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明那”牢獄”
『…何日目でしょうかね』
【うん、ほんとにわからん】
[段々と近づいてきてるのは変わりません、]
朝御飯は一人一枚ずつの食パン、今日はこれだけだ
俺たちはここに長くいるから、服とかも着替えてないし、お風呂にもいれて貰えない
正直、体臭がやばい、慣れたけど
【足音がする…誰かきたかも】
こんな夜中に見回りなんて前まで来なかった気がするんだよな…
とにかく俺たちは寝たふりをした
起きてたらなんかあやしまれそうだし
足音が俺たちの牢獄の前で止まった
《…おい》
その声には聞き覚えがあった
『…!葛葉?』
声を聞いていたのか、3人もゆっくり目を開けていた
《よッ、大丈夫…ではなさそうだな》
『なんでここに… 』
[ッ貴方は?]
《俺?俺はぁ~…あきなの友達だよ》
【友達がどうして?】
《あと3日後だ、執行まで》
〖そうなんだ…結構たったね…〗
みんな驚きもしなかった
だって決められていた運命なんだから
《単刀直入に言う、こっちも長くここにいれないからな》
《執行の時、お前らを助ける》
『え…?でもそんなことしたら…』
[信用できません]
俺の言葉を加賀美さんが遮った
《なんで?》
[大体どうやってはいってきたんですか?ここに来るには王宮の中を通る必要がある、ばれたら殺されますよ?]
《あー、特権ってやつ?少しな》
〖信頼できない…〗
【同感、いくらなんでも初対面の奴を信じろって言われてもそれは無理だろ】
《つまんねぇな~赤髪~》
【ローレンだ】
《そ、まいいや、信じられないなら待っとくといい、時間がないし俺はいく》
そういって、葛葉はいってしまった
〖あきなの知り合いなの?あいつ〗
『友達?かな、少し性格がひね曲がってるけど、いい人だと思うよ』
三人は納得したのかは分からないが頷いてくれた
でも俺でもどうやって葛葉がここにきたのかは分からなかった
湊”??”
数日前、俺らはセカンサーズにきた
一応変装して
ただ、この間の戦争の復旧作業が続いており、宿などはほとんど使えなかった
{僕の家も知らない間になくなってるんですよね}
《国民の前で撃たれたからな》
そのとき、不意に後ろから声をかけられた
〈あのぉ~…〉
俺はその声に聞き覚えがあった
〔えっと…なんかようですか?〕
〈いや、少しそこの者と話がしたくてですね〉
それを聞いた瞬間回りの三人は身構える
多分、気づかれたんじゃないかと思ってるんだと
「…そんな不審者みたいに話しかけなくても分かるよ」
「イブ」
〈あれ、ばれちゃったかー〉
そういってイブはフードをとった
{イブラヒム…さん…?}
もちさんはほんとにいたんだといわんばかりの視線を送っていた
〔どんなようなの?〕
〈いやー、もしかしたら宿に困ってるかなーって〉
イブは俺たちの目的を知っていた
俺が生きていることも
だからこの処刑執行のこの日を狙ってここに来ることも予想以内だったらしく、待ち構えていたらしい
ほんと、どこの情報網使ったんだか…
そういうことで、俺たちはイブの屋敷に呼ばれ、しばらくそこで作戦会議!したいところだったが、
相手のことなんてよく分かんないし、王宮の整備がどうなってるのか分からない
確認する手段もない…そう4人が頭を抱えたときに、イブが
〈じゃあ俺が訪ねてみよっか?誰か4人の中で一人ぐらい選んで護衛につかせてくれたら入れると思うよ?〉
やっぱりもつべきは親友だ
俺ともちさんはちょっと危ないということで、葛葉にいってもらうことにした
これが、侵入のための裏の手口であーる!