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Yuno*28
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114
# は る 。
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6件
あぁぁぁぁぁぁぁぁ神すぎる! 神作!jptt最高!
やばい!jpttは神!!
りとさん、読んだよ〜🥀💔 「嫌いなはず」って思ってたのに、気づいたら tt の心が jpp でいっぱいになってて、それに気づく瞬間がすごく切なかった……。 風邪の夜に「行かんといて」って手を掴むとことか、最終日に「帰りたない」って溢したとことか、胸がぎゅってなった。 すれ違ってる間の静かな痛みも、最後に「大好き」でぶつかるところも、全部きれいだったよ。 お互い想い合ってて、それでも伝わらなくて辛かったね……でもハピエンでほんとによかった。 素敵な作品をありがとう🕯️
# 🍑 からぴち|読み切り
#初BL
# 『嫌いなはずの同居人。』
jptt 💚💛|高校生パロ|犬猿の仲|同居|看病|すれ違い|溺愛|ハッピーエンド
#下手くそ注意⚠
嫌いやった。
いつも俺をからかって、勝手に笑って、何を考えとるか分からんあいつが。
……嫌いなはずやった。
それなのに、どうして。
あいつの「おかえり」が聞けなくなると思うだけで、こんなにも胸が痛いんやろう。
### 【tt視点】
「……は?」
思わず、間抜けな声が出た。
目の前には、大きな家。
見慣れた表札。
そして、玄関の前でにやにや笑っている、世界で一番会いたくなかった男。
jpp「いらっしゃーい!」
tt「……帰るわ」
jpp「ちょちょちょ!? 来たばっかじゃん!」
tt「無理や。絶対無理」
jpp「ひどくない!?」
……なんでやねん。
ほんま、なんで。
よりによって、こいつなんや。
俺の家は、配管の故障でしばらく大がかりな修理をすることになった。
その間、家族は親戚の家に泊まることになったんやけど、学校から遠すぎる。
そこで、親同士が昔から仲のいいjppの家に、俺だけ一か月ほど預けられることになった。
しかも、jppの両親は仕事と親戚の用事で家を空ける日が多く、基本的には俺とjppの二人暮らし。
……最悪や。
jpp「まあまあ! 俺の家だと思ってくつろいでよ!」
tt「お前の家やろが!」
jpp「そうだけど!」
tt「ほんま腹立つわ……」
jpp「えへへ!」
……こいつ。
俺のこと、絶対おもちゃやと思っとる。
じゃぱぱ。
高校二年生。
クラスでは人気者で、いつも誰かに囲まれとる。
明るくて、うるさくて、いたずら好き。
俺とは一年生の頃から同じクラスで、顔を合わせれば喧嘩ばっかり。
jpp「tt、荷物持つよ!」
tt「ええわ、自分で持てる!」
jpp「重そうじゃん」
tt「大丈夫やって!」
jpp「はいはい、強がりさん!」
tt「誰が強がりや!!」
……。
…………。
ほんま、嫌いや。
*
案内された部屋は、思っていたよりずっときれいだった。
机。
ベッド。
小さな本棚。
窓際には、クッションまで置いてある。
tt「……ここ、使ってええん?」
jpp「うん! 今日からttの部屋!」
tt「……ふーん」
……意外やな。
もっと物置みたいな部屋を想像しとった。
jpp「あと、これ!」
差し出されたのは、小さな紙袋。
tt「……何や?」
jpp「お菓子!」
tt「……は?」
jpp「tt、これ好きでしょ?」
中を見ると、俺がよく買うチョコレートが入っていた。
……なんで知っとるんや。
tt「……別に、頼んでへんけど」
jpp「知ってるよ!」
tt「……ほな、なんで」
jpp「なんとなく!」
……。
…………。
なんやねん。
その、なんとなくって。
tt「……まあ、もらっとくわ」
jpp「うん!」
……嬉しそうに笑うなや。
調子狂うやろ。
*
最初の一週間は、予想どおり最悪やった。
朝は、こいつが全然起きへん。
tt「おい! 起きろや!」
jpp「……あと五分……」
tt「昨日もそれ言うて遅刻しかけたやろ!」
jpp「……ttが起こしてくれるもん……」
tt「俺はお前のおかんちゃうぞ!!」
夜は夜で、ゲームの音がうるさい。
tt「音量下げろや!」
jpp「えー! 今いいところなのに!」
tt「知らんわ!」
jpp「じゃあ一緒にやる?」
tt「話聞けや!!」
晩ごはんを作れば。
jpp「tt、玉ねぎ切るの上手!」
tt「普通やろ」
jpp「お嫁さんになれるね!」
tt「誰がお嫁さんや!!」
