テラーノベル
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【1話目】
『……なーんか…変なのが来たなぁ〜!
好きになれるかな…』
俺の名前は春城天満
この春から百鬼学園に通う高校弐年生だ
俺の日課は百鬼学園の屋上から百鬼学園島を見渡すこと
そして今日はこの島の住人じゃない奴が港へ来ているらしい
百鬼学園はもうすぐお昼の時間である
『さて、と…そろそろ行くかなぁ』
先程の男はまだ屋上で寝転がっていた
『よっ、と…佐〜野♡なぁ〜に面白いことしてんのさ』
「あ、春城」
『ふふっその人新しく来た先生?』
「やっぱお前には情報来てたか」
『ううん
僕にも伏せられてたんだよね〜酷いよね
で?なんで先生のことファイヤーマンズキャリー・スピンアウト・フェイスバスターみたいにしてんの?』
「こいつが人の話をちゃんと聞かないから」
『はは!なにそれー』
「…(なんだろうこの子…不思議な感じが…)」
『えっと名前なんて言うんだろう
僕は天満
春城天満よろしくねセンセー』
「よ、よろしく…僕は安倍晴明…」
『安倍…?』
「!…」
『で?何してたの?』
「実はかくかくしかじかで」
『ふーん、豆から学園長から渡されたワイロを取り返そーってことね』
「ワイロじゃ…というか何か策でもあるの?」
『うーん?ないよ?
佐野が説明した通り構ってちゃんだけど約束は約束だからね
根気よく追いかけるしかないって
センセーなんの妖怪よ』
「に、人間です…」
『そっか人間か〜……?人間?』
「に、人間」
『…へぇ〜人間なら無理かもね
豆は自分のキャパに収まればなんでも変化できる
だが、変化するためには袋を被んないとできない
だからあんたが勝つためには変化中かされる前に袋を取るしかない
じゃないと人間のアンタには勝ち目はほぼ0だね〜』
「ええぇ…!
狸塚くん見つけてすらいないのに…」
『見つけてはやるよ
でも捕まえるのはあんた自身だよ
取られたのもあんたの賄賂だしね』
「だからお金とかではないよ〜」
『さて、そろそろ吹き抜けのあの階に豆が通るよ』
「え未来でも見えるの?」
『豆の行動を予測してるだけだよ
さてほらきたよ』
「え本当だ!!」
『ほら追いかけなよ
そこは頑張れ』
「さ、佐野くん!狸塚くん!本当に来た!!」
「はいはい」
佐野は安倍をおぶると狸塚のいるフロアまで降り立った
春城もその後ろを追う
「すごい佐野くん空飛べるの?」
「ちょっと身軽なだけだ…ほら早く後ろからビニール袋取れよ
変身させなきゃこっちのモンだろ」
「え?ビニール袋取ると変身できないの」
「『結局話聞いてなかったのかよ!!』」
「ごめん!!」
「「「『あ』」」」
「わわわ!追いつくの早っ!!変化!世界一のバイクレーサー!」
「あ!廊下バイクではしっちゃ…!」
『言い終わる前に行っちまったな?ちなみにあと何分よ』
「11時まであと3分だぞ」
『ほら中身見られたくないなら死ぬ気で走れ人間教師』
「ッ…こなくそぉぉぉぉ!!!!!」
「マジかよ!!」
「もはや執念だな」
安倍は狸塚のバイクに走って追いついて並行で走っていた
『あんな人間いるんだね…だけどちょっとまずいかな?』
「は?」
「も、もう少しで11時だし!逃げ切ってやる!!」
「(袋!!袋を取るんだ!あの袋!あれを取れば!)」
『はーい豆おしまい』
「ぎゃっ!!!?」
狸塚の背後へ突然現れた春城は袋を取り上げ、変化が解いた狸塚を回収するとバチバチとしていた
『ッ…!』
「豆!!!」
「狸塚くん!!」
「お前何してたんだよ!!」
「知らない知らないよ!!」
『大丈夫大丈夫、少し”当たった”だけ
すぐ目を覚ますよ』
「えぇ大丈夫
驚いてのびてるだけですよ」
「学園長!!」
『…』
「どうやら春城くんの言う通り当たりもしたので一時的に妖力を燃やされちゃったみたいですね
とりあえず晴明君は彼を保健室へ」
「あ、はい!」
「天満、貴方も保健室へ行きなさいよ」
『…わかってるよ』
「春城くんが行くようなので保健室までは彼に任せます」
《学園長先生方がお呼びです》
「おや
なんでしょう
おやつの時間ですかね?
