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なんとなくだけどemペンもふもふしてそう
※甚だしい捏造
※非日常な日常話
※実在の人物、団体とは一切関係ありません
※頭からっぽ状態で書いてます
※以上をふまえて大丈夫な方のみおすすめください。
ゆっくりしていってね!
「で、や。ここの設定いじるとな? エミさぁん、何か喋ってみぃ」
アプリの設定をいじりつつ、コネシマはゾムを中心に仲間にアプリの使い方の説明をする。
「ぐぁ…」
三人に締められるように抱きしめられていたエミペンギンが、何とか絞り出すように鳴き声を出す。
少しのラグを経て、アクエストークのゆっくりボイスが、音声を発した。
『くるしい』
「おぉッ? これ、エミさんか?」
「スゲェ! スゲェやん、シッマ!!」
皆がアプリの性能に驚愕する中、エミペンギンを離そうとしないショッピが、不服そうに騒ぎの方へと顔を向ける。
「プログラム組んだの、ワイなんですが」
「せやぞー。ショッピがプログラム組んだんやで。まあ、素材や情報の収集は俺がしたんやけどなッ!!」
ドヤるコネシマに、ショッピが冷たい視線を投げつけた。
「あーんなガバな資料で、ここまで作ったワイこそ、褒めてもらいたいんやけど」
「何でやねんッ!仕事なんやから、ちゃんとしとるわッ!」
「コネシマの『ちゃんと』が『ちゃんと』とは限らんのよなぁ〜w」
「ショッピかわいそ〜w」
エミペンギンを取り囲む三人組が、ことごとくコネシマを煽り散らかし、そのたびにコネシマが大声でキレ散らかす。
『うっさい』
ゆっくりボイスがボソリと呟く。
声に反応して皆がエミペンギンに集中すると、当のペンギンは非常に苛立ったご様子であった。
「ほ、ほら。シッマが大声で騒ぐから」
「俺だけか?エミさんの耳元で騒いでる方が、よっぽど迷惑やろ!!」
「とにかくッ!!」
再び言い争いが始まりそうになったところを、天の声が一喝して制する。
「まずは静かにせぇ。そして、エミさんから離れろ」
「「「えー、なんでぇ〜?」」」
エミペンギンに癒しを求めていたシャオチノショピは、揃って不満そうな声を上げた。
「動物化現象の原因は、ストレスも一環にあるんや。三人のええ年こいたおっさんに抱きつかれて、アホみたいに騒がしい中おったら、エミさん余計ストレスなってハゲてまうやろ」
『ハゲちゃうわ』
ゆっくりボイスがツッコミを入れるが、確かにロボロの言う通りである。
「まー、確かに酒もないなったし、時間も遅いしやし、そろそろお開きやな」
鬱先生が、名残惜しそうにワインのビンを振るが、最後の一滴すら残ってない。 もっとも、運転要員の大先生は、飲ませてはもらえなかったのだが。
「ほな、帰るでー。酒飲んどらんやつが、運転するんやでー」
「飲んでへんのって、俺とシャオちゃんと…シッマとショッピ君か」
「ショッピ君は徹夜続きやから、運転は俺がするわ」
「部長、珍しく優しいッスね」
「何でやッ!いっつも優しいやろがいッ」
「俺は、トントンと来とるからトントンも一緒やけど…、他に乗ってくヤツおる?」
チーノが手を挙げる。
「あ、じゃあボクも、お願いします」
「俺は自分の車やからな。ロボロ乗ってけや」
「助かるぅ〜。よろしくな、シャオロン」
お開きが決まり、帰り方の話し合いがまとまってきたが、誰もゾムに声をかけないことに、ゾムとエミペンギンは違和感を感じて顔を見合わせる。
『あの』
「俺はどーすんねん。飲んでもうたから、誰かに送ってってもらわんと」
「アホか。お前はエミさんの面倒見とくんだよ、ゾム」
シャオロンがピシャリと言い放つ。
「どーせ明日空いとるんやろ?せやったら、明日までくらいは、面倒見たれや」
「頼んだで、ゾム飼育員」
トントンと大先生の追撃に、脳みそが真っ白になったゾムだったが、状況を理解するとコネシマ以上の大声を上げた。
「はぁぁあッ!?」
『えええええッ!?』
【エミペンギン🐧飼いたい】