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👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
今回は没作集なんぞを開いてくださりありがとうございます🙌
一作目は僕が いつか書いてみたい…!! と思っていた白尾BLのマフィアパロとなっております。
 
 まず初めに、この物語はあくまで僕の妄想であり、ご本人様方のお名前を借りただけの物となっております。 その為ご本人様方、また他の作者様方とは一切無関係です。その為『この作品に似てる!!』『パクリじゃない?』というような描写、設定等がありましても全て僕の妄想であり、想像であるため触れずに一つの物語として見てくださるよう お願いします。
 注意事項…は本来細かく書いてあったんですけど途中で辞めてしまったが故に全部を組み込むことができなかったので、省き省き…(
 とにかく、一つ言えるのはなんでも大丈夫な人向けです!!
 
 ◯カプ  ( 左右絵文字の通り )
_ 🐼 ずっ友 🎤 (メイン)
※書けた範囲ではずっ友しかないです💦けど以下のカプも初手に匂わせがあるため…一応記載。
 _ 🦈 暴力 📕
_ 🙂 整地 👓
 
 それでは、本編へいってらっしゃいませ👋
 
 
 
 
 
 
 _「ねぇ、母さん あの子達は どうなるの?」
 _「僕は毎日立場上やるべき事をきちんと終えれば生かされはするでしょう?」
_「なら、他の子達はどうなるんですか?」
 _ 「良い者は生かして他は切り捨てる……知ってるよ父さんの口癖でしょう?」
 _「それに従うだけ…わかりました。」
 
 
 『 これは、そんな命の軽い闇の世界で
産まれながらに命に重さを付けられた俺と
産まれながらに才を持つ君の、君達の物語 。』
 
 _nk視点
 
 👓_「…以上が今回の報告です。」
 🐼_「ん、分かった。きりやん下がっていいよ」
 👓_ 「っ、wは〜いw」
 🐼_ 「おいこら、笑うな!! 」
 👓_ 「いやさぁ、wお前慣れなすぎだろ相変わらずw」
 🐼_「いやだってさぁ??きりやんが側近になってくれたの嬉しいけど いざって時の違和感が半端ないんだよ、」
 👓_ 「まぁな?wずっと友達だったんだし仕方ねーよな。」
 🐼_「本当だよ、前頭様 本当に急に変わるし…」
ここは裏社会組織『White Tales』通称『W.T』俗にいうマフィア、というやつだ。
 👓_「まぁ、前頭様 結構思いつきを行動に移して成功させるようなお方だったし 仕方ないとは思うけど…確かに急ではあったよな、w」
 正社員約360名、研究生約120名の自社育成方式の組織で、規模はそれほどではないが幼少期からの育成のため裏切りという事が殆どなく、最近世代交代をしたとは言え前代に劣らないほどの連携力が武器である。
そして前頭様というのは組織内での前頭…俺の実の父親の呼び方である。
 🐼_「急に宴開いたかと思えば表情変えずに『俺はこの座を降り世代交代を行う』って…騒いでたにいちゃん達も目丸くしてさ??」
 🐼_「あわよくば酒入ったオジサンが『なか坊がついに昇格かぁ!』って肩叩いてくるんだよ??それに便乗してみんな囃し立ててさぁ…」
 👓_「いやぁ、まじオッサンのノリに当てられたら終わりだよ。」
👓_「俺ですらオッサンのノリに当てられて飲みすぎて潰れたし」
 🎤_ 「それはきりやんのせいでしょ、」
👓_「うわぁあ!? びっくりした 。お前帰ってきたんならノックぐらいしろよ…」
 🎤_「いやなんか楽しそうに話してたし、2人なら俺の気配わかるだろうしさ?」
 この青混じりのサラサラストレート髪のイケメンは俺の可愛い可愛い彼女のきんとき。
この組織の中で特に優秀な者が5人が立つ幹部のうちの1人だ。
そこの眼鏡してる天パはきりやん。俺の側近、つまりは副頭であり、幹部でもある。悔しいけどすごいやつ。変に面倒見も良い。
これらは一応 すべて組織内でしか共有されていない情報だ。
 👓_「いや。お前の気配に敏感で的中させんのはなかむくらいだろ…」
 👓_「とゆうかなかむも!気づいたんなら言えよ”“〜〜… 」
🐼_ 「ん〜?言わない方が面白そうだったからあえて言わなかった。」
 👓_ 「お前らなぁ????」
 📕_ 「まぁまぁwやんさぁん、そんな怒っちゃうと早く老けちゃうよ?」
👓_ 「はぁ!?俺お前らと同い年だし、」
 👓_「とゆうかぶるーくも帰ったんなら報告しろよ…」
この陽気な寝癖はぶるーく。同じく幹部のうちの1人で、幼少期に中国からこの組織に来た雨白いやつ。父親がのチャイナマフィアであったそう。ちなみに普段生活だと俺以上か俺とおんなじくらいやらかす。
 📕_「あはァ”wwごめーん🤭」
 👓_「お前なァ????」
 🐼_ 「まぁまぁ、それよりきりやんもうすぐでスマイル呼びに来そうだけど行かないの?」
 👓_ 「え、もうそんな時間か。いってくるわ」
 🐼_「いってらっしゃい〜」
 今名前が出たスマイルは副頭であるきりやんの側近であり、幹部のうちの1人でもある。
基本的に俺の代理がきりやんで、そのきりやんの代理がスマイルとなっていて、俺ときりやんが基本的に俺の仕事に対しては2人一組で動く中裏できりやんの仕事をしてくれたりする。
変な奴だけど、頭が良い。
 📕_「僕も訓練室行こっかなぁ〜シャークん訓練してるし。」
 🎤_ 「あぁ、wいいと思うよ、いってらっしゃい」
 🐼_ 「シャケにやり過ぎには気をつけてねって言っといて。」
 📕_ 「は〜い👋」
 
