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舞踊《ぶよう》それは曲に合わせ、身体の動きによって、感情・意志を表現する動作。
紅たちはそんな舞踊を好んでやっていた。

紅は総じて何でもやった神楽舞(巫女舞)・日本舞踊・伝統民族舞踊・古典舞踊、等など

優とアレンは伝統民族舞踊・神楽舞(巫女舞)を、風蘭は神楽舞(巫女舞)・洛神水賦らくしんすいぶ(水中で踊ること)を、マサキは剣舞・伝統民族舞踊をそして鎌之介は神楽舞(巫女舞)・炎舞と、とても楽しく踊り舞っていた。

それぞれが得意分野を伸ばし苦手なところ補っていく………妖怪達にとって楽しい楽しい行事。

人間はもちろん他の妖怪や神様だって、この6人の舞踊を見ると魅入られるに違いない。それくらいに、彼女、彼等の舞踊は洗礼され美しくあった。激しくも美しく舞う、紅。優雅さがありながらも何処か儚げな優。水中の舞(洛神水賦)なら誰よりも得意な風蘭。武器を用いての舞で美しく舞うマサキ。笑顔をたえず舞えるアレン。そして炎や風を利用した舞が得意な鎌之介。

衣装はその時よって違う。着物や民族衣装時もあれば私服のときで踊ることもある、私服のときでさえも、優雅な紅たちは見劣り等せずに舞うに舞い続ける。

時などを忘れてしまえるほどに、見惚れてしまう。そんな彼等の舞を見たものはほとんど居ない。時々彼らは夜遅くの神社や廃れた神社、公園等にどこからともなく現れては舞うがそれを見れるのは一握りの者たちでないと見れなかった。

風蘭の場合は水を浮かせて持ってくるのだから吃驚するものもいただろうがそんなの、気にならないくらいに美しいのだから。

彼女、彼らは偶に舞踊で対決することもある。どちらが長く舞っていられるか、上手く舞えたかを競い合う、そしてお互いを高め合うことによってより一層美しく成長する。舞踊に関してはまだ誰が一番かは決まっていない。だって舞踊は彼らにとって楽しむものだから順位をつけるなんてそんなそんな な、彼らは得意分野も違えば一人は水中で、人の姿のまま何か月も舞えるのだ。

本当に化け物並みで愛おしい者たちだ。


紅「ふぅ~、さてこれくらいにしときますか。優達〜そろそろ舞踊はおしまいにしてのんびりとお茶にでもしない?」


優「あぁ、分かった。」


風蘭「分かりましたー(水中)コポコポ.。o○」


マサキとアレン「は~い」


鎌之介「あ~?もう終わりか?」


アレン「もうって、鎌之介僕たちがいつから踊ってるのか覚えてますか?」


鎌之介「あぁ!3日くれぇだろ?」


マサキ「ちげぇよ、5日だぞ」


鎌之助「あ~?そうだっけか?」


風蘭「そうですよーもう5日は経ってますー」水中から抜け出して言う


鎌之介「なら、短けぇじゃねぇか!」


優「アホか舞踊は何日間も踊ってもいいが、そういうことでは無いだろ(呆)」


紅「フフフ、そうね。私達ならずっと舞い続けることが可能だけど、たまには休憩はしないと、いつか疲れて舞うのが楽しくなくなっちゃたら嫌だもの。ね?だからここらで休憩にしない?」


鎌之介「(・д・)チッ!しゃーねーなー。紅が言うからそうするぜ!」


紅「ありがとう」


ちなみにこのときの彼らの服装は紅、民族衣装。優、私服。 風蘭、民族衣装。マサキ、着物。アレン、私服。鎌之介、私服である。


紅「さてお茶したら汗もかいてるし大浴場でお風呂にでもしない?」


風蘭「賛成ですー。もう汗がベトベトですー」


アレン「え?風蘭ってずっと水の中にいたのに汗ってかくの?」


風蘭「かきますよー?見てくださーい。このビショビショ具合を」


優「それは汗というより水だろ」


風蘭「まぁ、そーなんですけどねー。」


マサキ「だろうね」


風蘭「ミーは人魚がいるんですよー?水も汗も一通りに操ることは可能ですー。ということで、ホイもう汗も水もなくなりましたー。」


紅「まぁ、それくらいは私達もできなくはないけどね(苦笑)」


風蘭「そうですけどー」


鎌之介「だぁ~!おい!早くお茶にして風呂入ろうぜ!菓子はあるよな!?✨✨」


紅「ハイハイ、分かったわ。もういくわ……あとお菓子はあるわよ」


鎌之介「よっしゃ!俺は饅頭がいい」


風蘭「じゃあ、ミーは羊羹が食べたいですー」


優「蕎麦が食いてぇ」


アレン「それはお菓子ではありませんよ!?優!」


優「うるせぇ!バカもやし!それくらいわかってる!」


マサキ「俺はいちごのショートケーキ♪」


紅「見事にバラバラね〜。まぁ、どれもあるから自分たちで取ってきなさい」


優達「「「「「オウ/は~い/分かりました」」」」」


紅「ホジャマ、これにて”舞踊”はおしまい皆さんありがとうございました。m(_ _)m」


アレン「紅?誰に向かって言ってるんですか?」


紅「なんでもないわ。さぁ行きましょうか。」


           END

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