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zm ✕ em
狂愛(純粋恋愛). タヒネタ
地雷さんバック
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わんくっしょん 。
「 ねぇ 、 なんで俺以外の人の話すんの … ッッ 」
「 ぃ゙たッ 、 ご 、 ごめんなさぃ … っ」
私の彼氏は愛が重い 。
私が他の人と話すのはもちろん 、
家から出ることすら 、 許されていない 。
手枷も足枷もついているし …
「 emさんは俺さえいれば大丈夫だよね … ッ ? 」
「 俺以外の人なんか 、 要らないよね … ッ ? 」
「 … ッ 、 はぃ 、 。 」
「 … 、 なら 、 良かった 。 」
そう言って彼は微笑む 。
ああ … もういっそのこと 、
彼に殺された方が楽なんじゃないのか 。
なんて考えながら 、 眠りにつく 。
「 … 、 っ 、 ぉ゙えッ … 」
「 … は ?? 」
今日は何故か 、 いつも食べれるはずの食事を吐いてしまった 。
それを見たzmさんは顔を歪めて 、 こちらに近づく 。
「 なんで吐くん 。 俺の料理 、 不味くないやろ ? 」
「 ごぇ゙んなさぁ゙ … っ 、 ぉ゙えッ 、 がひゅッ … 」
「 ぅ゙えッ 、 ごぷッ 、 お゙え゙ぇ゙ … っ 」
「 … 、 emさん 、 ? 」
「 かひゅッ 、 ゲホッ 、 カハッ … 」
血 、 ? なんで … っ ?
ああ 、 そっか 。
私は多分 、 もうzmさんと一緒に居られない 。
「 emさん ? 大丈夫 ? って 、 血 !? 」
「 どうしよ 、 ごめん 、 ごめん … っ 」
彼は優しく背を撫でる 。
いつもの彼からは想像できないくらいに 、
優しい手つきで 。
彼は知らないのだ 。
この愛し方以外 、 知らないから 、
周りと同じように愛されることは無かった 。
「 zmさん゙ッ 、 ハグ … ッ゙ 」
「 ! … ん 、 。 」
「 はは … 暖かい 、 なぁ … 」
視界がぼやける 。
そろそろ 、 俺も終わりか 。
そうやって 、 ゆっくり瞼を閉じる 。
「 愛してます 、 zmさん 。 」
私は 、 それでも 。
いつでも 、 いつまでも 、
腐らず私を愛してくれた 、
貴方を愛しています 。
ああ … 違う 、 違うんよemさん 。
殺す気はなかってん …
俺がこんな愛し方しか知らないから 、
emさんを傷付ける愛し方しか分からなかったから 、
こうなった 、 ?
「 … emさん 、 俺もすぐ 、 そっち行くから 。 」
「 さようなら 、 emさんと俺の二人の秘密基地 。 」
護身用のナイフを腹に突き刺して 、
emさんの隣に横たわる 。
いつでも 、 いつまでも 、
受け止めてくれた君を 、
俺は愛してるよ 。
ああ … 寒いなぁ 。
ねぇ 、 emさん ?
また抱きしめて 、 温めて 。
君を狂わせる俺の愛 。
君を傷つける俺の愛 。
純粋で狂った 、 俺の愛 。