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ゆ。
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仁人side
仁人「・・・改めまして、
この度佐野さんのハウスキーパー…兼恋人?
として働かせていただきただきます。
吉田仁人です。歳は21歳になったばかりです」
勇斗「おっ!俺の一個下?」
仁人「えっ、佐野さん22なんですか?」
勇斗「そーだよ。
なんも公開してないからなー俺笑」
普段はおちゃらけキャラだが
みんなをフォローする姿や、
支える姿が大人だとファン間では
よく言われているらしい。
しかしあのグループは25以上の人も多いらしいから
どちらかと言えば若い方だろうな。
(推しのテレビ見るためつけたチャンネルで
たまたま特番やってた時の情報)
勇斗「俺は佐野勇斗。知ってるかもしれないけど
アイドルと俳優やってます。」
・・・知ってる。
勇斗「というかさ?
1個しか変わらないんだったら敬語やめてよ。
さん付けももういいよ」
仁人「いやいや!利用者の方には
馴れ馴れしくしないというルールですので…」
勇斗「俺がいいって
言ってんだからいいんだって!
これからは名前呼びもしてもらわなきゃだし」
仁人「名前呼び!?」
勇斗「当たり前じゃん!
だって俺ら付き合ってんだぜ?」
仁人「付き合ってるって…」
なんか軽くないか?
こんな会って数分のやつなのに
こんなに親密に…
勇斗「はいっ!リーピートアフターミー!」
佐野さんは自分を指さした。
勇斗「はやと!」
仁人「・・・はやと」
勇斗「イェイ!ナーイス!!」
仁人「ふざけないでください!!」
勇斗「まぁまぁ笑、慣れてよ」
仁人「もぉ…」
勇斗「じゃあこれも”お願い”にするね」
仁人「恋人業務の一環ですか…」
勇斗「そっ!」
仁人「分かりました。
じゃあ敬語は無しで、名前呼びも致します…」
勇斗「物分りいい〜♪」
全くこの人は…
なんだか悪い方向に流された気がするが
業務なら仕方が無い。
これで兄ちゃんの推し活もできるし
不利益では無いだろう。
仁人「でも!あくまで
ハウスキーパー中だけですよ!」
勇斗「はいはーい」
仁人「じゃあ…よろしく?勇斗」
少し恥じらってしまったが何とかいけそうだ。
佐野さんはそれを見てニコッと笑った。
・・・この笑顔は確かに危険だ。
俺が女だったら好きになってたかもしれない。
俺じゃなくてファンの子に、
向けてあげればいいのに。
勇斗「なんか照れてる?」
仁人「は!?そんなんじゃないし!!」
勇斗「・・・へぇー?」
にやにやしてこっちに寄って来る。
仁人「ちょ、な、なにして」
勇斗「じゃあ、こういうこともしたことない?」
唇が触れ合いそうになるぐらい顔を近づけられた。
仁人「あっ…」
心臓がバクバクしすぎて痛い。
これは好きとか嫌いとか男女とか関係なく
恥ずかしくなっちゃうだろ!!
仁人「や、やめ」
勇斗「なーんてな!!」
は?
勇斗「何?本気にしちゃった?かーわいい笑」
仁人「・・・」
さっきまでちょっと照れていたのが
馬鹿らしくなってきた。
嫌いだ、こいつ。
勇斗「あれ?仁人?」
仁人「・・・バカにしてくるような人が
俺の名前呼ばないでください」
肩に置かれた手を払い除けて
佐野さんの家を出た。
一応最後に、問題なら店に報告してください。
とは言っておいたが。
本当に腹が立つ。
図書館で本でも読んで落ち着こ。
数時間後
・・・えっ普通にやばいこと言ったくないか俺?
ちょっとからかわれたぐらいで
ガチ切れしてるやつだよな…冷静に考えたら泣
で、でもあっちだって限度を超えてた気がす
“佐野さんの言うことはなんでも聞いて”
頭の中に田辺さんの顔が浮かぶ。
仁人「あぁ…多分契約解除だよなぁ」
本を読みながら内心荒ぶっていると、
案の定店長から電話がかかってきた。
仁人「もし、もし?」
店長「あっ、もしもし吉田さん?
ちょっと今さっき佐野さんから電話があってね」
仁人「・・・はい」
店長「佐野さんね…」
𝐞𝐧𝐝☕︎︎𓂃 𓅇
コメント
3件
もー💛さんったらおちゃめ(???)