jpp「俺のお嫁さん?」
tt「ふざけんな!!」
……。
…………。
毎日、毎日。
喧嘩ばっかり。
なのに。
不思議なことに、嫌なことばかりでもなかった。
俺が朝弱いと知ってから、jppは少し早く起きるようになった。
俺が辛いものを苦手だと知ってから、料理の味付けを変えてくれた。
学校で疲れて帰ると、冷蔵庫に好きなジュースが入っていた。
そして、帰宅すると必ず。
jpp「tt、おかえり!」
そう言って、笑う。
……。
…………。
いつからやろう。
その声を聞くと、少し安心するようになったんは。
### 【jpp視点】
……かわいい。
いや、ほんとに。
めちゃくちゃかわいい。
jpp「……はぁぁぁ」
学校の昼休み。
俺は机に突っ伏していた。
tt「……何やねん、気持ち悪い」
jpp「……何でもない」
tt「……ほな、ため息つくなや」
……。
…………。
……かわいい。
何でそんなにかわいいの?
怒ってる顔まで好きなんだけど。
……そう。
俺は、ttのことが好きだ。
いつからかなんて、正直覚えてない。
最初は、面白いやつだと思った。
からかうとすぐ怒るし。
負けず嫌いだし。
でも、困っている人がいたら、絶対に放っておけない。
誰かが落ち込んでいたら、不器用なりに隣にいてくれる。
そういうところを知るたびに。
……好きになっていた。
だから、同居の話を聞いたとき。
本当は、飛び上がるくらい嬉しかった。
でも。
ttは、俺のことが嫌いだ。
……たぶん。
いや、ほぼ確実に。
だって毎日「嫌い」って言われるし。
だから、俺もふざける。
本気になんて見えないように。
jpp「……tt」
tt「……何や?」
jpp「……今日、晩ごはん何食べたい?」
tt「……何でもええ」
jpp「じゃあ、オムライス!」
tt「……またかい!」
jpp「好きでしょ?」
tt「……まあ、好きやけど」
……。
…………。
……知ってる。
ttがオムライス好きなの。
卵は半熟がいいことも。
ケチャップは少なめがいいことも。
……全部。
知ってる。
*
その日の夕方。
雨が降り始めた。
最初は小雨だったのに、帰宅する頃にはかなり強くなっていた。
俺は家で、晩ごはんの準備をしていた。
……でも。
ttが、帰ってこない。
jpp「……遅いな」
時計を見る。
午後六時半。
今日は部活もないはず。
メッセージを送る。
『今どこ?』
……既読がつかない。
電話をかける。
……出ない。
jpp「…………」
胸の奥が、ざわざわした。
……大丈夫かな。
傘、持ってたっけ。
jpp「……迎えに行こう」
上着を羽織って玄関へ向かった、そのとき。
がちゃ。
tt「……ただいま」
……。
…………。
jpp「……tt!?」
びしょ濡れだった。
制服も、髪も。
顔色まで悪い。
jpp「……何してたの!?」
tt「……ちょっと、用事」
jpp「……傘は?」
tt「……学校に忘れた」
jpp「……電話は!?」
tt「……充電切れた」
……。
…………。
……もう。
心配したじゃん。
jpp「……とりあえず、お風呂入って!」
tt「……分かっとるわ」
jpp「タオル持ってくる!」
tt「……大げさやな」
……。
…………。
大げさでもいい。
……無事でよかった。
*
### 【tt視点】
……寒い。
風呂に入っても、なかなか体が温まらへん。
頭も、少し痛い。
tt「……疲れただけやろ」
そう思って、早めに布団に入った。
……でも。
夜中。
目が覚めた。
tt「……っ、はぁ……」
……暑い。
なのに、寒い。
頭が割れそうや。
喉も痛い。
起き上がろうとした瞬間、視界がぐらっと揺れた。
tt「……っ」
……あかん。
……これ、熱あるわ。
でも。
jppを起こすのも、悪いし。
……寝とけば治るやろ。
そう思って、目を閉じた。
*
### 【jpp視点】
夜中の二時。
喉が渇いて、俺はキッチンに向かった。
……そのとき。
ttの部屋から、小さな物音が聞こえた。
jpp「……tt?」
返事がない。
少し迷ってから、ドアをノックした。
jpp「……入るよ?」
……。
…………。
ベッドの上で、ttが丸くなっていた。
呼吸が、少し荒い。
jpp「……tt?」
近づいて、額に手を当てる。
……熱い。
jpp「……え、ちょっと待って」
慌てて体温計を持ってきた。
表示された数字は、39.1度。
……高い。
jpp「……tt、起きられる?」
tt「……ん……」
jpp「……熱あるよ」
tt「……知っとる……」
……。
…………。
jpp「……なんで言わなかったの?」
tt「……寝たら、治る……」
jpp「……治らないでしょ」
tt「……うっさい……」
……。