 
 今名前が出たシャケことシャークん。彼奴は中々意見が合わないけどこの組織のことを俺とおんなじくらいかそれ以上に大切に思ってくれている。戦闘能力は組織内でも堂々のトップ。
 以上この5人がこの組織の幹部であり、俺の幼馴染だ。
まぁ、幼馴染といっても一緒の区画で育成されてきた同い年ってだけなんだけどね
 けれど俺が信じれるからこそ彼らは幹部であり、皆が認める実力を持つからこそ彼らは幹部であるのだ。
 
🐼_「ん、これできんときと2人きりだね」
 🎤_「そうだね、ん〜……疲れた 」
🐼_「お疲れ様、きんとき。今日の取引も成功したみたいだけど なんか不安なとことかなかった?」
 🎤_「俺が見た感じなかったよ。アソコは割と最近人数不足だし、俺ら的にも奪う命減るしお互いに利益あるからね。」
 
 🐼_「そっか、。流石だねきんとき」
 🎤_「そりゃ、俺はなかむの望み叶えんのが1番なんだから 」
 🐼_「んは、きんときその約束ずっと守ってくれてるよね」
 🎤_「まーね。」
 🐼_「大好きだよ、きんとき」
 🎤_「おれも…って、急だなぁ…」
 🐼_「ww、相変わらず」
 🎤_「はいはい、うるさいうるさい…」
 
 そう言って俺の隣で書類に目を通すのを手伝うきんときの頬はほんのり赤くて相変わらずの彼の様子ににやけにも似たような笑みが溢れる
また首がきちっと閉まるような窮屈感ある服が苦手なきんときは俺の前だけではネクタイを緩め第一ボタンを外す。
 なんで俺の前だけかって、?
それはね、きんときの首下は虫刺され(笑)が沢山着いてるから。
可愛いよね俺のきんとき
 🐼_「きんとき、」
🎤_「?、どうしたのなかむ」
 🐼_「最近寝れてる?」
 🎤_「寝れてるよ、」
🐼_「ん、嘘だね」
きんときは対面で嘘をつく時答えをパッと出してしまう癖がある。
 🎤_「っ…やっぱなかむには敵わないか…w」
 🐼_「そりゃーね、」
🐼_「んで、ここ最近は何時間ぐらい寝てるの?」
 🎤_「んー…、。寝れて2時間かな」
 🐼_「…やっぱそっちの部屋戻ろうかな俺」
🎤_「それはダメ、…この部屋が1番安全だし、俺らもいざって時1番きやすいんだから」
 🐼_「…じゃあきんときもここで寝ようよ」
 🎤_「それは…、できないこともないけど」
 