では失礼」
『…話せよちゃんと』
「えぇいつかね」
『……』
「えぇっと…は、春城くん保健室って…」
『あ、ああ
悪い、こっち下降りるよ』
保健室で狸塚を寝かせていたらガラッと佐野が保健室へ入ってきた
そして職員室で聞いた話を安倍自身に話した
「えっマジで?僕ってそんなすごいの?」
『…』
「確かに実家は神社だけどボク社務所でお守り売ってただけだし…痛っ!なんで蹴るの!?」
「自覚なかったのかよ…」
『あはは!自覚ないとかウケる!』
「は…!でも確かに家を出る時お父さんも…
“なんかあった時のために数珠持ってきぃや”って…」
『…ふーん…』
「じゃあ狸塚君や名前忘れたけどアフロの子がアフロになったのも」
「覚えてやれ狢だよ」
『しかもアフロはアンタの仕業だしな』
「……破アァ…!佐野くん佐野くん破ァア〜っ!」
その瞬間保健室にパチーンっと乾いた音が響く
「本当に僕そんな力あるのかなぁ〜」
「(俺も半信半疑になってきた…)」
「あっでも…その家の事や僕の力のことはクラスのみんなには秘密にしていて欲しいんだ…」
「『えっなんで?』」
「だってそんな力があるって知ったらみんな怖がっちゃうよ
僕はみんなと楽しい素敵な学園生活を送りたいんだ」
「う〜〜〜〜ん…」
「そして素晴らしい青春をムギュっ!」
「豆!」
「あれ?俺なんで保健室に…」
「いいこと言おうとしたけどスルーされて辛い」
「あー…」
『…』
「春城に急にビニール袋後ろから取ったからすっ転んで頭打ったんだよ」
「えっ!?そうなの!?」
『マジでごめん!豆!!今度なんか奢っから』
「じゃあ追いかけっこどころじゃないね…いいよ!許す!ジュース買ってね!」
『嗚呼』
「まぁ続きはまた今度ってことにしときな」
「えっ!?あ、そそうだね!」
「あ!佐野くん!今度は晴明君の味方しちゃダメだよ!!!」
「えっ別に今回もコイツの味方じゃなかったよ」
「え!?違ったの!?」
「俺はただ豆に翻弄されて四苦八苦してるこいつを見て楽しんでただけ」
「なんて奴だ!!」
「だって俺疫病神だし人間の不幸が糧なんだもん」
「ねぇそれは疫病神だから!?君がただのサディストなだけじゃないの!?酷いよ!!」
安倍は佐野をポカボカと殴っていたが無言でビンタしていた
「あ、そうだこれ…はいこれ返す」
『まだ安静にしといた方がいい、俺が渡すよ豆』
「ありがとう、」
「(佐野くんって極端に狸塚くんに優しいのか極端に僕に辛辣なのか…)」
『はい、ワイロのもん』
「あ!ありがとう!春城くん!」
『ちなみに中身は?』
「言えな、え?」
春城は安倍が受け取る瞬間に封筒の物を上へ高くあげる
「えちょ返して!?」
『ははやなこった!ほら佐野!中身見ろ!』
「ちょ、ほんとに!返して!!」
『どーせしょうもないモンだろ?いいじゃねぇか』
「ちょ、だとしても!か、返して!!」
ガサッと佐野と狸塚が袋から出すと中から出てきたのは全国セーラー服カタログと教職頑張ったら毎月給料と一緒にこの中から好きなセーラープレゼントします、学園長より、と書かれた紙が同封されていた
『…』
「あー…ごめん…」
「せめて何か反応してよ!無反応は辛いよ!!」
「へぎゃっ!!!こっちはこっちで過剰なまでに反応してきた!!極端にも程があるよ!」
