葬式が終わって、
晴天の中 汗をかきながら歩く
治「お前は_すぐぽっかり行くなよ」
侑「はぁ?」
治「翔陽くんに_俺のおすすめのおにぎり食わせたかったわ。」
なんやそれ_笑
……でも、よう分かる
侑「まぁ…あっちでヨダレ垂らして見とるんちゃうか?笑」
治「……やな、」
治「…お前はまだ行くなよ。」
侑「分かっとるわ、行くつもりないし」
さすが俺の弟や。 双子やけど
俺かて悲しくないわけやない
苦しいし、辛いし、死にとおなる
やけど待っててくれてるんやもん!
あの翔陽くんが見守っとってくれる
侑「……待っといてや、翔陽くん」
侑「サムの愚痴めっさ言ったんねん笑」
治「なんやそれ…笑」
あれから何年経ったんやろか
6年? 10年か? よう分からんわ。
でも歳はとった。ちょい老けたか?
侑「ふぅ…… うし、サムの店行って_」
侑「握り買って翔陽くんに持ってこか!」
俺はあれから毎日墓参りに行っとる
少しでも_寂しないように、
あの時ずっと傍に居れんかったから。
侑「持ってきたで〜、翔陽くん♪」
侑「翔陽くんはあんま酒得意やないもんな、酒は持ってこんかったで笑」
侑「……そっちは楽しいか?寂しないか?辛ないか?痛ないか? …俺には分からへんから、めっさ不安やねん笑」
侑「はよ会いたいわぁ…… 笑」
うし!
翔陽くんに挨拶したし_
そろそろ時間や、出勤しなな!
侑「じゃな、 翔陽くん。」
侑「愛しとるで、」
ここほんま信号長いわ。
横断歩道は子供多いし_危ないな
ん?あの子_走ってこっちきよるな。
なんや、母親か? 焦っとるな
……あぁ、バレーボール追いかけとんのか
……?? おいおいおいこっち来よる!
侑「危ないぞ!!!」
あかん!これ轢かれるッッッッッ…
バンッッッ!!!
コメント
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前回の話から読んだらもうッッ涙がッッッ1個1個表現がしっかりしてるから侑の気持ちがすごいでてて好きですッッ‼️日向が亡くなった時もただ亡くなったって書くんじゃなくて俺をおいて、とか空にって言葉を使うことで侑の、ちょっと寂しいけど不安はないようなでもどこか心配なような心情が汲み取れてもうッッ‼️侑は死ぬつもりないって言うのが、会えないのは寂しいけど日に他の分まで生きるみたいなのでめっちゃ好きです😭