…………。
……ほんと、強がり。
jpp「……水、飲める?」
tt「……ん」
jpp「……ちょっと待ってて」
俺は水と冷たいタオルを持ってきた。
枕元に置いて、布団を整える。
jpp「……明日も高かったら病院行こうね」
tt「……大げさや……」
jpp「……大げさでいいよ」
……。
…………。
jpp「……ttがつらいの、嫌だから」
……。
…………。
tt「…………」
……あ。
また、本音が出た。
jpp「……とにかく、寝て」
tt「……お前は?」
jpp「……俺?」
tt「……寝んのか?」
jpp「……もうちょっと、ここにいる」
……。
…………。
tt「……勝手にせえ」
……。
…………。
……うん。
勝手にする。
だって。
好きな人が苦しんでるのに。
放っておけるわけ、ないじゃん。
*
### 【tt視点】
……夢を見た。
小さい頃の夢。
誰もいない家で、一人で待っている夢。
時計の針だけが動いて。
外は、真っ暗で。
……誰も、帰ってこない。
tt「……っ」
目を開けた。
……怖い。
なんでやろ。
ただの夢なのに。
……。
…………。
ベッドの横に、誰かがいた。
jppだった。
椅子に座ったまま、うとうとしている。
……まだ、いたんか。
tt「……jpp」
jpp「……ん……?」
tt「……なんで、そこまでするん?」
……。
…………။
jpp「……え?」
tt「……俺、お前にいつもひどいこと言うてるやろ」
……。
…………။
jpp「……うん」
tt「……嫌いやとか、うざいとか」
……。
…………။
jpp「……うん」
……。
…………။
tt「……それやのに、なんで……」
……。
…………。
jppは、眠そうな目で俺を見た。
そして。
少しだけ笑った。
jpp「……ttだからだよ」
……。
…………。
tt「…………」
jpp「……他の誰でもなくて」
……。
…………。
jpp「……ttだから、心配なの」
……。
…………。
……なんや、それ。
ずるいやろ。
そんな言い方。
……。
…………။
jpp「……寝ていいよ」
tt「……お前は?」
jpp「……ここにいる」
……。
…………။
俺は、布団の中から手を伸ばした。
jppの服の裾を、そっとつかむ。
……。
…………။
jpp「……tt?」
……。
…………။
tt「……行かんといて」
……。
…………。
……言ってしまった。
いつもなら、絶対に言わへん言葉。
でも。
今だけは。
一人になりたくなかった。
……。
…………။
jpp「……うん」
……。
…………။
jpp「……どこにも行かないよ」
……。
…………。
そっと、手を握られた。
……あったかい。
tt「……ありがと」
……。
…………။
jpp「……どういたしまして」
……。
…………。
その声を聞きながら。
俺は、もう一度眠りについた。
*
翌朝。
熱は少し下がっていた。
枕元には、水と薬の説明書。
それから、小さなメモ。
『朝ごはん、作ってあるよ。起きたら呼んでね』
……。
…………။
tt「……なんやねん」
……ほんま。
なんやねん、あいつ。
……。
…………。
胸が、変な感じや。
### 【jpp視点】
ttの熱が下がったのは、それから二日後だった。
その間、俺は学校を休んだ日以外も、できるだけ早く帰ってきた。
ごはんを作って。
洗濯をして。
薬の時間を確認して。
……ちょっと、世話焼きすぎたかもしれない。
でも。
tt「……jpp」
jpp「……ん?」
tt「……今日のスープ、うまかった」
……。
…………。
jpp「…………っ!」
……無理。
かわいい。
jpp「……また作る!」
tt「……別に、毎日はいらん」
jpp「……えー!」
……。
…………။
嬉しかった。
本当に。
こんな時間が、ずっと続けばいいのに。
そう思った。
……でも。
同居が終わる日が、少しずつ近づいていた。
*
### 【tt視点】
気づけば、同居を始めて三週間が過ぎていた。
最初は、あんなに嫌やったのに。
今は。
朝、jppが起きてこないと、なんとなく寂しい。
晩ごはんを一緒に食べるのが、楽しみになっている。
ソファで隣に座って映画を見るのが、当たり前になっている。
……そして。
jppが笑うと。
なぜか、胸があったかくなる。
tt「……あかん」
一人、部屋でつぶやいた。
……何があかんのか。
自分でも、分からへん。
いや。
本当は。
……分かりたくなかった。
*
その日の昼休み。
廊下を歩いていると、教室の中からjppの声が聞こえた。
jpp「……同居?」
足が止まった。
jpp「……まあ、早く終わってほしいかな」
……。
…………。
……え?
