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桃×青 殺し屋パロ
地雷の方は自衛をお願いします
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?『ねぇ!グスッ…死なないでっ..しっかりして!!….グスッ』
?『まろっ!』
【青side.】
最近こんな夢をよく見る。相手が誰なのかどういう関係なのかは知らない。ただ誰かの腕の中で”まろ”と呼ばれ目が覚める。
俺はIf。物心がついた頃から殺し屋をやっていた。なぜ殺し屋を始めたかはわからない。だけど真っ黒に染まった世界を綺麗にするために殺し続けていた。そのために剣技を磨いた。俺の生きる意味は汚い人間どもを排除し、平和な世界を作ることだった。苦しい思いをさせないために、あいつらを守るために。あれ、でも俺は誰を守りたかったんだろうか。
今日はとあるファミリーから招待を受けてそことの顔合わせだった。俺は今まで1人で殺しをしてきたが上からの命令で、ファミリーに入ることになるらしい。名前はたしか”ダイス”。ファミリーの中でもずば抜けて強いところらしい。メンバーは元々6人だったがそのうちの1人が亡くなってしまったらしくそこに俺は入れられたみたいだ。まぁ俺にとっては強ければなんでもいいのだが。
指定された場所につき部屋に入ると派手髪の5人が立っていた。
桃『初めまして、俺はないこといいます。』
少し派手なピンク髪。この人がここのリーダーらしい。
赤『俺はりうら!よろしくね』
少し幼い面影が残る青年。チームの中では1番若そうだ。
水『ぼ、僕はほとけっ!いむくんって呼んでね..?』
満面の笑みで話しかける男。彼はハッカーと聞いたがあまりそうは見えない。
白『僕は初兎や、わからんことがあったら聞いてな?』
白髪の穏やかそうな青年。1番優しそうで話しかけやすそうだ。
黒『俺は悠祐や!みんなからアニキって呼ばれてるで笑よろしくな』
毛先が黄色がかった長髪の男。本当にみんなのアニキという感じがした。
『初めまして、いふと申します。これからよろしくお願いします。』
桃『よろしく、まろ』
『えっ..まろ…?』
夢と同じ名前…あの夢はこの人たちが関係しているのだろうか、でもこの人たちはいま初めて会った。初対面なはずだ…ということは偶然…?
桃『あっ嫌だった?まろっぽいな〜って思って笑』
『えっあっ..いや、全然…』
桃『そう?それならよかった!よろしくね、まろ!』ニコッ
『俺たちファミリーでシェアハウスしてるんだ!部屋は1人1部屋、共同スペースは当番制で掃除とかかな。飯は当番制だったんだけど今はアニキやりうらがやってくれてるかな。』
『あぁ、そう…なんですね』
桃『もう、敬語じゃなくて大丈夫だよ!みんなタメでいいから笑名前も呼び捨てでいいよ笑』
『えっ、あっ…あぁ』
桃『まろの部屋は廊下でて5番目の部屋ね!案内するよ』
『あぁ、ありがとう』
部屋へ行くと、そこは紺を基調とした部屋でシングルベット1つに仕事用のデスクがありとてもシンプルだった。
桃『必要なものはだいたい揃ってると思う!なんか聞きたいこととかある?』
『いや、大丈夫』
白『ないちゃーん!まろちゃーん!きてー!』
桃『あっ初兎が呼んでるわ笑まろっ行こっ!』
『あぁ..』
リビングではアニキが料理をしていた。これから夕飯だろうか?
黒『今日はまろがうちに来たってことで豪華やで〜!』
白『まろちゃんの歓迎会や!!』
水『おいしそー!!』
『えっ?』
桃『ほらまろも席につこ!』
『えっ..いや俺はゼリーとかで充分..』
桃『それはダメ!アニキの料理マジでうまいから!!ね?』
『えっ..あぁ、』
この人たちは本当に殺し屋なのだろうか..?もしかしたら明日、任務で死んでしまうかもしれないのに。いくらファミリーとはいえ、仲が良すぎないか?
