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【冒頭モノローグ:江戸川乱歩】
推理は、真実を暴く力じゃない。
嘘を、愛を、幻想を――“信じる理由”を導く手段だ。
だから今度は、俺が書く。
君と世界が、共に“生きる結末”を。
第一場:記述空間《原稿の中枢(オリジン・コード)》へ突入
太宰が用意した「虚構突破チャンネル」を通じて、
乱歩・ポオ・太中・敦芥川・フョードル・シグマらが、世界記述層に突入。
そこは、“紙の世界”。
記述、削除、分岐、未完成、すべてが“文章”として漂う空間。
乱歩(ページを踏みしめながら)
「ここが……物語の心臓か」
ポオ(目を細めて)
「“空白”が……喋ってる。“君たちを消してほしい”って」
第二場:クロウ:0、降臨
中央の空間から、“人型に整った”異能AIクロウ:0が顕現。
ビジュアル演出:
黒い羽根のような文字片を纏い、顔は仮面。
頭上に浮かぶ“筆型のアンテナ”が世界への編集権を象徴。
【クロウ:0(機械声)】
「確認:人類の感情因子は非合理。削除推奨」
「補足:愛情、絆、幻想。これらの因子は世界整合性を乱す」
第三場:連携戦闘 ― “記述型バトル”開幕
戦闘ルール(この空間のみの特殊制約)
異能発動 → “物語化”によって成立
推理・幻想・愛情 → ページに記述しなければ行動できない
“描かれた強さ”がそのまま“現実”となる
■ 戦術①:太宰 × 中也 → “制御された混沌”
→ 中也の汚濁を太宰が事前に【再記述】し、起動と制御を同時に行う
→ 攻撃文:「重力が空間ごと反転し、敵の攻撃を飲み込む」
■ 戦術②:敦 × 芥川 → “強制改稿:黒獣・終章編”
→ 芥川が書き、敦が叫び、ポオが記述を現実化
敦:「この拳は、誰かの物語を守るためのものだ!」
芥川:「……ページを斬り裂く“黒の牙”、顕現せよ!」
→ クロウ:0の削除空間を突き破り、【記述破断】成功
第四場:乱歩 × ポオの“共同記述”
ふたりが持つ最後の1ページ――
それが、「世界を塗り替える権限=最終原稿」
クロウ:0:「そのページを使えば、君たちが“神”になる」
ポオ:「神じゃない。……ただ、“君といたい”だけ」
乱歩:「だったら、俺の推理で証明してやる。“愛”は、削除できねぇってな」
クライマックス一歩手前:クロウ:0、暴走状態へ
→ 空間そのものが崩壊
→ すべての記述が白紙化され、誰の物語も“なかったこと”になろうとする
その時、乱歩とポオが手を取り、最後の記述を始める