 🐼_「じゃあさ せめてこうゆう時くらい仮眠とってってよ、」
 🎤_「…いいの?」
 🐼_「いいよ。1時間ぐらいで起こせばいい?」
 🎤_「うん、お願い。」
 🐼_「ん、じゃあソファーにでも移動しよっか」
 🎤_「わかった。書類運ぶの手伝うよ」
 
 
 
 _ソファー
 
 🐼_「よし、これでいいかな?」
 書類や印鑑諸々をきんときと共にソファー前の長机に移動させれば、立っているきんときに来ないの?と視線を送ってみる
 🎤_ 「!、…」
 目が合えばきんときはほんのり頬赤くしつつ少し視線を泳がせた後隣に座る
 🐼_「ん、久しぶりで恥ずかしい?」
 🎤_「いや、まぁ〜…、。うん」
 🐼_「んは やっぱり。」
 🐼_「いいよ。ゆっくり寝な?今日はもう部屋出たり部屋に誰か招いたりする仕事ないし 」
 🎤_「…ん、じゃあお言葉に甘えて。」
 🐼_「それでよし。おやすみきんとき」
 
 🎤_「おやすみ、なかむ。」
 
 _nk視点 数分後
 
 数分経てば隣にいたきんときの頭が俺の肩にのる。
どうやら無事に寝れたようで耳を澄ませると聞こえるくらいの寝息を漏らしながら脱力しているようだ。
 🐼_「……、」
 相変わらずのきんときの寝顔にはどこか安心感がある。
幼少期から俺が頭となるまでの間ずっときんときとは同室で一緒に寝ることも多々あった。
理由は幼少期からのきんときの不眠症状。
そもそも此処に外部からやってくるのは基本親に売られたり捨てられた者たちで、何かを患っていることは珍しくはない。きんときもその1人だった。それだけだよ。
 
 
 
 _数年前(幼少期)
 
 まだ3歳にも満たない頃 貴方の区画に同級生の子がくる と母に告げられ 幼心ながらに歳の近い子に会えることを嬉しく思っていたのを今でも覚えてる。
 わくわくする心の中、医務室の教師から連れてこられたその少年の体には半袖短パンの訓練服を着ていてもなお目立つ手当された後の傷と、痣が見えた。
整えられたばかりであろう髪の毛は前髪ぱっつんのサラサラな少し青混じりの黒髪で何かを見据えるような一見無感情な瞳には抑えきれない不安と恐怖が映っていた。
 教師が彼に自己紹介を促し震えながらも開いた口からは
🎤_「きんとき、です」
 と小さくか細い声が聞こえた。
 彼のそれを聞いた時、俺は座って聞けと言う教師の指示を無視し半ば強引に彼の手を奪い自身の座っていた位置に連れて行った。
急なことに戸惑う彼の瞳には淡く涙が浮かぶ。
教師の痛い視線を無視しながら俺は彼のことを側に居させた。
 
 それが俺ときんときの出会い。
 
 それから暫くして教師が去った後、初めて話をした。
 ぎゅっと握られた手にはもう震えはなくきんときにあったのは不安と俺に向けられた興味だったのを覚えてる。
 🐼_「ぼくの名前はなかむ、宜しくねきんとき。」
 そう言って自身の名前をきんときに伝えれば彼も口を開く
 🎤_「なかむ…覚えたよ。よろしくね」
 そういって不安ながらに微笑んで見せたきんときの顔は、今と変わらず綺麗で この闇の世界でたった一つの光に見えた。
 もしかしたらその瞬間から俺は彼に心を揺らされていたのかもしれない。
あの時繋いでいた幼く、か細くも確かに伝わってきた手の温もりは俺にとって少なくとも初めての暖かさで、感情だったのだから。
 🐼_(あの頃は手も身長もおんなじくらいだったのにいつの間にかきんときに追い越されてたんだよね)
そんな事を思いつつ書類へ目を通す手と逆の手で眠る君の手を握り続ける。
あの日誓った事、彼は きんときだけは絶対に離さないという事。
それを再び自身へと言い聞かせる。
 🐼_せめて、良い夢を見てね。
そう小さく呟き彼の頬へと口付けを落としてみる。『ん…』と小さく唸った彼の顔は自然な笑みを浮かべていた。