「佐野くん
人の性癖に文句言っちゃダメだよ」
「性癖って言わないでよ
ちょっと鑑賞して楽しむだけだよ!あと何その悟ったような目やめよ!!」
「大丈夫だよ晴明君!俺は誰にも言わないよ」
「うん、ありがとう(狸塚君が凄く優しい目をしてる…まぁ少しここで打ち明けたと思えば)」
「ところで毎月セーラー服貰ってどうするの?着るの?」
「着ないよ!鑑賞用だよ!」
『流石に教職員がセーラー服貰って着てたら無理すぎる』
安倍たちは保健室から教室まで歩いて話していた
そして佐野が先頭に立ちガラッと教室の扉を開いた
「ただいま」
『おはよ〜』
「お、珍しいなぁ
新学期早々にお前の顔見れるとか」
『入道酷くねぇ?俺だって面白いことあったら来るに決まってんだろ?』
「人を玩具扱い!?」
「で!?中身なんだったんだよ!」
『「セーラー服のカタログ」』
「コイツの趣味らしい…」
「アッ…!?」
「「「「「え?」」」」」
春城と佐野が口を揃えて言うとクラス全員が軽蔑の目で安倍を見ており女子なんかはゴミを見るような目で見ていた
「な、なんでバラしたの…?」
「ワイロの誤解を解いてやったんだろ?それに性癖は人それぞれなんだろ?恥じることぁねーよ…な?」
「もはや恥しかねーよ!!見てよ女の子たちのゴミを見るようなあの目を!!」
「言ってんだよ見てるんだよ
ゴミを」
「あんまりだ!!」
『さぁな?』
「黙ってたらこんなことなってないよぉ!!!」
『悪いなぁ?友達には嘘つけないタチでな?なぁ?佐野』
「嗚呼、そうそう」
「佐野くん適当だよね!?」
『はは!』
「なんだよー!!そんなこと言うとお祓いさしちゃうぞ!!お祓っちゃうよ!!お祓っちゃうよ!!」
「ッ……」
「アッ…調子にのってごめんなさい!!」
安倍晴明は赴任して新学期早々に生徒にジャーマンスープレックスをかけられていた
翌日
「佐野、豆はよー
よっ!」
「泥たーん!!ハワイから帰ってきたの!?」
『お!泥田』
「え!春城じゃねぇか!お前が新学期早々しかも朝からいるなんて珍しいじゃん!?」
『ははまぁな〜』
「そんねもって!ホレ約束してた土産のトーテムポールだ!!」
「キャー!!!」
ドデカ土産に狸塚は飛びついていた
「お前らにはアカダミアチョコな」
『チョコ美味…そういやお前お姉ちゃんの結婚式でハワイじゃねぇの?』
「そうそう!泥たんお姉の結婚式どうだったの?」
「ッ…ぐっ…!!!結婚式…!」
『?なんだあんま良くなかったのか?』
「まぁ姉ちゃんはスゲェ奇麗だったよ…!タダシ新郎ブッ殺ス!!」
「わぁぁぁぁ!!!義理の兄になんか殺意抱いてた!!!」
『なんだよ、姉にだけ優しくてお前には冷たいとか?それならいいじゃねぇか姉ちゃん愛されてんなら』
「違う…違う!!!」
『?じゃあなんだよ』
「泥田の姉さん人間と結婚したんだよ
一族総出で妖怪ってこと隠してな」
『!へぇ〜』
「言いふらすな!この顔面凶器!はっ倒すぞ!」
「俺にあたんな殴るぞ」
『まぁまぁ泥田も入道も落ち着け』
「んっとにシスコンだな泥田
でも真のシスコンなら姉の幸せを願って祝福してやれよ」
「祝福はしてるけど姉ちゃんにはもっといい男がいるの思うんだ…!
