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奏叶「…ほっとけない」
千菜「…どうして」
奏叶「俺は千菜が好きだから」
昨日と同じ様に真っ直ぐに私に好きだと言ってくるその姿に、 私はテーブルに本を叩きつけた
千菜「いい加減にしてよ!
そんな事言われても迷惑!
これ以上私に関わらないでよ!」
こんなに声を荒げたのはいつぶりだろう
自分が酷い事を言ってるのは分かってる
私だって本当はこんな事言いたくない
だけど、私に関われば必ず後悔することになる
そうなってからじゃ遅い
そうなってほしくないからずっと1人で居たのに…
またあんな思いをしたくないから…!
関わりたくない
お願いだからこれ以上私に関わって来ないで…!
奏叶「それは無理
…千菜は噂を気にしてるみたいだけど俺はそんなの怖くないから」
何言ってるの?この人…
奏叶「…怒らせるつもりじゃなかった
今日はもう戻るよ。あとこれあげる」
七瀬奏叶は私の前にコトッと何かを差し出した
差し出されたのは温かい白いココア
なにこれ…と思いながら七瀬奏叶を見た
奏叶「好きでしょ?これ
じゃぁまた。風邪引かないようにね」
なんなのあの人…
これを渡すだけの為にこんな寒い中こんな所まで来たっていうの?
馬鹿みたい…またな…か
あの人全然私の話聞いてないじゃん…
それにこれ…私の好きなやつなんで知ってるの?
私の事…好きだから?
……馬鹿みたい
私はココアにそっと手を伸ばして頬にあてる
千菜「温かい……」
きっと寒いせい
こんなに温かく感じるのは…