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ゆゆ

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のりもちさん
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「こんな僕じゃもう守れないのかい」
🩷💛死ネタです。本当に重いので苦手な方は🔙
重い話しか書けなくて申し訳ないですm(_ _)m
1話で完結させたので超長いです
じめじめと湿気じみた6月、勇斗は重い瞼をゆっくりと開けて外の景色をぼんやりと眺める。
「…雨、」
雨。それだけで彼を思い出してしまう、人生の半分を共にした愛しい彼。
1年前の今日、俺と仁人は大喧嘩をした。理由は覚えてないほど単純な事。
「もう仁人の勝手にすればいいじゃんそんな事で怒んなよ」
「っ、は?怒んなよって俺は勇斗を思って、」
「いつもそれで片付けてさ、自分のせいにしないよね何?いつも俺が悪いの?」
「…もういいよ。」
「、っおい、」
仁人はスマホを持たず財布だけ持って家を出てしまった。それだけならいいのだが時間は深夜、そして警報が出るほどの大雨だった。仁人は傘を持っていない。
けど俺は動けなかった。いつもは飛び出すように仁人を探しに行くのにすぐ探しに行かなかった。
「…すぐ帰ってくるだろ」
雨の日に喧嘩した事は何度もある。そういう時は公園のベンチで1人雨宿りしている事がほとんど。
そこでインターホンが鳴る。仁人だ、と思ってドアを思いっきり開ける。そこに立っていたのはここのマンションに住む管理人の人だった
「はい、」
「ああ佐野さん!良かった、実は最近夜中に刃物を持った男が近所を彷徨いてるらしいの。目撃情報も多数だから夜中は気を付けてっわっ、!!」
俺は傘を持って管理人の話を全て聞く前に家を飛び出した。仁人が危ない、こんな天気なのだから男も彷徨いてるに違いない。
「っ仁人、!!仁人!!!」
いつもの公園に行くが返事は無い。返事をしているのかもしれないけど大雨で何も聞こえないし視界も悪い。
「っどこだよ、」
そんな確率で通り魔に会わない。きっとどこかにいるはず、大丈夫。そう言い聞かせながら公園中探し回る。
「…と、」
「…え、?」
聞こえた確かに聞こえた。仁人の声が。周りを見渡すと奥の木に座り込んでいる人影が見えた
「仁人!!!!」
俺は傘を投げ捨ててぬかるんだ地面でバランスを取りながら走った。
そこには傷を手で強く抑え腹部から血を垂れ流した青白い仁人が座り込んでいた
「嘘、嘘だろ、仁人!!」
こんなの通り魔以外ありえない。なんで、なんで仁人なんだ。
仁人を傷口をポケットに入っていたハンカチで抑えて上着を肩にかける
「っ救急車、!」
「はやと、ごめ、」
「喋るな!!、血が止まんない、」
大粒の涙で仁人の顔がよく見えない。そして隣のおつまみや酒などが入ったビニール袋が目に入る
「俺、勇斗に謝りたくて、、仲直りした後に一緒に部屋で飲みたくてっ、」
「…は、?なに、なんだよそれ、、」
だから仁人は財布だけ持って家を出たんだ。
「ごめん、ごめん仁人っ、ごめん、っ、」
なんで俺はすぐ迎えに行かなかったのだろう。仁人を捕まえて同じ傘に二人で入って家でいつも通り過ごそうとしていたのに。
そう思っていたのに身体が動かなかった
顔を俯かせていると冷たく小さな手が勇斗の頬に当てられる。
「っねえ、勇斗、今日の喧嘩許してくれる、?」
「許すもなにも、、俺が、俺が悪いのに、」
「仲直りのハグ、は、?」
「っあっ、」
俺は涙が止まらなかった。腹部を深く刺されているのにも関わらずいつも通り接しようとしている。
勇斗は仁人の背中に優しく手を回し涙でぐちゃぐちゃな顔で見つめ合う
「勇斗暖かい、大好き…」
その瞬間自分の背中に回っていた手がぶらんと落ちていった。救急車が来る前に仁人は静かに息を引き取った。
仁人の死はあっという間で儚いものだった。そして事件から1年後の今日、仁人が好きだった近所の海へ向かう。
「ごめんね仁人。仁人は優しいからこんな事望んでないよね。でも俺は仁人が大好きだよ」
写真に写った仁人に優しくキスをしその写真を手で握りしめたまま勇斗は暗い海に沈んでいった。
コメント
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はじめまして。 とても読みやすい文章で他の作品も是非拝読したくコメントお送りしました。 相互フォローの検討をよろしくお願いします。

初めましてコメント失礼します。 以前から作品を読ませていただいております。よしよろしければ相互フォローご検討いただけますと幸いです。 よろしくお願いします。

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