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──────いえもん視点──────

そこからはルカさんの快進撃だった。銀のナイフ、銀の剣、銀の中などが宙に浮き、それで神を貫いていく。最初はバカにしていた神も、それが致命傷になりうることを理解し始め、交わしてくるようになる。

神にしては適応力悪いな、なんて少しおかしくて笑ってしまう。俺は、宙に浮く銀の剣を1本掴み取り、それを構える。割と軽いが、その切っ先は鋭利で切れ味が良さそうに見える。取ってはあまり良くなく、持ちにくいことに不満を持つ。が、ルカさんはその不満を察したのか、言い返してくる。


「それは敵に投げる用なんですよッ!!持つことなんて想定してませんから!」


そう言いながら、ルカさんは新たに銀の剣を作り直し、俺に向かって投げてくる。

それを顔面の前で片手でキャッチするが、普通に危なかった。とんでもなくギリギリだったので、文句のひとつでも言いたくなったが神が目前に迫っていたため、何か言う暇もなく、俺は銀の剣を神の顔面に突きつける。神は俺が剣を持っていると思っていなかったのか、呆気なく深く突き刺さりそのまま塵となって消える。───心臓を突き刺してもないのに死ぬとは。それほどまでに銀が弱点となっているのか。ルカさんの能力の恐ろしさを知る。

───ただ、さすがに人数が多い。銀の剣をいくら振り回したって、銀のナイフをいくら神に当てたからって。何度も同じ手に引っかかる神も少なくなり、それに合わせて、さらに神が集まってくる。───捌くのが、だいぶ辛くなってきた。

急に、先程まで軽いと感じていた剣が重くなったように感じる。足に突然負荷がかかり、俺の動きが鈍る。───遠くで嘲笑う神に目を向ける。そいつが、人差し指を下に突き刺すと、途端に俺の足が急な重さの変化に耐え切れず、そのまま膝をつく。直ぐに、相反する重力を出して打ち消さないと───そう思っては見たが、眼前には他の神が既に武器を構えていて───

間に合わない、そう悟る。動かないと、とは思っているのに、足が、手が動かない。ルカさんも目の前の敵を捌くのに手一杯でこちらに気を配る余裕は無さそうだ。


(あ、やらかした──────)


眼前に迫るそれに怖気付き、咄嗟に目を固く瞑る。───が、想定した痛みが来ることは無かった。恐る恐る目を開けると、そこに居たのは


「全く…油断大敵ですよ。いえもんさん。」

「め、めめさん!」


そう、目の前に現れたのは俺の恩人で、めめ村の村長で、そして死神のめめさんであった。

めめさんは鎌を大きく降り、辺りの神々の肉体を───いや、魂を刈り取る。即座に、数十神がチリとかし、青白い魂が、めめさんの元に集まる。めめさんはその魂をそのまま鎌で回収する。そうすると、鎌には青白い光が溜まり、それは、本来の鎌の大きさから十数倍大きくなり、そして、その鎌で辺りの魂を刈り取る。





───それを繰り返していけば、周りに神はめめさん以外いなくなっていた。周りに血が飛ぶことはなく、光の塵───いや、最早絨毯が地面に広がっていた。前よりも神々しくなったそれは、神の死によってなったとは、あまりにも皮肉なものではあった。

敵が居なくなり、ルカさんはようやく深い息を吐き出す。


「はぁ…やっと終わりましたね…。あとは、ぜんさんと八幡さん、ラテさんを待ちましょうか。」


そうルカさんがやんわりと微笑む。まるで、やり切ったかのような、開放感がある表情だった。俺もそれと同様に、やっと疲れから解放されると思い、安堵の表情を浮かべてしまう。油断しきっているが、それは仕方がない。さっきまで、何十、何百人───もしかしたら何千人もの神々を相手していたのだ。そんな大量の神を、銀の剣一撃で殺せるからと言って、相手するのは大変だ。しかも、相手は知能も、実力も伴う神。頭を使うし、もちろん体力もかなりきつい。実際、俺は今1歩も歩ける気がしない。気が緩み、思わず足に力が入らず、そのままペタンと座り込む。


「そうしましょう…。疲れたので、しばらく休みたいです…。」


俺がそう弱音を吐く。ルカさんは同じ気持ちなのか、あっさり自身の腕を切り落とす。そうすると、すぐさまその部分が再生する。そして、足を斬る。すぐに再生する。───が、目の前でこんな凄惨な光景を見せつけるなんて、倫理観が終わっている。再生するとわかっていても、その血なまぐさは消えないし、その鮮血は、一瞬だが、思いっきり血飛沫を上げていた。


「ちょっ!汚いです!」

「仕方がないじゃないですか…。腕の筋肉が…。いや、再生したんですが、どうしても違和感があって新しいのに変えたかったんですよ。」


…理解できない価値観だと思った。いや、人外ならば割とそんなものなのだろうか。あ、とルカさんが付け足す。


「あ、もちろんその時痛覚は止めてますので。痛くは無いですよ。」

「そこじゃねぇ…。」


俺は思わず耐えきれなくて、そうツッコミを入れる。ていうか、痛覚って遮断できるのか。いや、そういう魔法だろうか。疑問は絶えなかったが、これ以上何かを効くのも、頭を使うのも嫌だったので、無視をすることにした。

───その間、めめさんは黙り込み、暗い表情をしている。そして、意を決したかのような表情をして、俺たち2人に向き直る。


「皆さん、伝えたいことが───」


その事実は俺たちの疲れきった心を抉る。























ここで切ります!いや〜ギリギリセーフ!今日書くの本当にギリギリだったんですよね〜!危なかった!今9時だし!さて、みんなの感動パートは書きましたし、そろそろ事実を突きつけていきましょう!お楽しみに!

それでは!おつはる!

一明日を見るためにー

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コメント

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はつこめ失礼します!とてもいい話ですね!200話も読むのはある種の修行でした!

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