『 貴方だから好き、見つめた先を愛する 』
krsm!!
り/す/かに触れる場面有!!!!!
kr「 ___ぇ、俺がですか、!? 」
、俺は職員室で思わず大声を晒してしまった。
それも、先生がいきなり「不登校のやつの家に行きプリントを届けてきてくれ」なんて頼むからだ。
…しかも!そいつと「少し話をしてやってくれ」なんていくらなんでもいきなりすぎる。
teacher「 kr、smの家近いだろう、頼まれてくれないか? 」
ひらひらとプリントを見せる先生は、視線をたまにパソコンに向けたりしていて 自由だった。それが人に頼む態度か。心の中で呟いた。
kr「 いや…そうですけど、」
、少し斜め下を向き、考える。
家から遠いわけではない。むしろ歩いて行ける距離しかない。それに、面倒くさい訳でもない。
なら、どうして悩む必要があるのか。
「 、…わかりました、いいですよ 」
インターホンに指をかけ、軽やかな音を響かせる。
kr「 、sm、さーん、居ませんか、? 」
、しんと静まり返ったsmの家の前。
…それでも、お構いなしに蝉や車の通り過ぎる音が漂っている。
kr「 、居ないか、寝てるか、無視してるか…。 」
そう一言言ってみても状況は変わらなく、ただ時間が過ぎていくだけだった。
、よし、もう一回インターホン鳴らして 出なかったら帰ろう。
、もう一度音を鳴らす。
kr「 、sm、さん?居ますー? 」
『 …、は、い、 』
kr「 、!、居た…! 」
声だけがして、その後扉が開いた。
sm「 、なんですか、? 」
その表情は、今すぐにでも帰って欲しそうな色で染まっていて。
kr「 っあ、!えっと、このプリントとか渡せって頼まれたので、…どーぞ 」
そう言ってsmの前に差し出す。
sm「 ああ、…どうも 」
、紫に塗られた目の前の瞳は、少し曇っていたように見えた。
kr「 、!?、 」
俺が差し出したプリントを受け取ろうとする、袖から覗いた可憐な腕。その手首には
無数の薄い傷があった。
まるで、カッターで切りつけたかのような…
kr「 ちょ、っ待って! 」
sm「 、まだ何かありますか?… 」
kr「 いや、っごめん、ぇと、…その傷、どうしたの、? 」
…聞いてよいことだったのだろうか。触れてはいけない、配慮すべきところだったのだろうか。
いろんな考えが頭を廻る。
だが、俺は知りたかった、自分勝手にも程があるけど。
…どうしてか?
sm「 ぇ、…っ、!?…見た、? 」
smは逆の手で、その手首を軽く掴んだ。
kr「 、ごめん、見るつもりは全くなかったんだけど、 」
答えは簡単。俺はsmのことが好きだったから。
学校に入った時から気づけばまだ追っていて、変に意識して。
、俺はsmのことが好きなんだって気づいた時には、学校には居なかった。
smのことを考えれば考える程、俺とsmに距離を感じるようになり忘れようと試みていたところだった。
…最低なんだ、俺。初恋の人忘れようとするとか。
本当は頭から離れないほど、大好きなのに。
sm「 、…中、入って 」
smは、軽く俯いて俺に言った。
sm「 、…気持ち悪い、よな 」
smの部屋にお邪魔させてもらって、数分も経っていないうちに言われた、その一言。
kr「 え、なんで、?! 」
sm「 …、ごめ、っ、なさ、俺、っ、おれ、 」
、間も無く、smは過呼吸になりかけていた。
体は凍えているように震え、涙の浮かんだ目は見ていて心が辛くなる。
kr「 、sm、?…いっかい深呼吸 」
とにかくsmを落ち着かせようと必死だった。今なら、smのためになんでもできる気がした。
sm「 、ほんとは、不登校なんかなりたくなかった、…普通に授業も受けたいし、でも、怖くて行けない、 」
kr「 うん、 」
それからsmは俺にたくさんの話をしてくれた。学校の話、辛い、怖い思いをした話。俺に心を開いてくれているのかな、とか余計なことを考えてしまう。
smの肩を撫でながら、相槌を打ち続ける。
sm「 …好きな人も居たのに、学校に行かなきゃ会えなくて…辛かった、 」
、ずきりと心が締め付けられた。
kr「 、…そっか、 」
その人が俺だったらいいのに、なんて甘い考えを捨て、smの本音に耳を傾ける。
sm「 、kr、…俺、誰かにこんなに自分の話したの初めて、 」
kr「 、そうなんだ…嬉しいな、 」
sm「 、今、こんな話するのもあれだけど…kr、誰かを愛したことはある? 」
kr「 …うー、ん、…ないっていったら、嘘になるかな 」
sm「 、そっか、…俺はね、今とんでもなく好きな人がいるの 」
kr「 へえ、…ロマンティックだね 」
sm「 __kr。俺、krのこと、…好きだった 」
「 今は、なんて言うか…尊敬も含めた好意というか、 」
sm「 だからね、明日、krの答えも聞かせてほしい、なって、… 」
kr「 これ、もしかして告白?( 微笑 」
sm「 、ぅ、ん、そう 」
kr「 なら、今言っちゃおう、…俺でいいのなら、
smをずーっと愛すよ。 」
…その、愛の告白は 初恋の彼にとってどんな影響を与えたのだろう。
なんかすごいね🥹(
オチ弱!!!!!!!!!!!!!
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コメント
2件
言葉のセンスが良すぎる…