総集編#3
・窮鼠
大きさは普通の鼠の数倍で、鼠が長い年月を生き続け、妖怪になったものです。鼠は普通、猫に食べられるが窮鼠は逆に猫を食べてしまうらしいです。
・送り犬
日本各地に現れる普通の犬くらいの大きさの妖怪で、かつては夜、山道を歩く人を、狼などから守りながら家まで送り届けたと言われています。でも山道を歩く人が転ぶと襲いかかる送り犬もいます。
・鵺
正確な大きさは分かっておらず、京都府に現れていたらしいです。猿、狸、虎、蛇が合体した妖怪で、平安時代後半、黒雲とともに現れ、不気味な鳴き声を出していたそうです。
・大百足
大きさは山7巻半とかなり巨大で平安時代に大百足の伝説があります。日本各地、もしくは滋賀県にいたとされ、全身は鉄のように固く暴れまわっていた妖怪です。更には牙も鋭く毒を持っています。
・蟹坊主
これと言った大きさはなく、日本各地に出現します。「両足八足大足二足、横行自在にして目は天を指すこれは何?」と謎かけをしてきて、この問題に答えられなければ蟹坊主に殺されてしまうらしいです。
・天井舐め
群馬県に現れる妖怪で、天井を舐めて汚してしまうそうです。また、明かりをつけても天井が暗いのも、この妖怪の仕業かもしれません。
・脛擦り
岡山県に現れる妖怪です。雨の降る夜に現れ、急いで歩く人を見かけると足の間にまとわりついて脛を擦らせ、足をもつれさせます。このように脛擦りは歩きにくくなるようなことをするだけで、特に危険はありません。
・土蜘蛛
京都府、奈良県の山の洞窟に棲み、大きさは7〜8mほどと考えられています。蜘蛛の糸を尻から出したり、妖怪を召喚するなどの能力を持っています。
・大蝦蟇
山口県や新潟県ににいて、岩のような見た目をしています。大きさは4m近くあり、毒気や舌を駆使して戦います。また、年を経ると知恵を持ち、長槍を武器にするなどの話もあります。
・狒々
静岡県、長野県、岐阜県、岡山県に現れる妖怪です。大きさは3m辺りあり、山中に棲んでいます。性格はかなり獰猛と考えられ、屈強な体で怪力を繰り出します。しかも屈強なうえ身軽らしいです。