小説コンテスト参加☆
ちょっと短い連載かな…予定は。(((
あ、ラヴ芽詩です。
言っておきます。
ラヴ芽詩です。(大事なことなので二回言いました)
※転生モノジャナイヨ。
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「もっと…っ!」
「もっと話したかった…!!!」
「なのに逝っちゃうの…」
「早すぎるよ…!!!」
「あんたにはずっと生きてほしかった…!!!!」
「なんでこんなに…」
「私には不幸が訪れるの…?」
そう、君の亡骸を押さえて。
「ちょっと待ってて」と心で呟いた。
まだ逝ってしまったばかりの君だから
少しでも心を楽にしてほしいから
──────確かここに桜の木があったはず…
…あ、あった。
まだ3月上旬、桜は咲いてはいないけど。
周り一面に咲く菜の花を一つちぎって手に持つ。
それと当時に心地の良い風が吹く。
この前までは冷たくてヒリヒリする風だったのに。
季節って風だけで感じちゃうんだなぁ。
…って、そんなこと言ってたらあいつが冷えちゃうよ。
あいつ寒がりだし…
「急げ急げ…」
そんな事を言っていると、また暖かい風が吹く。
「あっ…!」
さっきより強い風だったせいか、手に持っていた菜の花が空を舞った。
「やっべ…!」
慌てて走り出した。
─────すっ、そう小さく音が鳴った。
足が浮き、この状況は「転んだ」に等しい。
地面に手をつくその瞬間───
「おい、何転んでんだよー?」
私の好きな貴方が目の前にいた。
to be Continued。