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疲れ果て、再び食べることへ依存 「わたし、本当は黙りたいんです、うるさくて申し訳ありません」ティアは幻聴が聞こえていない時はミリアと会話ができます。「わかっているわ、でもあなたは今まで言えないできたのよ、そのうち落ち着くと思うから」どうしても夜まで続くようなら精神安定剤の注射で薬を投与して眠ってもらうしかありませんでしたが、なるべく話させるようにもしています。それで幻聴の内容がミリアにもわかるからです。ティアの幻聴の内容は彼女を馬鹿にすることが多いようです。彼女が読書室に通い、賢くなることにこだわりながらも行動もやめられないことが言葉を損ない、彼女の劣等感をますます強くしているのです。ティアは子供の頃からずっと賢くなりたかったのにどうしても疲れて行動に逃げてしまうということは話してくれていました。
こんな状態では軽作業を休ませていますが、あいかわらず食事の時間が楽しみのようでした。
食べていれば黙ることもできるためティアはもう行動に頼れないと思いながらも食べることにたいする依存を断ち切れませんでした。