深澤side
俺は深澤辰哉。大学1年生。
俺には大好きな彼女がいる。それは阿部亮平という子。
今は高校3年生。
俺が2年生の時、阿部ちゃんから告白してくれて付き合った。
それからずーっと恋人で仲良し。
けど最近、阿部ちゃんに会えていない。
それは、俺の大学が忙しくなってしまったから。
💜「…あー、阿部ちゃん何してるんだろ…」
携帯を確認すると、阿部ちゃんから連絡が来ていた。
『辰哉、大学お疲れ様。今日の夜、会える?』
💜「…今日!?」
驚き過ぎて、声に出てしまった。
周りが、じっと俺を見てくる。
💜「…やべ、」
俺は慌てて口を手で塞いだ。
💙「何、彼女?笑」
💜「んぇ、あぁうん、わら」
こいつは同じ大学で隣の席の渡辺翔太。
こいつにも年下彼女が居るらしい。
💙「何々、デートのお誘いかなんか?」
💜「んはっ、そーなのよ、!」
💙「…いーな、良かったじゃん、」
💜「へへ、そっちは?」
💙「大会近いからしばらく会えないってさ。」
「寂し過ぎて泣きそう……」
💜「ありゃりゃ、それはどんまい…」
翔太の彼女さんは、陸上部に入っているらしい。
夏なんかは、夏季大会で会えないみたいだ。
💙「…はぁ、寂しい…」
💜「まぁ、俺も会うの久しぶりだよ?」
そんな俺の彼女は、俺の跡を継いで風紀委員長になった。
だから、委員会なんかで会えない事が多い。
💙「楽しんでこいよ…」
💜「んは、はーい。わら」
翔太とそんな会話をして、別れた。
俺は駆け足で駅に向かう。
💜「(…阿部ちゃんは〜、まだ来てないか。)」
『…辰哉、!』
聞き覚えのある声がして、そちらの方に視線を向ける。
💚『大学、お疲れ様…!』
💜「…阿部ちゃん、!」
💚『んふ、会えるの楽しみでちょっと早く来ちゃった、』
俺は思わず、阿部ちゃんを抱き締めた。
💚『んわっ、どうしたの…?』
💜「あべちゃんだぁ、!」
💚『何訳わかんないこと言ってんの?俺だよ、笑』
💜「阿部ちゃんっ、好きだよっ、」
💚『んふっ、俺も好きっ、!』
柔らかく微笑む阿部ちゃんに、そっと口付けをした。
💚『ばかっ、ここ外だよ…?』
💜「やべ、ごめん。したくなっちゃった…」
💚『もう、まぁいいけど…』
阿部ちゃんは頬を膨らますと、またにこっと微笑んだ。
💜「…あ、そういえばさ、」
「阿部ちゃん、なんで今日の夜だった?」
💚『うーんとね、実は、さ…』
阿部ちゃんは少し恥ずかしそうにしながら、耳打ちをしてきた。
💚『…俺を辰哉のお嫁さんにしてほしい、です…』
💜「っ…!」
阿部ちゃんは、耳まで真っ赤にしながら顔を下に俯かせる。
💚『ずっと、思ってたんだ…』
『…辰哉のお嫁さんになりたい、って…』
💜「…なにそれ、めっちゃ可愛いじゃん…」
💚『だってお嫁さんになったら、深澤って苗字お揃いだし、』
『辰哉に美味しい料理作ってあげられるでしょ?』
💜「…んは、そうだね。」
💚『そしたら、寂しくなることもないかな、って…』
💜「阿部ちゃん、天才だね!わら」
💚『…天才、まぁね?』
首を傾げて、俺を見つめる。
可愛い阿部ちゃんに、俺は微笑みかける。
💜「じゃあ、阿部ちゃんが卒業したら結婚しよっか。」
💚『……うんっ、!』
嬉しそうに微笑む阿部ちゃんを愛おしく思う。
ずっと愛させてください、
―――愛しい人。
ここまで来たら、最後はもうあれしかない。(
ということで、次で最終回です。
3話⇒永遠の愛を誓う
です、お楽しみに!(
起きたら出すので、待っててください。
コメント
4件
主さん!!最高すぎますよ!!同期ペア、、💜💚 しかも阿部ちゃんが彼女側なのがまた最高ですね、!!!!!