黒『ハンバーグもあるで!まろ、食べてみてや?』ニコッ
『えっあぁ、うん、いただきます』パクッ
『んっ…うま..』
桃『でしょ!!』
黒『それならよかったわ〜!おかわりもあるからいっぱい食べてな笑』
久しぶりに暖かいご飯を食べた気がする。それにどこか懐かしい味がした。
桃『今日は飲むぞー!!』
ないこがそういうとみんな酒を持ってきて各々飲み始めた。酒は好きだが、誰かと飲むのはいつぶりだろうか..そう思いながら俺も1番近くにあったレモンの酒に手をつけた。
しばらくすると夜も更けて、がぶがぶと飲んでいたりうら、ほとけ、しょうの3人はソファで寝落ちていた。アニキはそんな3人を見ながら酒を飲んでいた。
俺は1人ベランダで飲みなおしていた。やっぱり1人で飲む方が気が楽でいい。
桃『まーろ!』
ふと後ろから声が聞こえた。
桃『ここにいたのか笑俺も隣で飲んでいい?』
『ん、構わんで』
桃『ありがと』ニコッ
そう言ってベランダに出てきて俺の隣に立った。
桃『まろ、なに飲んでんの?』
『ん、レモンのやつ』
ないこは桃色の缶を持っていた。おそらく桃の酒かなんかだろう。こいつ表情をころころと変えて犬みたいだな…
『ジーっ』
桃『そ、そんな見つめないでよ!なに?笑』
『いや..なんで俺のことまろって呼ぶんかなって…いふにかすってすらないやん、』
桃『ん〜なんとなく!まろっぽいから笑まろって呼ばれんの嫌?』
『嫌とかじゃないけど…』
桃『ならいいじゃん!』
『俺らファミリーめっちゃ仲良いでしょ!』
『おん、殺し屋とは思えんくらいに』
『もしかしたら明日死んでしまうかもしれんのに、』
桃『ふふっ…絶対に死なせないよ、死にそうになったって意地でも助けに行くし見捨てない。大切な仲間だから!』
『….あっそ』
桃『あっそって何!笑』
『….でも俺がここに移動してくる前に1人おったんやろ?』
桃『…..うん、いたよ』
『かっこよくて頑張りすぎちゃったりして、普段は甘えてきたりするのに仕事のことになるとめちゃくちゃ真面目に対応してくれて、』
『でも甘え方がわからないのか、ちょっと不器用で笑』
『ふーん、』
桃『まろは”その人は死んだ”って聞いてる?』
『まぁな、』
桃『そっか…』
『そう..だよね…』
『えっ違うん?』
桃『….本当は生きてるんだ。でも頭の打ちどころが悪かったみたいで、記憶喪失になったんよね。』
『そうなんや..』
桃『だから俺らのことは覚えてないし、そもそも俺達と出会ってないことになってるんよね、』
『じゃあ俺はそいつに劣らんように頑張らないとな笑』
桃『期待してるよ笑』
『おん、』
ないこは少しだけ寂しい顔をした。それほどその人の存在が大きかったのだろう。
ふと目を覚ますとすでに朝日が昇っておりいつの間にか寝てしまったのだなと思った。隣を見るとないこがすやすやと気持ちよさそうに眠っていた。どうやらここは俺の部屋のベッドの上らしい。酒を飲んだあとそのまま寝落ちてしまったのだろう。
桃『んっ…まろ..?』
『あぁ、ないこ、おはよう』
桃『んっおはよ…』ギューッ
ないこはそういうと俺の方によりハグをしてきた。こいつ距離感バグってんのか?
『ないこ、あんまくっつくなや』
桃『ん〜?…はっごめんっまろ』
『別にええけど動きにくいんよ』
桃『..っリビング行こっ//』
ないこは少し顔を赤くしながら俺にそう言った。自分でやって照れてるのだろうか。そう思いつつ、ないことリビングへ向かった。
リビングへ行くとアニキが朝飯の用意をしてくれていた。
『アニキ、おはよう』
黒『まろ、ないこ、おはよう!』
『朝飯できてるで〜』
桃『おはよアニキ、子供組は相変わらずゲームか笑』
水『あっないちゃん、いふくんおはよー』
『って初兎ちゃん妨害しないでー!!』
白『俺が1番になったるでー!』
赤『りうらも負けないからな!!』
『…子供組?』
桃『あぁ、まだまだガキっぽいから子供組笑反対に俺らは大人組って呼ばれてるんよ笑』
『ふーん、』
黒『あっ今日、夕方に任務入ったから準備しとけよ?子供組には言ってある』
『任務…』
桃『今回はどんな奴らなん?』
黒『今回は麻薬取引を違法でしてる組織の壊滅や』
桃『了解、後で作戦をたてよう』
任務の時はないこもリーダーっぽくしっかりするんだと思った。
桃『ん〜!!やっぱアニキの料理はうまい笑おかわりー!!』
前言撤回。やっぱないこはないこやった。おまけにほっぺに米粒ついてるし..
