⚠注意⚠
 パラオが主人公
 WW2、第二次世界大戦の描写あり
 戦争賛美はございません
 誤字脱字あるかもしれません
 死ネタあり
 カプはありません
 R18もございません
 実話を元にアレンジで書いております
 ノベルで書くのは苦手ですが、こうした方がいいよ、など意見ございましたら、コメントでお願いします
 ※地雷さんは回れ右
 本編へ
 僕たちの沈んだ心を、あの”太陽”が照らしてくれたんだよ。
 僕ら、パラオの人々は奴隷のように働かされ、自由もなかった…もちろん、国化身である僕も…
 そんな、自由もなく、奴隷生活が続くと思っていた、、、
 時は第一次世界大戦後、パラオは日本の委任統治領となった。
 僕は怖かった、日本……極東の狂犬と、ドイツ兵が言っていたのを小耳に挟んでいたからだ。
 あーまた地獄が始まる、奴隷、また働かされるのだと、国化身である僕はどうにか島民だけでも、少しだけでいい、自由にして貰えるよう考えてた…
 
 でもそんな心配はしなくてよかった
日本軍の人たちは、僕らの領土を見るなり眉間にシワを寄せこう言ったのだ…
 「どう、発展していくか難しいな…ま、とりあえず水道とか、道路とかを整備していくか!」
 発展…整備……?!、は、はってん?!整備?!
 (僕の聞き間違えじゃないよね……今発展と整備って言っていたよ?!えっ!?)
 めっちゃ驚いた、どう使わそうか…とか、どういう風に奴隷にするかとか、絶対そういうの言うと思ったからだ。
 あ、日本語を理解してるのは、この国の人達がなんて言ってるか理解するため…
島民達も理解している
 だから島民も理解出来ないような顔をしてい る。
 その時
 「アンタがパラオの国化身か?」
 「えっ…は、はiッ」
 (え、ちょ…めちゃ怖いんですけどこの人…人?…)
 その人?は顔が人の顔ではなく、国旗……そのような顔をしていた、肌と言えばいいのかは知らないけど、僕は一瞬で理解した…
 この人、この方は国化身だと
 
 「俺…私は大日本帝国と言う…国化身と言うかは分からないが、アンタと同じ類いの者だ」
 (国化身と言うか分からない?……でもその類いって事は結構上の者であるってことだ)
 「え、えっと大日本帝国さn……様!な、なんの御用でしょう…か?」
 「様はよしてくれ、、様と言われるのは気に食わないのだ……てか、アンタ日本語理解してるよな?!普通に話してるし!……絶対伝わってないと思っていた……」
 そう、照れくさそうにしながら、驚きながら、色んな仕草をしながら言っていた…
 人は見た目によらず……後に教わるがこの言葉がピッタリな感じだった
 「えっと〜?とりあえず、働ける島民を連れてきてくれ」
 「え、あ、はい……」
 (あんな感じだったけど、もしかして奴隷にするつもりなのかと…少し希望を失った……せめて病気の人や、怪我してる島民は休ませてくれるよう言わなきゃ!)
 「えっと、せめてびょうkッ」
 「あっごめん、言い忘れてた事あった、病気や怪我…体調不良…いやこれも病気か?…とにかく働くのは無理そうな人々は連れてこなくていいからな〜!」
 「…は、はい」
 (言う前に終わった…でも何されるかはまだわからない…慎重に行かないと…)
 そう思いながら、心に刻みながら働けそうな島民達を連れてった…
 「おう、君がパラオの国化身君か…来るの早いな?そんな無理せずで良いのだが…まぁとりあえずいっか……んじゃ、いまここに居る人々に道路の整備とか水道の使い方とか教えていくぞー」
 「道路に関しては、作るのに時間と費用と労働力を費やす為、私達日本軍が主にパラオ国民達はそれを支える、手伝う形で行動して欲しい」
 そう日本軍の1人が言いながら、教えてくれた…
 僕らはもう無理しなくて良いのか?……安全なお水を飲んでもいいの?
正直、嬉しかった……
 
 そうして時は過ぎ、パラオは発展していき、豊かにはなって行った…
 「最近どうだ?パラオ」
 「あっ…ないち〜僕は元気だよ!それより食べてみて!僕の作ったおにぎり!」
 「おっ!作ってみたのか?!どれどれ〜」
 正直、良いとは言えない形で、上手く三角形になっていなかった
 「見た目はどうあれ、
 アジダイジョーブだ!」
 「んふふ(*^^*)良かった!もっとないちみたいに上手く作れるよう頑張るね!」
 「おう、頑張れ」
 日々を共に過ごしていくにつれ、日本兵やないち(日帝)とも仲良くなった。
 そこでせめてお礼でもしよと思って、貝殻で作ったネックレスを渡そうと考えた。
 「ないち…」
 「?…パラオか?どうしたんだ?」
 「これ!プレゼント!」
 「お〜首飾りか、ねっくれす?と言うのだろう?ありがとう、大切にするな!」
 「喜んでくれて良かった〜!実はどれかひとつだけ、”月”が彫ってあるんだ〜!」
 「月?」
 「うん!月!ないちの国が日の出る国なら、僕たちは月だと思ってね!」
 「そこまで考えてくれたのか、本当にありがとう」
 そう言いながら、ないちは僕の頭を撫でてくれた。
 そんな幸せな日々が、
 続かなかった……
 それはある日、ないちと日本兵さんがお話してた時…
 「……ーーー〜ーー」
 「ーー〜ーー〜?」
 (ん?何か話してる…少し聞いてみようかな?)
 そう思いながら木の影に隠れた
 「…そうなればここも終わりなんですよ!何か策は無いのですか!?」
 「……戦争は…常に犠牲が伴う、それは先の大戦でたとえ、その場所で戦っていなくとも、そういうのはわかるだろう? 」
 「でも!…でも貴方ならどうにか出来ないのですか?!日帝さん!」
 「……私だって、此処を守りたい……
米軍が来る前に… 」
 (米軍…確か、今日本はアメリカって言う国と戦っている…その関係でないちも、日本に帰ったり、戻ってきて様子を確認して、それで戦争に加担してる……そのアメリカが来るって事?……それじゃ、パラオはどうなるの?)
 「今の所、日本は負け気味なんですよ!?……兵もそれ程多くないって言うのに…それでも?此処で向かい撃つのですか?」
 「来るのは海兵だ…陸軍も居るかもしれないが、此方に向かってきているのであれば、直ぐに避難をさせなければならない……白旗上げれば、此処は米国の植民地、いや領土になるかもしれない…」
 「それだけは避けたいだろ?」
 「ま、まぁ…では準備して参ります!日帝さん!」
 「嗚呼…………」
 
