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___________________________芬side
肌が冷たい気体に触れ、それに体温が奪われていく。
その感覚で起きてしまい、目を開けると見慣れない部屋に居た。
何処かのホテルの一室の様に生活で必要な家具はある程度揃っており、
その所為で此処は何処なのかがより一層分からなくなる。
其れ等の答えを探す為、眠い目を擦りながら頭を働かせる。
…俺の正面に取り付けられた扉を見て、少しこんな好奇心が湧いた。
【この扉は何処に繋がっているのだろう】
…俺は扉を開け、外へと一歩を踏み出した。
…扉の外の景色は、綺麗な青空が広がる屋外…という訳ではなく、其処は 何処かへと繋がる廊下で。
廊下を左に曲がった先には下りの階段が。
階段の先は明るく、電気も付いている様だった。
階段を下ると、玄関の様な空間に出た。
右の方についている扉越しに、聞き覚えのある声が。
「…ロシアとソ連…?」
おそらくリビングに繋がっているであろう扉を開けると、
昨日見たばかりのリビングの景色と、2国の姿が。
「起きたか。おはよう、フィンランド。」
「おはよ、あのさ…、今日起きたら知らない部屋に居たんだけどさ…、」
「…ああ、あれはお前専用の部屋だよ。」
「…俺専用の、?」
「まあ空き部屋もあったしな。」
「…じゃあ起きたらあの部屋に居たのは…、」
「お前が昨日寝落ちしたからな。起こさない様に運んでやったんだよ」
「…ごめん、重かったでしょ」
「お前が重いだって?本当に食ってんのかってぐらい軽かったがな。」
「…そ、そっか、」