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「は??」
素頓狂な声が社と節々から聞こえる。
それもそのはず。
武装探偵社主軸である名探偵が
子供になっているのだから
「ぇ、ら、らんぽさん?…」
困惑と混乱を混ぜたような声で敦が話しかける
「ん、なに」
「あ、中身は乱歩さんのままだ」
「中身まで子供になってないよ!!」
「いや、然し、幼児化、ですか…」
理想手帳を持ちつつ困惑といった表情で国木田が小さくなった乱歩を見る。
「なにか、その、異能にかかって心当たりは…」
「え〜?あぁ、そういえば」
「事件の犯人がなんか叫んでたような…無視したけど」
「100それですよ…乱歩さん…太宰さんは居ないんですか?無効化を使えばパパパっと…」
「居たらもう僕はもとの状態なんだよ」
「くそ…あの唐変木、必要な時に居なくなりおって…」
「ハァ〜〜〜…気が乗らないなぁ…」
太宰治、現在川から打ち上げられ……自殺失敗……
「財布も無い、携帯電話も無い…此処は恐らく探偵社からは遠い場所……歩くのかぁ……」
「厭だァ〜〜!!!厭厭!!歩くのめんどくさい〜〜!!!!!!!!」
「何やってるンだい…包帯男…」
「ァ、…やぁ…、与謝野先生…厭ぁ…普段から痴態を晒しているとはいえ…これは恥ずかしいな……」
「いつも自覚あったのかい………其れよりも…、その様子だといつもどーーーり川に打ち上げられ、自殺失敗ってトコかい?」
「流石与謝野先生…私はどうしたら死ねるのやら…」
「……はぁ〜〜〜〜アンタと居るとため息が絶えないねェ…ところで財布はあるのかい?」
「あ!そうだ…そうそう、お金も無くて携帯電話もなくてぇ〜…」
「はいはい…電車代ぐらいは払ってあげるさ…」
「与謝野先生ぇ〜〜♡♡」
「ひっぱたくぞ」
『ただいま帰りました〜』
「は?…、乱歩さん……???その姿……」
「おやおやァ…、小さくて可愛らしい姿に」
「ねぇ〜…早く無効化してくれないかなぁ…待ちくたびれてるこの僕を見てよ!ほら、早く無効化して?」
「えぇ〜ふ〜〜ん…可愛くオネダリ…してくれるなら無効化してあげようかなァ……」
「グぁ゙!?!?」
「く、くにきぃだくぅん…なんで私は羽交い締めされているのかな…」
てちてち
「アッ駄目です乱歩さん触っては元の姿に戻ってしまいますッ!、だめです!!!!!」
────異能力 人間失格────────
パッ
「フンどーせお前がくだらない事をするから羽交い締めにしてほしいと乱歩さんが予言してくださったおかげで温和にすんだな。」
「ぅ゙…写真すら撮ってないのに…」
「太宰さんって変態なんですか??」
「そうだろうねェ、…」
「はぁ…なんか疲れちゃったな、寝よ〜っと」
「私のお膝が空いていますよ…ぜひ…」
「うるさい興味ない近寄るな」
「辛辣…」