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——翌朝——
中也「…あー…なんで俺、芥川の言うことなんか聞いちまったんだ…」
（校門前、太宰を待つ中也。妙にそわそわ）
中也「別に…普通だ。普通の登校。いつも通りだ…」
太宰「おはよ、中也〜♡」
中也「ひゃっ！？！？」
太宰「え、今変な声出た？かわい〜」ﾆﾔﾆﾔ
中也「だっ…出てねぇぇぇ！！////💢」
（心臓：ドクンドクンドクン）
中也「っ……（やべぇ…鼓動やばい…これ…まさか…）」
太宰「どうしたの？顔赤いよ？」
中也「うるせぇ！！！////」
──遠くの茂み──
芥川（観察中）「やはり…典型的な恋愛性動悸症状ですね」
与謝野「芥川、それ完全にストーカー」
乱歩「ふっ、これは面白い事件になりそうだねぇ」
──登校中──
中也「な、なんで今日はこんなに近ぇんだよ太宰！💢」
太宰「え〜？別にいいじゃないか、中也〜。ほら、肩ぶつかってるのが心地いい♡」ﾆｺﾆｺ
中也「心地よくねぇぇぇ！！////」
太宰（チラッと茂みのほうを見る）
太宰「…ふふっ、なるほどね〜」
（遠くの木陰に双眼鏡を構える芥川と乱歩の姿）
太宰（ニヤァ…）
太宰「ねぇ中也、顔赤いけど大丈夫？熱でもある？」
中也「うるせぇっ！ほっとけ！」
太宰「ほっとけないよ〜。だって“好きな人”だもん♡」ﾎﾞｿｯ
中也「ッッ////！？！？！？な、ななな何言って…！」
太宰「はいおでこ〜くっつけて検温♡」
ﾋﾟﾄｯ…
中也「ひゃああああ！？！？！？！？！？！？！？////」
太宰「うん、すこーし熱いねぇ♡」
中也「太宰ッッ！！！てめぇふざけんなぁぁぁぁ！！！！💢💢💢」
──茂み──
芥川「おお…これは貴重なデータです…！」ｶﾁｬｶﾁｬ（録音中）
乱歩「おでこスキンシップとは、高等技術だねぇ」
与謝野「てかもう観察っていうか恋愛実況だよね」
──再び中也──
中也「もう離れろぉぉぉぉ！！！」
太宰「え〜やだ♡芥川くん、ちゃんと撮れてる〜？」（わざと大声で）
中也「はぁぁぁぁ！？！？！？！？」
芥川「っ！？」ｶﾞｻｶﾞｻｯ
乱歩「バレたね〜♪」
太宰「じゃ、せっかくだし“公開データ”にしてもらおっか♡“中也の心拍数上昇グラフ”とか〜」
中也「うわぁぁぁぁぁぁ！！！！！！やめろおおおおおお！！！！////💥💥💥」
──太宰の作戦勝ち。
中也、真っ赤になって涙目で太宰の胸をバシバシ叩くが、
太宰はその手をやさしく掴んで──
太宰「中也、ほんとかわいい」ﾎﾞｿｯ
中也「っっ……///////」
（完全に爆発。）
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