だから挙式の途中で抜け出してハワイ観光してきたぜ!!」
「あ、思った以上にハワイを堪能してるぞコイツ!」
「もう、人間って単語が地雷だわ
人間見つけたらかたっぱしからこのチョコぶっかけてトーテムポールで殴ってやりてぇよ…ってどうした豆に春城」
『「あちゃー…のポーズ」』
「あ!」
タイミングを読んだかのように安倍が教室へ入ってきた
「もしかして泥田君?ハワイで式挙げたっていう…」
「その言い方だとそこの泥田が式挙げたみたいだぞ」
「あ、担任の晴明君」
「はるあきだよぉ〜」
「変態さんなんだよ!!」
「やめてよ!やめてよ!!!」
『そんな爽やかな笑顔で言うことではねぇよ豆』
「俺は泥田坊の泥田耕太郎
よろしくなせんせー」
「えっとちょっと待ってね〜泥田坊泥田坊…あ!田んぼの妖怪なんだね!」
安倍はユルッと妖怪辞典で泥田坊のことを調べ始めた
「なんだよ、教師のくせに泥田坊も知らないのかよ」
「ごめん僕昨日この学校に来たばっかで…妖怪の存在も昨日知ったばかりなんだ…」
「は?」
「人間なんだ僕」
「し…
「何が君をそうさせた!!!」
「オラ!!」
「ギャフン!!!」
泥田は宣言通りお土産のチョコの箱を安倍の顔に投げつけ、トーテムポールで殴りつけていた
「有言実行型だな…」
『ね…なんか可哀想になってきた…』
そして安倍は泥田が怒っていることを聞いた散々殴られた後に…
「ええぇぇ〜っ!?そんなの八つ当たりにも程があるよ!!」
「とにかくテメェは今日から俺の敵だ!!」
「そんな!?なんてこった…人生辛すぎる…」
安倍は巣に帰るように教卓の下へ潜ってしまった
『おーい泥田〜』
「晴明くん!これからの人生もっと辛いことが沢山あるんだから!
こんなことでしょげてちゃダメだよ!」
「それは慰めの言葉としてどうだろうか…」
『で?』
「授業始まってずっとあの調子だね」
『な、ちょっといい加減だるいぞ』
「ゲホッ!?」
「トドメを刺しに行くなよ春城」
『はは〜メンタル弱ぇ〜』
「春城、あいつもう瀕死だぞ」
『はははは〜』
「佐野くん、晴明君を元気づけてやってよ〜」
「は?なんで俺が…」
「お願い佐野君〜」
「…たくっ…」
佐野は狸塚にはめっぽう弱く、席を立ち上がり教壇に立っている安倍のネクタイを引いた
「おい晴明、いいこと教えてやろう」
「何?…ってな
君も晴明呼びなんだ…」
佐野は耳打ちすると安倍はすぐ立ち直った
「じゃあ授業始めます」
『……』
「…佐野君、女兄弟いたっけ…?」
「嘘は言ってないよ
家族は家族でもペットの犬用のセーラーだけど」
『…なるほど』
「とりあえず今日は初授業だし、まずは百人一首の現代語訳の授業してみようと思うんだ
みんな壱年の時に習ったっね聞いたから復習もかねて!
じゃあ1番から”秋の田のかり穂の庵の笘を
あらみ!!?」
『……あらみ?』
「なにこれ泥団子!?」
「よりにもよって人間の歌の授業かよ
やってらんねぇよ」
「…これの訳を…歌川さんお願いします…」
「は…はい…えっと…秋の田んぼの近くの小屋は屋根の作りが荒くてすき間だらけなので私の着物の袖は夜露で濡れ続けています…という訳です」
「まるで僕の授業がおざなりすぎたもんだから泥田君に泥団子を投げられ、グダグダになった授業に困惑するみんなを表してるようだね…」
そう言いながら板書の訳には大工仕事をしろとかかれていた
「ところで誰かタオル持ってない?」
「持ってねーよ」
「俺も女子貸してやれよ」
「えっやだよ」
『センセー返さなくていいから、ハンカチで良ければ』
「春城くぅん!!!」
『その状態でくっついてきたらぶん殴るぞ』
「アッ……じゃあここでちょっと飛んで89番ら秋雨くん読んでみて」
「…玉の緒よ
絶えなば絶えね ながらへば 忍ることの弱りもぞする」
「これも今の僕を表してるようだね」
『…』
「…」
入道の顔には黒板の超訳が気になるといった顔をしており、秋雨が呼んだ訳は死にたいとかかれていた