tt「…………」
心臓が、一瞬止まった気がした。
tt「……そっか」
……そうやんな。
最初から、嫌がっとったもんな。
俺が勝手に。
一緒に暮らすのが楽しくなって。
帰りたくないなんて、思い始めて。
……馬鹿みたいや。
tt「……俺だけやったんやな」
……。
…………。
その場を離れた。
だから、続きの言葉は聞こえなかった。
*
### 【jpp視点】
ttが廊下を通ったことに、俺は気づかなかった。
tt「……同居、どうなん?」
と聞いてきたのは、同じクラスの友達だった。
jpp「……まあ、早く終わってほしいかな」
友達「……え、そんな嫌なの?」
……。
…………。
jpp「……違う」
……。
…………。
jpp「……これ以上一緒にいたら」
……。
…………。
jpp「……好きって、言っちゃいそうだから」
……。
…………。
友達「……え?」
jpp「……俺、ttのこと好きなんだよね」
……。
…………。
初めて、誰かに言った。
本当の気持ち。
jpp「……でも、絶対嫌われてるし」
……。
…………。
jpp「……同居が終わったら、少しは諦められるかなって」
……。
…………。
……本当は。
終わってほしくなんか、ない。
ずっと、一緒にいたい。
でも。
叶わないなら。
これ以上、好きになりたくなかった。
### 【tt視点】
その日から。
俺は、少しずつjppを避けるようになった。
朝は、先に学校へ行く。
昼休みは、別の友達と過ごす。
帰宅したら、すぐ部屋に入る。
……。
…………。
jpp「……tt?」
tt「……何や」
jpp「……今日、一緒に晩ごはん食べない?」
tt「……先食べといて」
jpp「……そっか」
……。
…………。
……嫌や。
そんな声、出さんといて。
……でも。
これ以上、一緒にいたら。
もっと好きになってまう。
……。
…………။
……好き。
……?
tt「…………っ」
……あ。
……そっか。
俺。
……jppのこと、好きなんや。
……。
…………。
気づいた瞬間。
涙が出そうになった。
……なんでやねん。
よりによって。
俺に早く出ていってほしいと思っとる相手を。
……好きになるなんて。
*
### 【jpp視点】
……避けられてる。
絶対に。
最近、ttが全然話してくれない。
俺が近づくと、少し離れる。
晩ごはんも、一緒に食べなくなった。
……。
…………。
jpp「……俺、何かしたかな」
……分からない。
でも。
怖かった。
……嫌われたのかな。
やっぱり。
*
同居終了まで、あと三日。
その日の夜。
俺は、思い切ってttの部屋をノックした。
jpp「……tt」
tt「……何や」
jpp「……ちょっと話せる?」
……。
…………။
少しして、ドアが開いた。
tt「……何?」
……。
…………。
jpp「……最近、俺のこと避けてない?」
tt「……別に」
jpp「……絶対避けてるじゃん」
tt「……気のせいやろ」
jpp「……嘘」
……。
…………。
tt「……何やねん」
jpp「……何かしたなら、言ってよ」
……。
…………။
tt「…………」
……。
…………။
jpp「……俺、ttに嫌われたくない」
……。
…………。
その瞬間。
ttの表情が変わった。
tt「……は?」
jpp「……え?」
tt「……嫌われたくない?」
……。
…………。
tt「……お前が、それ言うんか?」
……。
…………。
jpp「……どういう意味?」
tt「……お前も、早く俺に出ていってほしいんやろ?」
……。
…………。
……え?
