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ゆ。
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仁人side
仁人「・・・は?」
この人は何を言っているんだ…???
ハウスキーパーに付き合ってって言ったか??
勇斗「ん?どした?」
なんでこの人はそんな普通そうな顔出来んだよ。
仁人「ハウスキーパー、はそのような仕事は
承っており、ま、せん…」
勇斗「ん〜?でも田辺さんからはなんでも
言っていいって言われてるよ?」
田辺さん佐野さんファンだからって
とんでもないことを…
仁人「まぁするかしないかは置いといて
なんでそんなことを?」
勇斗「話聞いてくれる?」
仁人「話は一応、事情があるなら考慮しますけど…」
勇斗「ありがと」
佐野さんの話によると、
最近酷いストーカーに付きまとわれているらしい。
会社からも警告されていて仕事に集中できないから
彼女のフリをしてくれる人を探していたらしい。
会社からはマネージャーさんを
提案されたそうだが断ったそうだ。
仁人「なんで断ったんですか?」
勇斗「あー…実はさ、
俺、女性恐怖症なんだよな」
仁人「え!?」
嘘だろ?
だって、ドラマとかで彼氏役とかめちゃくちゃ
やってるし、ファンだって女性が多いだろう。
勇斗「そりゃ顔には出さねぇけど
昔女子にまとわりつかれたのがトラウマでさ…」
モテすぎるというのも大変なんだなぁ…
まぁ俺は、一生体験することの無いものだ。
俺は自分で言ったことに虚しくなっていた。
仁人「だからって男の俺に?」
勇斗「普通の男だったら絶対断んじゃん?
でもハウスキーパーの業務として頼んだら
してくれるかなって」
仁人「業務?」
勇斗「そう。給料上乗せするからさ」
仁人「それって、契約恋愛ってことですか…?」
勇斗「まぁ言っちゃえばそうだな」
えぇ…そんな漫画とかドラマとかでしか
見ないやつを実際にするのか?
やだなぁと思いつつ、
俺は少し受けてみようかなという
気持ちになっていた。
なぜそんなことになったか。
実は、俺には”推し”がいる。
昔鹿児島のローカル番組に出ていたアイドルだ。
しかも、俺の従兄弟。
アイドルに詳しくはないとはいえ、
その人のことだけは追いかけ続けてきた。
大学生になった今でも絶賛推し活中だ。
親戚で集まる時とかに会うから
歳が離れた優しい兄ちゃんみたいなイメージなので
あまり推しとして意識したことは無いが、
アイドルの時のギャップにいつもやられている。
初めての推し、初めてできた憧れの人。
易易とハマってしまった。
そんな中、彼らアイドルは供給が凄まじい。
ぽんぽんグッズを出すし、ランダムが多い泣
兄ちゃん(従兄弟)のグッズ出したいのに
自引きで来てくれることがほぼない。
いつなんどきでも金欠だ。
だから、このハウスキーパーの給料の上にさらに
追加という話を聞いて揺れているという訳だ。
仁人「まぁ、お金出してくれるならいいですけど…」
勇斗「なになに?お金必要なの?」
仁人「・・・ええ」
勇斗「ならぴったしじゃん!!よろしく!」
軽すぎるなぁ…ま、フリだしいいか。
これも推し活するため!
推しのために頑張るぞ!!!
勇斗「今日はもう遅いから泊まっていきな。
あっ、明日なんか予定あるとかない?」
仁人「大丈夫ですけどいいんですか?」
明日大学は休みだ。
勇斗「いいって笑
明日からよろしくな」
仁人「でも今日は代わりなんで
田辺さんが次から来ると思うんですが…?」
勇斗「連絡済みだから大丈夫。
次からずっと君に来てもらうことにしたから」
仕事が早いなぁ…
田辺さんごめんなさい…
𝐞𝐧𝐝☕︎︎𓂃 𓅇
次回忘れられていた自己紹介編ですo(*゚▽゚*)o
コメント
2件
好きです🫶🏻