流歌「お兄ちゃん!大丈夫だよ!この子もいるし!」
弦月「そういう問題じゃないし…」
流歌「もう私も成人してるんだよ??心配しすぎ!」
弦月「はぁ…」
長尾「そうだぞー藤士郎!心配するのはわかるけどよー」
甲斐田「まぁ、流歌は元気すぎて昔から危ないところがあったからしょうがないのは事実。」
弦月「二人とも…」
長尾「それにしても、流歌の式神は久しぶりに見たな。名前なんだっけ?」
流歌「この子は緋翠(ひすい)!いい名前でしょー?」
甲斐田「へぇーかわいいね!(撫でようとする)」
緋翠「ガルルッ~…」
流歌「あ、こら。甲斐田はだめだよ〜?美味しくないし、悪くないからね〜」
甲斐田「おい!美味しくないはいらないだろ!」
弦月「はいはい、そこまでにして、家に帰ろ?ご飯食べに行く約束でしょ。」
流歌「そうだった!早く行こ!」
長尾「元気すぎだろw」
弦月「どっかの誰かさんが小さい頃から一緒に遊んでたせいでしょ。」
甲斐田「それはそう。」
長尾「まぁあの頃は小さかったし、遊ぶだろ!」
弦月「まぁ元気ならそれでいいんだけどね〜」
甲斐田「それにしても、緋翠はずいぶん懐いてるよね?いつ出会ったんだっけ?」
弦月「えーっと…」
10年前
弦月18歳、流歌11歳
流歌「やーだー!!!」
弦月「危ないからダメだって…」
流歌「流歌もいく!」
弦月「流歌だって魔が危険だって知ってるでしょ?」
流歌「じゃあお兄ちゃんだって危ないじゃん!!」
弦月「僕は禍祓の任務で行くんだって…」
流歌「でもぉ…」
弦月「はぁ…ならこうしよ。」
流歌「???」
弦月「いつか僕も流歌も大きくなって、しっかり自分の身を守れるぐらい強くなったら、一緒に行こう?」
流歌「…わかった。」
弦月「じゃあ待っててくれる?」
流歌「うん…でも!できるだけ早く帰ってきてね!絶対だよ!」
弦月「フフッ…わかった。」
その5年後
弦月「ただいまー」
流歌「あ!お兄ちゃんおかえり!」
弦月「久しぶりー元気?」
流歌「もちろん!お兄ちゃん一人で暮らし始めてから全っ然帰ってこないんだから!!」
弦月「それは仕事もあるし…w流歌だって禍祓あるでしょ?」
流歌「そうだけど…あ!言い忘れてた!」
弦月「?」
流歌「私、強くなったよ!だから一緒に連れてって!」
弦月「え?…あ、昔僕が任務に行く時にした話?」
流歌「そう!」
弦月「でも、まだ大人じゃないしな〜…」
流歌「…でも!見てて!」
弦月「えっ」
流歌「緋翠。」
緋翠「ガゥッ」
流歌「みて!凄いでしょ!」
弦月「その子って…式神?!」
流歌「うん!」
弦月「って感じで、僕が約束したから、今こんな感じになってる…ハァ」
甲斐田「なるほどね?w」
長尾「まぁいいんじゃねぇか?祓魔師にだって女性隊員はいるし、研究者と官吏にもいるだろ?やりたいことやらせてやろうぜ。」
弦月「でもそれとこの心配は別なのぉ…泣」
甲斐田「あ〜あ」
長尾「ワラウw」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!