コメント
4件
もう……もう……めちゃくちゃ好きです……岸本くん可哀想可愛い…🫠続きを熱望してしまうくらいに…… コメント失礼しました…
単純に胸糞の悪いじんきし
⚠︎しいきし描写あり⚠︎
⚠︎胸糞注意⚠︎
⚠︎陣内のキャラ崩壊酷いです⚠︎
⚠︎性的描写⚠︎
それでも良い方はどうぞ
僕は単純に恋をしとった。靡く髪の毛、ふわっと香る香水、基本無表情だか時折みせる笑顔。僕はそんなところに惹かれとった。いつみても心臓の鼓動がうるさいぐらいにドキドキしてしまう。僕にとっての彼はこの世で一番美しい人や。僕は元々別に同性愛者やなかったけど、あの人と関わってから変わったんやと思う。せっかくの初恋叶えたいやん?やから僕色んな人に相談してみたねん。渋谷の兄貴、戸狩の兄貴、室屋の兄貴、馬渕の兄貴…頼れる兄貴分に色々相談してみて、最後に一番関わりがありそうな陣内の兄貴に相談してみたねん。そしたら急に表情が変わって、僕が次に瞬きした瞬間には首根っこ掴まれとった。
「あ”ッ…に、”ぎ…?」
「…椎名は俺のもんや、お前なんかに渡すか」
陣内の兄貴は今までにないぐらいの声の低さと怒りに支配されとって、グッとさらに僕の掴んでいる首に力を思いっきり入れた。一気に気道が押し潰され、呼吸が余計に出来んくなって、時間が進むにつれ意識が無くなりそうになっとった。陣内の兄貴とっての椎名の兄貴はよくわからへんけど、でも、触れてしまってはアカンと言うことだけは嫌でも理解した。そんなことを考えとったらいきなり掴んどる手を離した。僕はめいいっぱいに酸素を取り込もうとしたが咳き込んでしもうた。
「か”は…げほっげほ!」
「ほんなら次は身体で理解して貰わへんとなぁ、二度と椎名に近づかへんようにな」
「え…?あ、にき?」
陣内の兄貴はそのまま僕の服の襟を掴んで何故か椎名の兄貴が普段使っとるデスクの上に押し倒された。正直、嫌な予感がした。背中に氷突っ込まれたかのように一気に寒気がした。そのまま陣内の兄貴の大きな手で僕の口は塞がれ、そのまま服を脱がされた。これで確信した。今から陣内の兄貴に犯されるんやって。勿論、抵抗はした。やけど、無理やった。赤子の手をひねるかのようにあっさりと押さえつけられてしもうた。パニクってパニクってしかたがなくて、手で塞がれてるせいで絶対聞こえへんのに渋谷の兄貴助けてとか、無意味なことをしとった。陣内の兄貴がこんな人やと思っとらへんかったから尚更怖くて怖くて仕方が無かったんや。僕の知っとる陣内の兄貴はみんなに対して気遣えて、優しい人っていうイメージやったから、怖かった。
「お前が痛がろうが俺には関係あらへん、ただこれで分かったやろ?椎名に近づいたらあかんって」
「っ”…」
陣内の兄貴のソレは僕のより圧倒的にデカかった。余計に僕は冷や汗かいて、情けないことに涙が勝手にぽろぽろ出とった。やって、ただ恋しとって、告白したかっただけやのに、こうなつたんやで?たまったもんやない。こっから先は正直拷問並にしんどかった。普通、男性同士がセックスする時必ず挿れる穴を解さなアカンのに、陣内の兄貴はそのままいきなり奥まで挿れた。その瞬間僕に激痛が走った。そのまま無理矢理動かすもんやから、僕の穴から血が出とった。それを見た陣内の兄貴は面倒くさそうに舌打ちしとった。怖かった。怖いと痛いしか頭になく、ただただ泣き叫んだ。
「ん”っ、っ…ん”っ!」
「泣くなややかましい、黙って喘げやせめて」
「っ”…ふーっ、ふ”ー…」
