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主人公お花屋さん☆
私、花紗樹 希子。お花屋さんやってるの。最近ねぇ…口説いてくる人がいるの。その人、夏油さんって言って額に傷があるの。一度大丈夫かしら?と言ったら「…あぁ…」って言ってた。(チリンチリン
あら。来たのかしら。
希子「今日も来て下さり有難う御座います。今日は何が欲しいですか?」
夏油「ぅ゙〜ん…じゃぁ赤い菊、アネモネ、ピンクの胡蝶蘭とエキザカム。あとチューリップかな。」
希子「あら…誰かに贈るのですか?」
夏油「…そうだね。」
希子(この人意味知って選んでるのかしら。全部愛してるとか愛の告白とかよ。意味)
夏油「君に贈るんだよ。」
希子「えぇ…私の店で私の花を私に贈るの…」
夏油「ククッ……そうだね…」
希子「えー…私から贈る花は…アリッサム、ですかね。」
夏油「おや?いつも私が来ると愉快なのかい?」
希子「まぁ…花を買ってくれる人が貴方しかいないので。」
夏油「!!」
夏油「それは嬉しい限りだね。」
夏油「また来るよ。」
希子「うん、多分あれ花言葉熟知してる人ね。凄いなぁ…」
あの子に一目惚れしたのは何時だったかな。町中で君を見つけた時は唯の猿かと思ったけど、今よく考えてみればあの時の私は莫迦だと思う。
夏油「…呪霊がなかなかいないなー…」
その時なんだ。フローラルな香りがして。君だったんだよ。希子。
夏油「…」
希子「ヤバイヤバイ、遅れちゃう。」
夏油「ぇ゙…あ…いい匂い…」
夏油「おや?あ、ハンカチ…」
夏油「あの人のかな。」
辿り着いたのは君の店だった。花屋だったからあんなにフローラルな匂いがしたのか。
希子「え…?あ…さっきの人…」
希子「今日は何をお探し…ハンカチ…!」
希子「え…あ!有難う御座います!!」
夏油「えぇ…あ、はい…」
希子「さっき探したら無くて…本当に有難うございます!!御礼にこれ…」
夏油「トルコキキョウ…?」
希子「意味は感謝、です!」
夏油「へぇ…!有難く貰っておくよ…」
希子「はい。また来てくださいね。」
夏油「…あぁまた来るよ。」
夏油「何を言ってるんだ私は…あ…帰らないと…あの呪霊共に怒られちゃう(タハー」
次来たら、花で口説こう。
希子「ぅ゙〜ん…」
最近誰かに付けられてるような…ストーカー?あ…来た。
希子「今日は何をお探しで?」
夏油「うーん…そうだな…今日はアングレカムとシザンサス、ペチュニア、雪華草、赤いカーネーション、ジャスミンと99本の薔薇かな。」
希子「結構行きますね……え?」
夏油「ッハハ、特に99本の薔薇を君に贈りたいよ。」
希子「え…え…///」
希子「いや…///け…結婚…す…する気は……ないで…す…///」
夏油「そうか…残念だな…」
希子(……もしかしたら…ストーカー?に多分つけられているかも知れないし、夏油さんに花で…)
希子「二本おまけです。」
夏油「おや…」
夏油「チグリジアと蓮の花…」
夏油「何かあったのかい?」
希子「!!!」
希子「あ…あの…最近誰かに付けられている気が…して…」
夏油「…家について行ってあげようか…」
希子「え…!!!良いんですか…!!是非…!」
夏油(…莫迦だね…この子に手を付けようとする輩がいるなんて…)
希子「有難うございます…家までついてきてくださって…」
夏油「いや…良いんだよ。私の勝手な事だし…」
希子「いえそんな…良かったら家で食べます…?」
夏油「ん゙〜…どうしよっかな…私もう食べてきちゃった…」
希子「ええ…!!じゃぁ無理ですね…」
夏油「私は家に帰っておくよ。気を付けて。」
希子「はい。」
夏油「……ふぅ…いるのは分かってるよ、」
ストーカー「お前がいるから希子さんが僕に気を向けないんだ…!!」
夏油「私にも向いてないが?」
ストーカー「煩い!!!しねぇ…!!」
ストーカー「ぇ゙……ぇ゙…、ォ゙……ぁ゙……ゴ…エ…サ…イ…」
夏油「最期にこれ。」
そう私が手渡したのは黄色いカーネーションと黒い薔薇、スノードロップとクローバー。それとアザミ。其々一本ずつ。
夏油「さっさと死ね。」
夏油「あ…聞こえてないか。希子は私が貰うね。明日。」
希子「最近なんだかついてきてるような感覚がしないんです!!夏油さんのおかげなんですかね…!」
夏油「それは嬉しいな。」
希子「今日は何をお探しで?」
夏油「そうだなぁ…」
夏油「君」
希子「ぇ゙?」
希子「ッきゃァ!」
何かに食われたような気がした。
希子「う〜…ん」
希子「こ…こ…は…」
夏油「私達の家だよ♡」
希子「え…?」
夏油「君には私の物になってもらうよ♡」
希子「えぇ…なんか困る、」
夏油「あ、…そうそう君にはこの花をあげよう。」
手渡されたのはスグリとクロッカス、アイビーパンジー、スイートピー、黒い薔薇に向日葵。そしてクルクマ。あぁ、私は一生この男を満たさないといけないんだな。そう思った。
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完
花紗樹 希子
花屋さん。この前は白い髪の蒼い目をした人が青い花を買ったよ。夏油さん、花買い過ぎです。ストーカーされて夏油が怒って監禁された。
夏油 傑?
中はケンジャックです。希子に重い愛と執着を向けている。ストーカーされたので苛ついて監禁した。
ストーカー
希子に優しくされて俺のこと好きなんだ!!と思って殺された。人間ってつくづく莫迦だよねぇ…
おハム
Googleで花調べるの大変だったよ。めっちゃこの話に合う花しか無かったよ。そんな私にはルリタマアザミ。
Googleでこの話の花の意味調べてみてね。