遅刻魔といじめられっ子

「なぁ謝れよ早く」

ｸﾞﾘｸﾞﾘ

❤️「ごめんなさいっ…」

吐きそう…みぞおちに足押し付けるとかどうかしてんだろ

「もっと大きな声ですみませんでしたって頭擦り付けて謝れよ」

ﾊﾞﾝｯ!

❤️「すみません…でした」

「調子乗ってんじゃねぇよほんとに気色悪ぃな」

ﾄﾞｶｯ!ﾊﾞｼｯ!!

❤️「…っ」

「まいたけくーんこれなーんだ♡」

❤️「金属バット…？」

「せーかい。これをお前の脇腹に…」

ﾄﾞﾝｯ!ﾊﾞﾝｯ!!ﾄﾞｽｯ

そっから数分間ずっと金属バットで殴り続けられた…制服は血まみれだし骨も数箇所は折られた生きてるのが奇跡だわこんなん

「もう二度とこんなことすんじゃねぇぞ。」

❤️「…帰らなきゃ」

いじめっ子達が帰ってったあと何とかして帰ろうとしたけど恐怖と骨折のせいで立ち上がれない…

❤️「どうしよ…バス停まで頑張らないと…」

迎えを頼むのは気が引けた…だから痛くても怖くても歩くしか無かったし…バス停まで行くしかなかった

家

❤️「やっっと、帰ってこれた…ただいまー」

ｶﾞﾁｬ

「あらおかえりまいたけ少しこっち来て座りなさい」

❤️「…は、はい」

「今回のテスト全部見たけどね」

❤️「うん」

「あの点数どういうことなの」

❤️「え、いや約束の合計点数450は超えてるやん」

「そういうことじゃないの。どうしたらあんな点数を取れるのか聞いてるの」

❤️「テントの範囲が難しかったんよ」

「勉強してなかったんでしょいっつも部屋でゲームして漫画読んでってやってたんじゃないの」

❤️「だーかーら！してねぇって！」

ﾊﾞｼｯ!

「じゃあどうしてもっと高い点数を取れないの！お兄ちゃんは取れてるのに！」

❤️「兄貴と比べんなよ…なんでもかんでも比べやがって…」

ｶﾞﾁｬﾝｯ!!

❤️「あのババァ最悪…」

ベッドに勢いよく座る。ふと机の上を見るとカッターが見えた

❤️「…ダメだぞもうやめるって決めたやん…」

やめるって決めてはや1年くらいか…ずっとカッターを目のつかない場所に置いていた。つい昨日カッターを使った時しまい忘れたんだ…でも正直ストレス溜まってるし…

❤️「少しだけならいいよなw」

ｼｭｰｯ

❤️「ははっ…wずっとやってなかったから少しいてぇな」

血が傷口から溢れ出す。俺の部屋の床を赤に染めてくソレはやっぱり綺麗な気がした

❤️「明日どうしよ…長袖着てくかとりあえず床拭いて寝よ…」

明日なんて来なきゃいいのに。そう思うと寝れなくなってしまういつも睡眠薬に頼って寝てるけど今日はなぜかすぐに寝れた。明日起きられるかなww明日はみんなと仲良くできるかな……