『ないこ、ほっぺに米ついてる』
桃『えっあっマジ?』
『ほらっ..』クイッパクッ
桃『へっ..?!?!』
ないこのほっぺについた米をとり食べるとないこは顔を真っ赤にして俺を凝視していた。
桃『へっ?!食べた?!』
『お、おん…あかんかったか..?』
桃『普通食べる?!マジでびっくりした』
『あぁ..?ごめん..?』
黒『仲ええな〜笑』
朝飯を食い終わり、今日の任務についての会議が始まった。
桃『りうらといむはアジトから少し離れたここにいて。』
『りうらはこっから敵を狙撃、いむはここでアジトのデータベースにアクセスして監視カメラをオフにして。』
赤水『りょうかい!』
桃『アニキはいつも通り入り口付近にいて。誰か負傷した時に備えていて。』
黒『おう!まかせろ』
桃『で、俺とまろ、初兎でアジトに乗り込む。まだアジトの内部がよくわかってないから中に入ってからの動きは臨機応変に対応してもらえると嬉しい。』
白『りょうかい!』
桃『なんかあったらいつも通り無線機を渡すからそれで連絡して』
ふと思った。遠距離を得意とするりうらとハッカーのほとけのペアだともしそこに襲撃者が来た場合、詰んでしまわないだろうか。それとヒーラーのアニキを1人にしても大丈夫なのだろうか。普通に考えてりうら、ほとけ、アニキを俺ら3人の誰かにつけて2人ずつのペアで行った方がいいのではないかと感じた。
桃『まろ』
『えっ、あぁちょっと考え事』
考えすぎていてないこの話をちゃんと聞いてなかった。
桃『まろ、りうらといむを2人だけで配置して大丈夫なのかとかアニキ1人で大丈夫なのかとか思ってたでしょ』
『えっ、あっうん..』
桃『大丈夫、りうらも1番得意としてるのは狙撃だけどガンナーとしての腕もいい、いむはハッカーだけどナイフ捌きもピカイチ、だから近距離戦でも戦えるんだ。』
『アニキは一応ヒーラーだけど剣もいけるし武器がなくても拳で戦える体術が備わっている。とりあえずみんな自分の身は自分で守れるように鍛えてるんだ。』
『そう..なんや…』
これがここのファミリーがずば抜けて強い理由なのだろうか。他のファミリーは所詮人は捨て駒で死んでしまったら新しく呼べばいいという考えのところが多い。このファミリーに所属する時それを覚悟で入ったがどうやらここは違うみたいだ。”絶対死なせない”そういう思いがあってこのファミリーはメンバー個人がしっかり鍛え支え合うから、強いグループとなったのだろう。
『ん、了解。ないこ、しょうよろしくな。』
白桃『うん!』
こうして会議は終わった。
任務の用意をしてたらあっという間に日は落ちていってしまった。アジトに乗り込むために車を走らせついた先は廃れた家だった。
みんな定位置につきないこの合図で乗り込んでいった。
中に入ると到底、人がいるとは思えないような場所だった。が気配は感じるからいるのであろう。それにしても汚いところだった。心なしか悪臭もする。
ツーツー
水『ないちゃんたち!ボスの部屋はこの建物の最上階にある。おそらくボスはここにいる!!』
無線からほとけがこう伝えた。
桃『ボスは上だ。だから上に向かって行こう』
白『了解!』
ないこの声で俺らは上の方に向かって進んだ。が少し違和感を覚えた。
白『なんか人、1人も出てこうへんな?』
桃『たしかに気配はするんだけど…』
その時点で既に怪しいとは思った。がたいして強くないだろうと思っていた。
ボスがいるであろう最上階の部屋に行くとそこはすごく広い部屋だった。そしてその真ん中にボスは座っていた。
ボス『やぁ、君らは…ダイスファミリーかな?』
『ダイスファミリーが何のようだ?』
桃『…..この組織を潰しにきたんだよ!!』
ないこが大声で言った瞬間、銃を構え撃ち殺す用意をしていた。
ボス『やれるもんならやってみーや笑』パチンッ
ボスはそういうと指を鳴らした。そうするといたるドアや窓から手下だと思われるやつがぞろぞろ乗り込んできて俺らは完全に囲まれた。
ボス『さぁ、俺を倒せるかな?』
桃『チッ囲まれた…やるぞっ!』
ないこがそう言ったのと同時に動き出した。俺は1番近くにいるやつから順に長い刀でザクザクと切り裂いていった。しかし数が多くてキリがない。
白『ないちゃん!まろちゃん!ふせて!!』
しょうがそう言った。しょうは俺らがしゃがんだことを確認して毒針を360度いろんな方向へまいた。それにより敵陣は一気に倒れていった。
桃『初兎ナイスっ!!』
白『ないちゃんたち毒針刺さらなかったー?』
桃『俺は大丈夫だよ!』
『俺も大丈夫』
桃『俺もやってやるか!』
そういった後ないこは銃を二丁構えて敵の心臓目掛けて撃ちまくった。ないこは見事に敵に命中させ敵がバタバタと倒していった。
桃『よいしょっ』
ないこが次々に倒していく中、背後からないこのことを刺そうとしている人影が見えた。
『ないこ!後ろっ』
桃『えっ…』