jpp「……何で?」
tt「……聞いたんや」
……。
…………。
tt「……同居、早く終わってほしいって」
……。
…………。
……あ。
……あのときの。
jpp「……それは」
tt「……もうええわ」
jpp「……違うんだって!」
tt「……何が違うねん!」
……。
…………。
tt「……俺だけやったんや!」
……。
…………。
jpp「……え?」
tt「……一緒に暮らすんが楽しいって思っとったんも!」
tt「……帰りたないって思っとったんも!」
……。
…………。
tt「……全部、俺だけやったんやろ!!」
……。
…………။
……違う。
違うのに。
jpp「……tt、聞いて」
tt「……もうええ!」
……。
…………။
tt「……俺だって、お前なんか大嫌いや!!」
……。
…………。
……。
…………。
胸が、痛かった。
息が、できないくらい。
jpp「…………そっか」
……。
…………。
jpp「……ごめん」
……。
…………。
tt「…………」
jpp「……もう、邪魔しない」
……。
…………。
俺は、静かに部屋を出た。
……。
…………。
ドアが閉まる音がした。
……。
…………。
……終わった。
全部。
*
### 【tt視点】
……言ってもうた。
一番、言いたくなかった言葉。
……大嫌い。
……違う。
違うのに。
tt「……っ」
……なんで。
なんで、あんなこと言うてもうたんや。
……。
…………။
tt「……好き、やのに……」
……。
…………。
ぽろっ。
涙が落ちた。
……。
…………。
tt「……あほ……」
……。
…………。
……ほんま。
俺、何しとんねん。
*
翌朝。
キッチンに行くと、朝ごはんが用意されていた。
でも。
jppはいなかった。
机の上には、メモ。
『先に学校行くね。朝ごはん、食べてね』
……。
…………。
tt「…………」
……いつもなら。
「tt、おはよー!」
って、うるさいくらい言ってくるのに。
……。
…………。
tt「……静かやな」
……。
…………。
静かすぎて。
胸が、痛かった。
### 【同居最終日】
### 【tt視点】
荷物をまとめた。
服。
教科書。
ゲーム。
お菓子。
……。
…………。
一か月前は、こんなに長く感じたのに。
終わってみれば、あっという間やった。
机の上には、jppが買ってくれたジュース。
棚には、二人で撮った写真。
ベッドの横には、風邪をひいた日に置いてくれた小さなぬいぐるみ。
……。
…………。
tt「……何やねん、これ」
……思い出ばっかりや。
あの日。
熱を出した夜。
jppが、ずっとそばにいてくれた。
……『ttだからだよ』
……。
…………。
あの言葉が、ずっと忘れられへん。
tt「……帰りたないな」
……。
…………。
ぽつりと、こぼれた。
……。
…………。
「……じゃあ、帰らなきゃいいじゃん」
……。
…………。
tt「…………っ!?」
振り返ると。
ドアの前に、jppが立っていた。
……。
…………။
jpp「……聞こえちゃった」
tt「……っ、勝手に聞くなや!」
jpp「……ごめん」
……。
…………။
jpp「……でも」
一歩、近づいてきた。
jpp「……俺も、帰ってほしくない」
……。
…………။
tt「……は?」
……。
…………။
jpp「……ずっと、一緒にいたい」
……。
…………။
tt「……でも、お前……」
jpp「……あのときの話、最後まで聞いてほしい」
……。
…………။
俺は、何も言えなかった。
jpp「……早く終わってほしいって言ったのは」
……。
…………。
jpp「……これ以上、一緒にいたら」
……。
…………。
jpp「……好きって言っちゃいそうだったから」
……。
…………。
tt「…………え?」
……。
…………。
jpp「……俺、ttが好きなんだ」
……。
…………。
……。
…………。
……は?
……え?
……好き?