 
 「居るのだろう、パラオ…」
 ビクッ))
 「…話を聞いていたなら、直ぐに避難の準備をしろ」
 そう言って、ないちは離れていった…
 久しぶりだった…あんなオーラが出てて威圧感があって、前に初めて会った時のないちみたいだった…
 (でも、日本に助けられてばっかじゃダメだ、愛する日本兵と共に死ぬ!僕たちも戦うんだ!)
 そう心に決め、僕は島民が休んでるところに行って、この事を話した…
 もちろん、みんなも賛成で、僕達はないちに言いに行こうと決意した。
 ないちは浜辺に佇んでいた…そう佇んでいた…
 「ないち、僕達も戦うよ!」
 「…」
 「ねぇ…!僕達は必死だよ!僕たちの領土でもある、それに僕達は日本兵達やないちが大好きだ!だから僕達もたたかうy」
 「その口を閉じろ、パラオ」
 …怖かった、寒気がした…僕の知るないちじゃない事に…
 「で、でも!」
 「…ッお前ら土人共に何が出来る!帝国軍人が貴様らごとき土人と一緒に戦えるか!」
 「ど、どじん…」
 差別用語だと知ってる…だから酷く傷ついた…それに、ないちにこのように怒鳴って言われたのは初めてだった…
 怒りと悲しみが手に伝わり、強く握りしめる。
 それでも、言うことを聞く事しか出来ないため、僕達は避難船に乗り込んだ…
 船が進み…日本兵は見送りも無い……島民達は悲しみよりも、怒りが強くなって行った………そんな時…
 「元気でな〜!」
 「達者でな〜!」
 そういう声とともに、日本兵が手を振ってくれた…
 もちろん、ないちも……
 「元気でなーパラオー!」
 大きく手を振ってくれて、僕は、僕はようやく気付いた……
 僕達を守ろうとしてくれたんだって事
ないちは、あのように言っていたけど、本当は僕らの為なのだと…
 そして終戦…
 僕達の島、ペリリュー島では、多大な被害が出てて…日本兵も何千人もが犠牲に…
 ないちは、ペリリュー島に残る事が出来ず、日本に帰った矢先……あの爆弾…原爆で皮膚がただれ亡くなったと聞いた…
 僕は悲しみに溢れ、涙が止まらなくなってしまった…
 ここまでして頑張ってくれた日本兵…たとえ最後まで戦うことが出来なくとも、僕達を逃がしてくれたり、戦ってくれたないち…
 みんな亡くなってしまった……
 僕らの為に……
「ていう感じ、僕の過去はね…」
 「急に重い話させてしまい、すみませんね?」
 「大丈夫だよ!
日本!」
 「…日帝さん、ね……負け戦と分かっていたからこそ、なんのかもしれませんねぇ」
 「負け戦?」
 「日帝さんにはご兄弟が居て、パラオさんが知る日帝さんは”陸”と言われていたんですよ〜」
 「海、空と言うご兄弟が居たのですが、戦争で陸さんより早く戦死してしまい…これ以上死者を出したくないと言い、日本国民を守る形で動いたのです、まぁ戦うという事に変わりはありませんが…」
 「負け戦になるとわかっていたから、無駄にこれ以上死者を出さないよう、僕らを避難させたってこと?」
 「そうですね」
 「ないちに会いたいなぁ……」
 「……」
 「…パラオさん…」
 「ん?何…って」
 「それ…!?」
 「陸さんが、大事な物だからと私に託しましてね…」
 日本は、僕がないちにあげた貝殻のネックレスを付けていた…
 「ないちにあげたネックレス……」
 そう僕がネックレスを見ていると日本が…
 「パラオ、大きくなったな?これからも頑張れよ!」
 「!?ないちッ!」
 日本がないちに見えた、幻想でも、幻聴でもなく…本当のないちに…
 「んふふ、日帝さんは…」
 今も貴方を見守っていますよ!
 
 fin
 
 
 パラオのこのお話は、結構題材にしてる人結構居ると思いますが、書きたくて書いちゃいました(*^^*)
 自分が書いたら、こんな感じという事で…って駄作かも…
 短編集これからも書いていきますので、よろしくお願いします!
 それと、「皆と一緒に」って言う小説、少しこの先の展開が出てこなくなりまして、一時この小説停止させていただきます…
 身勝手ですみません…
 では
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