テラーノベル
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虐待表現あり、人物崩壊あり、💬では🐤、など検索避けをお願いします。
エセ関西弁あり。
誤字があったらすみません
()=心の声
「」=言葉
[] =過去の声
朝。
少し早い時間。
リビングには、少しだけ緊張した空気があった。
テーブルの上には、小さなリュック。
新しい帽子。
そして、水筒。
今日は――
りうらの初めての保育園の日だった。
りうらは、ないこの服をぎゅっと掴んでいた。
🐤「……ないにぃ……」
声が小さく震える。
(……いきたく……ない……)
(……こわい……)
ないこはしゃがんで、目線を合わせる。
🍣「大丈夫。 すぐ迎えに行くよ。」
でも、りうらの手は離れない。
🐤「……や……」
目に涙が浮かぶ。
(……ひと……いっぱい… …しらない……)
ほとけが優しく言う。
💎「りうちゃん、楽しいよ!」
初兎も笑う。
🐰「おやつとかあるで?」
🤪「友達もできる。」
悠佑は頭を撫でる。
🦁「帰ったらいっぱい褒めたる。」
りうらは少し考える。
(……ないにぃ……)
小さく聞く。
🐤「……むかえ……くる……?」
ないこは迷わず言った。
🍣「絶対行く。」
その言葉を聞いて。
りうらは、少しだけ頷いた。
🐤「……いく……」
⸻
保育園の前。
りうらは立ち止まった。
門の向こうには、たくさんの子どもたち。
声がいっぱい。
笑い声。
(……こわい……)
手が震える。
ないこの服をぎゅっと掴む。
🐤「……や……」
涙がこぼれる。
ないこはしゃがんだ。
🍣「りうら。」
優しく声をかける。
🍣「ここは安全だよ。」
りうらはないこを見る。
(……あんぜん……?)
小さく聞く。
🐤「……ほんと……?」
ないこは頷く。
🍣「うん。 先生も優しいよ。」
少しして。
先生が近づいてきた。
「りうらくんだね。」
優しい声。
りうらはびくっとするけど、逃げない。
(……にげない……)
(……がんばる……)
でも――
手は離れない。
🐤「……ないにぃ… …いかないで……」
ないこは一瞬だけ迷って。
それから、そっと手を外した。
🍣「行っておいで。」
りうらの目に涙が溜まる。
🐤「……やだ……」
でも。
一歩だけ前に出る。
(……りぃら……)
(……がんばる……)
先生が手を差し出す。
りうらは少し震えながら、その手を握った。
振り返る。
ないこが手を振っていた。
🍣「いってらっしゃい!」
りうらも小さく手を振る。
🐤「……いってき……ます……」
⸻
数時間後。
門の前。
りうらは座って待っていた。
(……まだ……?)
(……くる……?)
少し不安になる。
(……こない……?)
そのとき。
🍣「りうら!」
声がした。
顔を上げる。
そこには――
ないこがいた。
その瞬間。
りうらの顔が崩れる。
🐤「……ないにぃ……!」
走る。
ぎゅっと抱きつく。
涙がぽろぽろ落ちる。
🐤「……きた …きてくれた……!」
ないこは優しく抱きしめた。
🍣「言ったでしょ、 絶対迎えに来るって。」
りうらは泣きながら頷く。
🐤「……うん……」
小さくつぶやく。
🐤「……こわ……かった……」
でも――
少しだけ。
違う言葉も出てきた。
🐤「……でも、 …がんば……った……」
ないこは優しく笑った。
🍣「偉いね。」
⸻
帰り道。
りうらはないこの手をぎゅっと握っていた。
(……りぃら……)
(……できた……)
小さく言う。
🐤「……また……いく……」
ないこは少し驚いて、笑った。
「うん。また行こう。」
⸻
りうらの世界は、まだ小さい。
でも。
その一歩は、とても大きかった。
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡500
次回が最終回予定です。
最後らへん雑になってしまってごめんない!!!!
コメント
2件
この物語大好きで、いつも見てます! 次回最終回予定なんですね、了解です!全部話神すぎて、夢中になっちゃいますっ!✨ 次回も楽しみにしてますね!