……俺を?
jpp「……最初から、ずっと」
……。
…………。
jpp「……同居できるって聞いて、めちゃくちゃ嬉しかった」
jpp「……毎日一緒にごはん食べられて」
jpp「……おかえりって言えて」
jpp「……同じ家で、おやすみって言えて」
……。
…………။
jpp「……幸せだった」
……。
…………။
……。
…………。
jpp「……でも、ttは俺のこと嫌いだと思ってた」
……。
…………။
jpp「……だから、終わってほしいって」
……。
…………။
jpp「……そう言えば、諦められるかなって」
……。
…………။
……。
…………。
……馬鹿や。
……ほんま。
……大馬鹿や。
tt「……なんや、それ……」
……。
…………။
jpp「……ごめん」
……。
…………။
tt「……俺も……」
……。
…………。
声が震えた。
tt「……俺も、好きや……」
……。
…………။
jpp「…………え?」
……。
…………。
tt「……お前のこと、好きなんや!!」
……。
…………။
ぽろぽろ。
涙が止まらへん。
tt「……大嫌いなんて、嘘や……!」
tt「……ほんまは、ずっと一緒にいたかった……!」
tt「……お前がおかえりって言うてくれるんが、嬉しかった……!」
……。
…………။
tt「……帰りたない……!」
……。
…………။
jpp「…………っ」
……。
…………။
jpp「……tt」
……。
…………။
jpp「……抱きしめてもいい?」
……。
…………。
tt「……っ、聞くなや……」
……。
…………。
tt「……はよ、来いや……!」
……。
…………。
ぎゅっ。
……。
…………။
強く、抱きしめられた。
……あったかい。
……あの日と、同じ。
jpp「……大好き」
……。
…………。
tt「……俺も……」
……。
…………။
jpp「……ずっと好きだった」
……。
…………。
tt「……うん……」
……。
…………。
jpp「……もう、離したくない」
……。
…………。
tt「……離すなや……」
……。
…………။
……。
…………。
しばらく、二人で抱きしめ合っていた。
……。
…………。
jpp「……ねえ、tt」
tt「……何や……」
jpp「……俺と、付き合ってください」
……。
…………。
tt「……っ」
……。
…………。
tt「……こちらこそ、よろしく……」
……。
…………。
jpp「…………っ!!」
……。
…………。
jpp「……やったぁぁぁ!!」
tt「……うっさい!!」
jpp「……大好き!!」
tt「……分かったわ!!」
jpp「……もう一回言っていい!?」
tt「……好きにせえ!!」
jpp「……大好き!!」
……。
…………။
tt「……ほんま、あほやな……」
……。
…………。
……でも。
そんなあほが。
世界で一番、好きや。
### 【一週間後】
### 【jpp視点】
……幸せ。
めちゃくちゃ幸せ。
だって。
ttが、俺の彼氏になった。
……彼氏。
……彼氏!!
jpp「……えへへへへ」
tt「……何にやにやしとんねん」
jpp「……ttが彼氏だから!」
tt「……っ、いちいち言うなや!」
……。
…………။
……かわいい。
真っ赤。
かわいすぎる。
*
同居は予定どおり終わった。
ttは自分の家に帰った。
……でも。
今日は土曜日。
ttが、俺の家に遊びに来ている。
jpp「……tt!」
tt「……何や?」
jpp「……おかえり!」
……。
…………။
tt「…………」
……。
…………。
tt「……ただいま」
……。
…………。
……やばい。
嬉しい。
jpp「……ぎゅーしていい?」
tt「……はぁ!? 急に何言うとんねん!」
jpp「……彼氏なんだけど?」
tt「……っ、分かっとるわ!」
jpp「……じゃあ、いい?」
……。
…………。
tt「……ちょっとだけやで」
……。
…………။
jpp「……やった!」
ぎゅっ。
……。
…………။
tt「……おい、強い強い!」
jpp「……ごめん!」
……。
…………။
jpp「……でも、嬉しくて」
tt「……何がや」
jpp「……ttが、またここに来てくれたこと」
……。
…………。
tt「…………」
……。
…………။
tt「……当たり前やろ」
……。
…………。
jpp「……え?」
tt「……俺、お前の彼氏なんやから」
……。
…………。
jpp「…………っ!!」
