。俺はイケメン蓮に遭遇してデレッデレだ。
翔太💙『顔が緩んでる・・・変じゃない?』
蓮 🖤『ふふっ可愛いよ』
肩を落としてミラノの地面にはぁーっとため息を吐くと〝そんなに嫌? 〟と言って背の高い蓮は俺の肩に手を添えると腰を屈めて覗き込んだ。もうやめてよその顔ずるい///肩に置かれた箇所が熱くなる。いつもと違う香水の匂いに整髪料の匂いが混ざって他所行きの蓮が目尻を下げた。
蓮 🖤『ねぇしょっぴーお願い』
結局、偶然を装う形でインライに一瞬だけお邪魔すると・・・やっぱり出るんじゃなかった。
頰は緩みっぱなしで、カッコいい蓮に不釣り合いだ。女の子みたいに蓮の事見つめちゃって恥ずかしい。
蓮 side
翔太くんはイジリ甲斐がある。それに弄ると大抵いつもの数倍可愛くなる。照れ隠しのようにカメラの前で笑って見せるとお上品にくっ付いた小さな白い手が口元を覆った。緩んだ口元を無意識のうちに隠したかったのだろう。湯上がりのように綺麗で艶やかなほっぺがピンク色に染まっている。照明など何もない暗い路地の撮影でも分かる程に可愛らしく頰を赤く染めさせたのは紛れもなく俺だ。
我ながら趣味の悪い公開マウントだ。
コメント欄に流れる〝お似合い〟〝彼氏彼女感ある〟などの褒め言葉に悦に浸ると俺とは打って変わって、翔太くんは肩を落として分かり易く落ち込んでいる。哀愁漂う背中も可愛い…
蓮 🖤『これからどこ行くの?』
翔太💙『何処も行かない。散歩してただけだよ。ホテルに帰るね頑張っ…て?手離せよ?』
そんな顔して何処行くんだよ?
抱いて欲しそうな顔して危なっかしいったらない。
〝ホテルまで送るよ〟海外という異国の地がそうさせるのか、潤んだ艶めかしい色気ダダ漏れの彼がそうさせるのか、イヤらしく腰を撫でた俺に応えるように、遠慮がちに少しだけ俺の肩に頭を預けて歩き出すと、ホテルの部屋についた途端に壁際に翔太を追いやり、両手を壁に縫い付けると貪った。唇に吸い付き顔を左右に入れ替えるたびに、苦しそうに呼吸の乱れを整えようと必死の翔太はシャツの中に伸びてきた手を止めようと必死だ。
翔太💙『はぁっ待って…ンンンッ』
開けられた隙間から侵入を許された舌が口内を這うと更に息苦しくなった翔太はずるずると壁に背中を付けたまま下へと下がって行く。腰を掴んで抱き上げるとベットに乗せて貪った。
翔太💙『ンンンッ///待って壁薄いから…』
蓮 🖤『そんな事考える余裕あるの?俺ってまだまだだね?』
何に悔しがってんだか…自分でも可笑しくって笑えてくる。膝裏に腕を差し込み足を持ち上げ、俺の股間を擦り付けると互いに主張し合うソコは求め合って翔太は吐息を漏らして俺の服を掴む。しまった貸衣装だった…
翔太💙『余裕ない蓮…ダサくてカッコいい』
相反する言葉の中に埋もれた〝愛おしい〟を全身に浴びるとベットを降りて丁寧に服を脱ぐ俺は、ダサかった。翔太はうつ伏せになって顎に手を乗せて高みの見物をすると、パンイチ姿のダサい俺にゴロンとひっくり返って顔を赤く染めた翔太は、真っ白な腕を伸ばすと〝脱がせて〟と言って誘った。再び再燃した悪戯心をひた隠しにベットに侵入すると、下着ごとズボンを脱がせて足首を掴むと下からゆっくりと愛した。
胸の辺りで手を可愛らしく置いていた翔太は、花茎がピクリと動くたびに可愛らしく声を上げて鳴くとシーツを掴んで快感に悶えた。溢れて止まない愛蜜を舐めとり口に含むと更に膨らんだ花茎は白濁を口内に放ち、甘美な疼きから逃げようと空を掻いた白い腕を掴むと、後孔から侵入した指をすんなり受け入れたソコは既に柔らかく十分に解れている。
蓮 🖤『翔太まさか?』
翔太💙『寂しくって自分でしちゃった…ごめんなさい////』
蓮 🖤『可愛すぎる///今日会えなかったらまた一人でするつもりだった?』
翔太は〝知るか////〟と言ってそっぽを向いたものの耳まで真っ赤で今夜は離せそうにない。
絡まり縺れ合う夜
異国の地で盛り上がった二人は隣の部屋から〝ドンドン〟と不愉快を露わにする音で我に帰る。
蓮 🖤『しーっ////ふふっ』
〝うんうん〟と可愛らしく頷いた翔太は小さな手で口を覆った。
翔太💙『しーっ////お口チャックできるからもう一回ダメ?』
可愛すぎです・・・
媚熱に侵されて揺蕩う翔太の身体は、俺を誘惑すると心地好い波に理性が浚われていく。
愛し合う二人の身体が再び繋がると腰を揺らめかせ絶頂を迎えるとシーツの中の翔太は恍惚に身を任せベットに沈んだ・・・
配信後の彼は🖤💙 おわり
コメント
18件
うわっ、しょっぴー可愛すぎる……‼️
イイじゃん。嫌いじゃないよー😊😊 がんばって💙