「っ…晴明君!頑張って!あと10分!授業をやり切るんだ!」
「!」
「俺馬鹿だから授業の内容はさっぱりだけど…晴明君の授業面白いよ!!」
「ま、狸塚君…!」
『…(生徒に励まされる教師ってどうなんだろうな)』
「じゃ、じゃあ狸塚君に45番辺りを読んでもらおうかな…!」
「え何この恩を仇で返された感」
『ドンマイ』
「えーっと……れとも」
「”哀れ”」
「哀れともいふべき人は田心ほえて」
「思な」
「身のいたづらにあれはジョンですか?いいえ飛行機です」
「えっどこ読んでんの?お前」
「だ、大丈夫だよ!狸塚君!よく読めてるよ!で、この訳は…馬鹿な!!!?」
教壇に立っていた安倍は突然床へ吸い込まれていった
「ちょっ…!何この泥沼!!」
「泥田の妖術だ!!」
「ひ、酷いよ泥田君…」
(((((泥田より泥田坊みたいになってる…))))
「僕が何したって言うんだ!恨むなら義兄を恨んでよ!僕は無関係だよ!」
「俺たちは妖怪だ!!お前化かして何が悪い!!」
『…まっ、どっちの言い分も間違っちゃいねぇな』
「嫌なら人間の学校に帰れよ!」
『おい、泥田
いくらなんでも言い過ぎだ』
「…脱線してごめん…授業続けるね…
この歌はね”好きな人にふり向いてもらえない悲しさから生まれた”って言われてるけど…そんなことで何一々ネガってんだ正直思っちゃうよね…僕なんて…っ!哀れんでくれる人はおろか!生まれてこの方友達すらできたことないってのに!!!!
人間社会に馴染めないみじめな人間だったのに!3日に1回はチンピラに絡まれ時には小学性に泣かされてプライドないのかとかよく聞かれるけどプライドはあるよ!!
ないのは度胸だよ!!そんな僕でもやっと教師になれたよ!
でもやっと教師になったと思ったらこのザマだよ!!?初日に変態扱いだよ!!!
まさか人生生きてて妖怪から変態って言われると思ってなかったよ!!それでもギリギリ生きてるよ!!!だからもっと僕に優しく…」
「…」
教室はとてつもなく静まり返っていた…
「という訳です…」
『ぷはははは!!はははは!!!!んな馬鹿な!!』
「こ、国語ってただ文を読んで理解するだけじゃなくそこから何を学んで今後に生かすかが大事だと思います
まんなもこれらの歌から学びとってもっと他人に優しくしてあげてくださいね…い、…以上です…」
『(いい感じにまとめたな)』
「きりーつ
きょーつけー礼ー」
「(やっと終わった…散々な初授業だった…)」
「オイ」
『泥田』
「ん、」
『…』
「泥田君…」
「…悪かったな…色々邪魔して…」
「え」
「姉貴の結婚でイライラしてたモンだから…つい八つ当たりしちゃって…ちょっとガキすぎた…
義兄やその親族の幸せいっぱいな人間ばっか見てたから…こんな気の毒な人間もいるんだな…!」
「大丈夫!晴明君の授業楽しかったよ!ね?」
「「「「「えっ」」」」」
「あ…ああ…案外授業面白かったぜ」
「そ、そうね…」
「熱意は伝わったし…」
「ほ、本当…!?…」
「俺は言わねぇぞ」
「なんだよケチんぼケチんぼ妖怪!ケチんぼ妖怪!!」
『…ぷははは!!!!本当に変な教師だな!!』
「そうだ…(せっかくだからコレあいつに送っとこ)」
後日本当に佐野は犬ちゃん用のセーラーを貰って盛大に大喜びしていた
「まさか喜ぶとは…」
「…」
「ね?変態さんでしょ?」
『あぁ、ド変態だ』
______________________
next➜2話
コメント
1件
めっちゃ面白かったです!!🫶✨ 1話目からキャラの個性がバチバチで、会話のテンポ良すぎて笑っちゃいました😂 春城くんの飄々とした感じと、安倍先生の人間味あふれる戸惑い方が可愛いし、佐野と豆の掛け合いも癖になる…! あと泥田のシスコン炸裂シーン、最高でしたwww 今後の展開が気になりすぎるので、続き楽しみにしてますね!!🍀💕
#晴明受け
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