……。
…………။
……もう。
無理。
好き。
jpp「……tt!!」
tt「……何やねん!」
jpp「……大好き!!」
tt「……知っとるわ!!」
……。
…………။
jpp「……ねえ」
tt「……ん?」
jpp「……今日、泊まってく?」
……。
…………။
tt「……は?」
jpp「……ちゃんと親に確認して!」
tt「……そらそうやけど」
jpp「……また一緒に晩ごはん食べたい」
……。
…………။
tt「…………」
……。
…………။
tt「……しゃあないな」
……。
…………။
jpp「……ほんと!?」
tt「……親がええって言うたらな」
……。
…………။
jpp「……やったぁ!!」
……。
…………။
……嬉しい。
本当に。
もう一度、あの毎日が戻ってくる。
でも。
今度は。
恋人として。
*
### 【tt視点】
……こいつ、ほんま。
付き合ってから、甘すぎる。
jpp「tt、ジュース飲む?」
tt「……飲む」
jpp「はい!」
tt「……ありがと」
jpp「tt、お菓子食べる?」
tt「……さっき食べたやろ」
jpp「じゃあ、ぎゅーする?」
tt「……何でそうなんねん!!」
jpp「えへへ!」
……。
…………。
ほんま、うるさい。
でも。
……嫌じゃない。
むしろ。
……嬉しい。
*
夕方。
ソファで映画を見ていた。
jppは、俺の隣に座っている。
……近い。
めっちゃ近い。
tt「……おい」
jpp「……ん?」
tt「……近ない?」
jpp「……彼氏だから!」
tt「……理由になっとらん!」
jpp「……じゃあ、離れる?」
……。
…………။
……。
…………。
tt「…………」
……。
…………。
tt「……別に」
jpp「……ん?」
tt「……離れんでええ」
……。
…………。
jpp「…………っ!!」
……。
…………。
jpp「……tt!!」
tt「……何や!」
jpp「……かわいい!!」
tt「……うっさい!!」
……。
…………။
ぎゅっ。
……また、抱きしめられた。
tt「……おい、映画見えへんやろ!」
jpp「……映画よりtt見たい!」
tt「……っ、あほ!!」
……。
…………。
……ほんま。
どうしようもないやつ。
……でも。
俺は、そっと。
jppの背中に腕を回した。
……。
…………。
jpp「…………え?」
……。
…………。
tt「……何や」
jpp「……ttから、ぎゅーしてくれた」
……。
…………。
tt「……悪いか」
jpp「……全然!!」
……。
………….
jpp「……めちゃくちゃ嬉しい!!」
……。
…………。
tt「……そか」
……。
…………。
jpp「……ねえ、tt」
tt「……ん?」
jpp「……これからも、ずっと一緒にいてね」
……。
…………。
……。
…………。
俺は、少しだけ笑った。
tt「……当たり前やろ」
……。
…………。
tt「……もう、離れへんから」
……。
…………。
jpp「…………っ!!」
……。
…………。
jpp「……大好き!!」
tt「……俺もや!!」
……。
…………。
……。
…………。
ああ。
ほんま。
嫌いやったはずやのに。
……いつの間にか。
こいつが、世界で一番大切になっとった。
### 【エピローグ】
数か月後。
俺たちは、相変わらず喧嘩ばかりしている。
jpp「ttー! 俺のプリン食べた!?」
tt「……食べたけど?」
jpp「えええ!? ひどい!!」
tt「名前書いとらんかったやろ!」
jpp「書いたもん!」
tt「……あ」
jpp「……あ?」
tt「……ほんまや」
jpp「……もー!!」
……。
…………。
でも。
そんな毎日の最後には、必ず。
jpp「……tt」
tt「……何や」
jpp「……大好き」
……。
…………。
tt「……俺も」
……。
…………。
jpp「……えへへ!」
……。
…………。
……ああ。
やっぱり。
俺は、こいつが大好きや。
嫌いなはずだった同居人は。
いつの間にか、世界で一番大好きな恋人になっていた。
そして今日も、俺たちは喧嘩しながら、幸せに笑っている。
## 💚💛 HAPPY END 💛💚
『嫌いなはずの同居人。』
――「大嫌い」の裏側には、ずっと「大好き」が隠れていた。
なんかBL書きたいなぁって思ったので書いてみました!!
思いつきなので、面白くないかもです。m(_ _)m
♡&💬してくれたら、嬉しいです!!