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日向夏。
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#意味不明☆
William
15
第2話
目が覚めた。もう覚めたくなかったかもしれないが。
散らかった部屋から鞄を探し、荷物を詰めた。
本、ノート、宿題、タブレット、ファイル、絵を描くノート、筆記用具、洗顔料、
化粧水、クリーム、くし、シャンプー、トリートメント、ゴム、ピン、そして、ありったけの10円玉、正直いってこれは使えるか分からない。
だけど、一応、全財産持って行こう。
スマホ、充電器、飲み物、簡単な食料、
「後は」
私はキッチンへと向かい、一際光る、大きな包丁を取った。
「これでいいかな。」
一応保険証も持って行った。
こんなときも宿題を持っていく自分に心底呆れたが、別にいいだろう。
どうせ最後なのだから。
玄関に向かい、鍵を開ける。
きっとこれも最後。だけど、私はそんなことも気にもせず、これからのことを考えていた。早く、どこかへ行きたい。
そんなことしか頭の中になかったが、ふと、ひとつやりたいことを思い出し、立ち止まった。そして、
「行ってきます」
と最後に挨拶をした。挨拶なんてする必要がない。
何となく分かっていたけど、結局してしまった。
分かっていても何かしてしまうのが、人間というものなのだろう。
そう思いながら、私は自転車に荷物を置き、駅へと向かった。
コメント
4件
これってグロテスクに入りますかね?
包丁……ね
うわあ……第2話、めっちゃ切なくて胸がぎゅってなったよ😢💔 「行ってきます」って最後に言うところ、普通は必要ないのに人間らしさが出ててエモすぎる……。 包丁とか保険証とか、最後の準備の詳細がリアルで、逆に読んでて怖かった。 まだ2話なのに、この子の行き先が気になって仕方ないよ……次の展開、待ってます!🌸