最悪なことに徐々に痛みから快楽に変わり始めて身体中に電撃が走るかのようにバチバチと快楽が来た。今までに感じたことのない快楽。それも怖かった。でも、体は正直なんか徐々に僕のソレも勃ち初めて、陣内の兄貴が嘲笑っとるかのように見下した。僕の弱点を見つけたんかそこばかり責められて頭がチカチカして、真っ白になって、視界が点滅して…そんなわけの分からへん状態になっとるうちに僕はビクンビクンと体を痙攣させ、欲を吐き出した。その欲は椎名の兄貴のデスクにかかってしもうた。好きな人のデスク汚してもうた。嫌過ぎてぼろぼろとまた涙が出て、犯されたショックよりも椎名の兄貴が使っとるデスクを汚してもうた方が精神的にダメージが入った。陣内の兄貴はそのまま…ずっと、僕のことを犯しとった。僕の身体目的や愛ではなく、ただただ僕に恐怖を植え付けるだけのセックス。首絞められるは腹パンされるわ、罵倒されるわで僕の精神が壊れ始めた気がした。中にごぽごぽと出される気持ちの悪い感覚を何回も何回も…。僕は知らん間に意識が飛んどった。
「映像も撮れとるな。これならもうええわ。おい、起きろや」
そのまま腹を思いっきり蹴られて僕はまた意識が覚醒した。この行為をされてから一体どのぐらい時間が経ったんか分からへんけど、結構時間が経っとるはずや。陣内の兄貴は僕に冷たい目で見下してそのまま帰ってった。僕はぽろぽろと涙を溢しながらただただ、椎名の兄貴のデスクに謝っとった。それも何回も。目元を乱暴に拭きながら椎名の兄貴の汚れたデスクを拭いたり、乱れてしまったペン置きなどを立て直した。綺麗にしとったら、陣内の兄貴が書いたであろう付箋があった。僕はそれを恐る恐る読んだ。
「…次、また椎名に近づいたら、椎名にお前の犯されてる動画見せる…か。….」
なんか、もう感情がぐしゃぐしゃになり過ぎてよく分からへんかった。体も痛いし、心もしんどいし、なんか、同時に椎名の兄貴に対する恋心も無くなった気がした。もう、なんかどうでもええなって。そのまま僕はしわくちゃになった服を着てその場に逃げるように帰った。もう、あの場所にも居たくなかったから。
「岸本、ちょっとええか?話しがあんねん」
「…ああ、椎名、のあ、にき…」
数ヶ月後椎名の兄貴が僕に話しかけてくれた。数ヶ月前の自分なら嬉しかったんやろうけど、今違う。怖かった。椎名の兄貴も、怖かった。陣内の兄貴が何処かで見とるんやないかって、怖くて、怖くて自然と体が震えとった。椎名の兄貴はそんな僕を見て心配してくれた。ああ、この人は本当に優しいなって。椎名の兄貴の優しさに触れるたび泣きそうになって仕方が無かった。
「岸本、俺お前のこと好きやねん。付き合うてくれへんか?」
「…」
意外な言葉が来た。付き合うてくれって。数ヶ月前の僕が望んどった言葉や。数ヶ月前の僕、がな。でも、今はよく分からへんかった。椎名の兄貴に対する気持ちは。よく、分からへんかった。でも、きっとこの人と付き合うてしもうたら、今度こそ陣内の兄貴に殺されてしまうやろうな。きっと、ひどい罵声を浴びて、暴力を振るわれながら。僕は咄嗟にごめんなさい。ただその一言だけ言ってその場から出てってしもうた。
(おまけ)
●椎名視点●
「….」
振られてもうた。岸本に。ずっと好意を寄せとった、岸本に。愛嬌があって元気な岸本に惹かれとった。可愛かった、愛おしかった。今日勇気振り絞って告白したけど、ダメやったわ。自惚れとった。岸本に好かれとるんやないかっていう浅はかな考えをしてた自分が正直アホらしかった。この前陣内の兄貴告白されたけど、あの人はなんか恋愛対象として見れへんかったから断った。そしたら、凄く悲しそうな顔をしとった反面、禍々しいオーラを放っとった気がする。俺じゃあかんかったのかな。岸本と、付き合うて、幸せにしたかったのに。
「…隆太郎に、好かれるまで頑張らへんとな」
俺は淡い恋心を抱きながら岸本が俺の事意識してくれるまで頑張りたいと思う。もう、俺の視界には岸本しか居らへんから。諦めたない。