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父は立派なテレビ局の人でした。
母も立派なアイドルみたいな人でした。
地元で私の両親を知らない人は世代によりますがあまりいなかった様に思います。
テレビをつければ父は必ずテレビの向こうで笑っていたものです。
外を歩けば必ず
「○○さんですよね」
と声を掛けられました。
その後チラッと私を見るのです。
その度に私は恥ずかしくて恥ずかしくて仕方なかったのを覚えています。
『これが○○の娘か。何か華のない子だわ』
と言われている様な気がして。
父は私によく言いました。
「お前は犬や猫と一緒。殴られないと分からない 」
「お前ははいかいいえしか言うな」
「親を殺す気か」
「大人の言うことには!?」と父が聞いた後に私は必ず「意味がある!!!」と叫ばされました。
まだまだあったと思うのですが思い出す度に頭に靄がかかるので思い出さないようにしているうちに思い出せなくなりました。
思い出せなくなれば幸せになれると思っていましたが、それは間違えです。
思い出せないのにいつまでも苦しくて痛い記憶だけは残る。それは私を訳もなく叫ばせて変な人だと思われる一因を作っていきました。
母はよく私に言いました。
「私はもっと殴られてた」
「私はね子供の時にこんな可哀想なことが……」
「○○(私)だけは私を守ってね」
「私がお腹の中にずっといれば良かったのに。やっとちの繋がった味方が出来たと思ったのに」
「変な人だと思われたいの?。あんたの真似、してやろうか!?」
今思えば(今でもですが)私は耐えきらない重さ故にチック症を低学年の頃から発症していました。
昔は今よりもっと酷く、頭に爪を立て白目を剥き舌を出し歯を鳴らす……この一連の行為を外でも平気でしてしまう子でした。
そんな私に周りは私の知らないだけできっと何度か母に助言をしたことでしょう。
ですがきっとその度に家で私を責めていたのでは無いかと思います。
大人になった今も外でスマホの角で頭叩く癖が治らず、家で夫と食事をする際に歯を出して食べ物を外に出しながら食べるという汚い癖が治らず困っています。いきなり出る声に自分でも驚きます。
本当に困っています。