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◆番外編①(3人デート)
休日。
駅前で待ち合わせ。
「けちゃ、こっち」
あっとくんが手を振る。
「遅い」
その隣でまぜたがぼそっと言う。
「すみません!」
走って近づいた瞬間——
「危ない」
あっとくんに腕を掴まれて引き寄せられる。
そのまま距離近いまま。
「朝からそれやるんですか……」
照れて言うと、
「だって他のやつに見られるし」
さらっと言われる。
その横で、
「むしろ見せつけるけど」
まぜたが平然と言う。
「え、やめてください!」
焦るけど——
2人とも全然気にしてない。
⸻
◆デート中(ショッピングモール)
「これ似合いそう」
あっとくんが服を当ててくる。
「え、ほんとですか?」
「うん、かわいい」
さらっと言われて固まる。
その瞬間——
「それよりこっち」
まぜたが別の服を持ってくる。
「絶対こっちの方がいい」
距離近いまま選ばれる。
(どっちも近い……)
試着後——
「どうですか……?」
出てくると、
2人とも一瞬黙る。
「……かわいい」
あっとくん。
「反則」
まぜた。
そのまま同時に近づいてくる。
「ちょ、ここ外です!」
「だから?」
「問題ない」
全然止まらない。
⸻
◆帰り道
「けちゃ、疲れてない?」
あっとくんが優しく聞く。
「ちょっとだけ……」
答えた瞬間、
「じゃあこっち」
軽く肩を引き寄せられる。
そのまま寄りかかる形。
反対側で、
「ずるい」
まぜたが言って、手を引く。
結局——
また挟まれる。
「……ほんとにずるいです」
言うと、
「今さら」
「慣れて」
って2人同時。
(慣れるわけない……)
でも——
ちょっと嬉しい。