俺の名前は優。ただの高校2年生だ。学力も平均ぴったり。みんなと違う所は、幽霊が視える事くらいだ。このせいで変なやつ扱いされた。だから俺はこの人と違う所がだいきらいだ
「優ー!おはよぉー!」
こいつは蓮。俺の幼馴染だ。学力が高い。俺がいじめられている時も助けてくれた奴だ。だが、学力は良いのに何故か子供っぽい
「あぁ、おはよ」
こいつは俺の唯一の理解者だ。こいつが居てくれたから今の俺が居る。まぁ、簡単に言うと恩人だな。
「ねぇー優!宿題終わった?」
宿題かぁ…俺にはあんまり関係ないな。
「あー終わったよ」
「本当にぃー?」
こいつはやたら勘が鋭い。
「やって無いって言ったら?」
「見せてあげようと思って〜!」
見せてあげよう…ねぇこいつも簡単に嘘を付く。信じない方が良いのかも知れない。
「本当にやってるから…安心しろ」
「ならいっか!」
そんな意味もない会話を続けながら校門を潜った。蓮とはクラスが違うのでここでお別れだ。
「じゃ!今日は一緒に帰れる?」
「すまん俺部活あるわ」
「わかったぁ!じゃーねー!」
そう言ってあいつと別れた。その瞬間女子が集まってきた。何か会ったのだろうか…
「うぉっと…どうした?」
「あの、今日放課後空いてますか?」
確か今日は部活だよな?こいつもそれは知ってるはずだけど…まぁ一応返してやるか
「すまん今日部活あるわ」
「あ、そうですか。えっと…じゃあ昼食の時間食堂の一番奥の窓側の席に来てください」
「おお、分かった」
面倒くさそうどな。サラッと流したいけどこんなに人居たら無理か…と言うかこいつ誰だ初対面、だよなこの学校名札あって助かった
「それじゃ西村さん、お昼に」
朝のドタバタとは反対に授業は怖いくらい予定通りに進んでお昼になってしまった。食堂使った事ないな…迷子にならないように…
「お邪魔します…」
入り方がわかんない…まぁ良いか
「こっちこっち!」
「分かった」
何なんだよ…今日は屋上で蓮と食べる約束合ったのに…まぁ、許してくれたから良いけど
「で、話って?」
「えっ、えっと…」
顔を赤らめながら何かボソボソ言っている
「ごめん何て?」
「あ、あの!優さんが好きです」
え?文化祭の練習?演技うまいな…俺も真似できたらいな…
「文化祭の練習?俺生徒会じゃないよ?」
「えっと…演技じゃ無くて本命です」
凝っている演技だな…そろそろ戻りたいし、
「ごめんね最近忙しくて」
そう言ってその場を立ち去った。後ろからは泣いている声か微かに聞こえた。
そのまま授業は進み部活も終わった。
「やっと帰れる…今日は色々あり過ぎた…」
そうため息混じりに呟いた。
家に付きベットに転がる
「よし、勉強やろ」
…やり始めたはいいものの何も分かんない。聞くか。
ーラインー
[この問題分かんない]
文章と共に写真を送る
(既読にならない…この時間ならいつも勉強してんのにまっいっか)
ー次の日ー
最終的に既読も返信も無かった。どんだけ集中していたんだろう。俺だったら通知が来たらそっち行くわ…
そんな事を思いながら外へ出た
「あれ?蓮居ない」
「寝坊かな…」
そんな事を考えながら学校に行ったそうしたら衝撃の事実を明かされた
「そ、そんな…」
蓮の机の上には花瓶が置いてあった。つまりはそう言う事だ。俺は無我夢中で教室を飛び出して家に戻ってしまった。
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