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あきな”牢獄”
処刑当日…
『…え、あれでやられんの…?』
【まぁギロチンじゃないよりましかな】
〖あれでましとかないでしょ…〗
[一応処刑なんできついと思いますよ ]
そういってる俺らの前に広がっているのは高くまで上がったはりつけだいだった
【だよな…あんなとこから落ちるなんて普通じゃ無理】
<おい!ぶつぶついってないでこい!>
俺らは大人しく、それにしたがった
だって抵抗しても意味ない、周りは軍隊に囲まれてるし、なんなら俺らの手には紐がくくりつけてある
<誰からいくか決めた方がいいんじゃねぇか?>
【へぇー、作戦会議の時間くれるの?】
<ははッ!そんなのやっても意味ないだろう?どうせお前らは死ぬんだよ>
そうやって壮大に笑う新国王を横目に俺たちは話し始めた
[…ここは私かr…]
『いや、俺がいきます』
加賀美さんの言葉を俺は遮った
【は?あきな?】
『ここは新人である俺がいくべきだよ、別に分かってたことなんだ、怖くないよ』
〖…嘘…手、震えてるよ…〗
自分では無意識だった
俺はいまこの現状を怖いと思っている
『…あー、寒いのかもな』
そんな適当なことをいって、俺は誤魔化した
<決まったようだな…じゃあいくぞ!>
結ばれた手を引っ張られ、俺はだんだんと上へ上っていく
他の三人は俺が一番始めにいくことを嫌がるかのように、追いかけてこようとしてるが、それを軍隊に抑えられてる
俺がはりつけだいについたとき、下を眺めるとやっぱ怖いと思った
王が俺を体を縛り、宙に浮いてる状態にされた
刃の先をロープに当てた
これが切られたら俺はそのまままっ逆さま…の、はずだった
切られたと同時に、俺の体は落ちていく、そう思ったとき、切られたロープの端を誰かが掴んでいた
王は小さく悲鳴を上げて、倒れこんだ
下を見ると、3人も周りから軍隊が倒れ始め、驚いているようだった
『…ほんとに助けにきてくれるとは…湊様』
「今は様じゃあらへんからな、それに、俺一人じゃこんなことできんから」
『葛葉がきた時点で分かりました、刀也もきてるんでしょう?』
「せーかーい」
湊様は俺のロープを引っ張り、安全なところへ移動させてくれた
3人も、叶さんや葛葉、刀也に助けられている
気絶している人たちが起きないように、俺たちはすぐに王宮をでた
明那”イブラヒムの屋敷”
俺たちは王宮をでた後、隣の国のイブラヒム様の屋敷にきていた
イブラヒム様は今回の作戦に加わっているらしく、俺ら4人は深く頭を下げた
〈そんな深く頭を下げないでよ?最近セカンサーズの政治が悪いだとかで俺も状況を知りたかったからさ 〉
「やっぱあいつでもだめじゃん…」
湊様はぶつぶつと文句をいい、借りてる部屋に戻ってしまった
〈4人とも疲れてるでしょ?今日はすぐ寝な?部屋も準備してあるから〉
ほんとになにもかもしてもらった
申し訳なく思いながらも、俺たちは案内された部屋でそれぞれ夜を向かえた
明那”屋敷”
寝れなかった
いや、具体的には起きてしまったと言うのが正しいのかもしれない
少し気分を晴らそうと、俺は部屋をでた
夜の屋敷は静かだった
湊様の王宮は夜も使用人が溢れかえっていたのに
「ばぁっ!!」
『うわッ!?なんだ、湊さまか…』
「反応うす~い…」
俺の反応をみるなり、つまらなさそうにため息をついた
『寝ないのですか?』
「寝れなくてさー…あ!一緒に外散歩しよ?」
『ですが…』
「だめ?」
この顔には俺は弱い
だって、イケメンだし、一応元国王だし…
『わ、分かりました…少しだけですからね…?』
「やったー!」
喜んだ湊様は俺の手を掴み、歩き始めた
外は思った以上に寒くて、上着をもってきていなかったから死にかけていたかもしれない