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【熱が近づく相合傘】
rk(♂) × iemn(♂)
mmmr様の二次創作です
御本人様には関係ありません
地雷の方はUターンお願いします!
__ iemn side __
「はあ””あ”ぁぁぁ”””!?!?!?」
学校の生徒玄関口に、キレ半分の俺の特大のため息が漏れる。
扉の外に出て、下から玄関屋根を覗いてみると、真っ黒な曇天が空を覆っていた。そして、バケツどころかプールの水を全てひっくり返したかのような量の雨が降りしきっている。
iemn「さっきまで降ってなかったし…」
教室を出た時はまだ薄灰色の空だった。だからギリギリいけると思ってたのだ。
たったの階段を駆け下りるほどの短時間で、ここまで悪化するとは夢にも思っていなかった。
iemn「今日傘ないのに〜””…!!!」
自身の運のなさに、がっくりと肩を落とす。
本当についてない。
「俺の傘はいります?iemnさん」
横に立った誰かから声がかけられた。
うつむいていた視線をわずかに上げ、横目でその人物を見ると、その声の主はrkさんだった。
iemn「ッ…!?」
iemn「r、rkさん!?」
rk「俺ですよ?そこまで驚きます?笑」
iemn「い、いやぁ?…なんとなく……?」
そう言いながらも、俺は彼と視線を合わせないために目線を前に戻す。
この緊張が見つからないように。分からないように。
rk「…それで、結局傘にははいるんですか?」
iemn「えっと……」
俺はもう一度空を見上げる。
iemn「……お願いします」
#鬱展開
Mist-404
399
#mmmr
零
177
同じ学校の生徒が他にも帰宅する中、俺とrkさんは、一つの傘の下で隣り合って歩いていた。
rkさんは俺を家まで送ってくれると言ったので、二人して俺の家の方向へ向かっている。
iemn「……」
ザァザァと雨粒が音を立てる中、俺はこっそり横から彼の様子を伺った。
辺りは雨で湿っているのに、サラサラと揺れ動くミルクティーベージュの髪。
そのミルクのように白く透き通っている肌。
絵に描いたように整っている顔のパーツ。
どれをとっても、彼を美男だと言わせる要素しかない。
そんな彼と、その…ぁ、相合傘…を、しているなんて……
…心臓がいくつあっても足りない。
そんなことを感じていると、ふと彼が俺の方を見る。
rk「……大丈夫そうですか…?」
iemn「…ぇ、?」
何が「大丈夫なのか」だろう。
全く見当がつかない。
iemn「…なんでそう思ったんですか?」
rk「……顔が赤いから」
頭が真っ白になった。
この心臓の緊張が、よりにもよって原因の彼に見抜かれてしまった。
rk「……ほんとに大丈夫ですか?」
俺がしばらく固まっていたのを、熱でボーっとしていると解釈したらしい彼はまた声をかけてくる。
rk「もしかして、雨に当たったからですかね……」
rk「…もっとこっち寄ってください」
iemn「ッえ…!?、」
rkさんが、俺を雨から避けさせるように、傘の内側へと引き寄せた。
しかし、小さい折りたたみ傘の元、男二人ではスペースに限界がある。
結果的に、俺とrkさんの肩が密着する。
iemn「……///」
元から速いのに、さらに俺の心拍数は上昇した。
当然、頬の赤さも増す訳で……
rk「iemnさんひどくなってませんか!?顔真っ赤ですよ!?!?」
彼にまたこの顔を見られてしまった。
iemn「だ、大丈夫ですよ……ほんとに…」
rk「それ大丈夫じゃない時に言うやつですって…!!」
彼が立ち止まったのにつられて、俺も歩いていた足を止める。
rkさんが、俺の体調をはかろうと、あまりにも真剣に見つめてくるものだから、俺も目を逸らした。
美しい彼の顔を間近で見ると、どうしても自分の顔に自身がなくなってしまうのだ。
rk「俺の目を見てください」
iemn「やです」
rk「なんでですか」
rk「俺を見てください」
iemn「嫌」
rk「見ろ」
iemn「ッ!?」
突然敬語を外されたことに驚き、反射的に彼の目を見てしまう。
rkさんは俺の後頭部に手を回し、自身の顔へと引き寄せる。
コツン、と音がなった。
rkさんが、自身のと俺のとのおでこをくっつけたのだ。
rkさんの温かい感触が直に伝わってくる。
iemn「ッは…、?///」
rk「やっぱ熱いじゃないですか」
rk「家で安静にしてください」
パニックの中、ただ彼に従って指し示しめされた先を見ると、そこは俺の家だった。
当の今まで気づかなかったのだ。
rkさんは俺を家へ押し込み、玄関口で別れを告げる。
rk「じゃあまた今度」
rk「絶対寝てくださいね?」
そしてそのまま外へ出ようとドアノブを回す。
まだ思考が落ち着いていない俺は、しどろもどろに彼を引き留めようとする。
iemn「ッえ、ちょ、まって……、!」
rk「お大事に!iemnさん!」
ただ、そんな願いも虚しく、彼は勢いよく雨の中へ飛び出てしまった。
iemn「……明日から、どんな顔して学校に行けばいいんですか……///」
「ははッ笑…あれでやっと気づいたか?笑」
コメント
2件

いいぞ!!その調子だ!!もっとやれ!!
うわああああ第16話!!相合傘でおでこくっつけられたらそりゃ心臓もたないわ……!rkさんの敬語外しからのギャップ萌えがエグくて、iemnくんのパニックっぷりにこっちまで照れたよ。最後の「あれでやっと気づいたか?」の台詞でさらに震えたわ。続きが待ちきれない🔥