テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

私は七瀬 彩。

自分で言うのもなんだけど私はかなりモテる。

だって私は可愛いから。勉強も運動も全部できる。

中学の頃私は今の高校とは全く違う場所にいた。

私は今小さなアパートで一人暮らしをしている。お父さんとお母さんは寮を進めてくれたけど自由に生きたかった私はアパートを借りた。

中学生の頃私は太っていた。

ブスでデブで勉強もできない、運動もできない、なんの才能もない私。

悔しかった。

中学3年生の夏休みから本格的にダイエットと偏差値の高い高校に行くための受験勉強をし始めた。

結果なんかそう簡単に出るものでは無い。

誰かに教えてもらうことが苦手な私は独学でわかるまで何度も何度も解いた。

ダイエットは今まで何度もしてきたけど、成功したためしがないから運動しながら、食事制限、筋トレだってした。

上手い具合痩せたら次は運動の練習をした。

ダンスなどはできないなんて言わせないために基礎から練習。

球技は苦手だからボールに慣れることから始めたり。

とにかくか完璧ヒロインのようになるために努力した。

高校の入学式。

私は緊張しつつ自分に視線が集まっていることを実感しながら校舎に足を踏み入れた。

その時ぶつかったのが柊 輝だった。

ひかるはかっこよくてこの人はきっとヒーローだ、だなんて思うほど。

彼も私に惚れたみたいでそこから必ずひかると付き合いたいと思った。

入学式の日、とある女の子が一人でいるのを見つけて、声をかけた。

それが東堂 唯菜だった。ゆいなはなんだろう、私みたいにメイクで隠してるわけじゃないから自然な可愛さだった。

勉強は比較的できる方で運動だって大体のことはそれなりにこなす。

仕草も可愛くてあぁ、この子は絶対モテるだろうなって分かるような感じの子。

だけどゆいなは男子とは全く話さなかった。

なんか失礼だけど漫画の脇役みたい。

最初はゆいなと仲良くなりたいと思って一緒にいたけど最近は私の引き立て役としてゆいなと一緒にいる。

ゆいなはいつも目立たないような場所にいる。

この間の委員会決めの時、私はもちろん委員長に立候補した。ひかるは私が好きだから、手をあげた。

ひかると委員会をやるのは計画通りだし、二人でやれば距離も近くなる。そう思った。

ゆいなは住吉という静かな人と図書委員会をし始めた。その日から住吉とゆいなはよく一緒にいるようになった。昼休みは二人でよく分からない話をしている。放課後も朝も一緒に帰っている。

嫉妬してしまう。ゆいなは私の友達なのに…。

でもゆいながひかるを好きなのは知ってる。ひかるを取られる訳には行かない。

だから私はあえてゆいなとひかるを一緒に帰らせた。

そして住吉の元に会いに行った。ゆいなに相応しいのか確認するために。

住吉は…ゆいなをとことん愛していた。

私はその愛を受けることもないのに。

羨ましい。

ゆいなの一番になりたいのに。

ゆいなはとある日私に言った。

『あやはさ漫画の主人公みたい』

どういう意味なのか分からなかった。

でもゆいなは私を羨ましがっていたことは少し理解できた。

だけど私は住吉 奏樹が羨ましいよ。

この作品はいかがでしたか?

30

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