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犯人目線
犯人「…ここどこだよ…?」
米「あ、目が覚めたみたいだよ。彼。」
英「本当だな。ここは拷問基地…お前に色々吐かせるための部屋だ。」
男はサングラスでよく顔が見えず、もう1人の白衣を着ている男は少し顔にかけている布が透けていて、美形な事が少しでもわかる。
犯人「おいっ、!ここはどこだって聞いてんだよっ!」
中「はぁ…殺人しといてその態度あるか…何でもいいから事件に関する情報、または殺すに至った動機を教えるよろし。」
犯人「はっ!嫌だね!!!」
俺は鼻で笑ってやった。
露「そっかぁ〜、吐いてくれたらもう少し楽にしたのになぁ…」
そういいながら男は棺らしき物を持ってくる。
犯人「はっ、?なんだよ…これ、?」
露「殺人したくせにとぼけないで貰える?君に殺された人たちはこれ以上の苦痛を味わってるんだから、君にも当然、できるよね?
ねっ、ボス」
ボス、と呼ばれた男はさっきの黒い透けてる布で顔を覆ってる男だ。
米「うん、それがいいと思うぞ。いいかい?人を殺していいのは殺される覚悟があるやつだけだよ。これでも吐かないんだったら…」
本気で殺すから、と少し高いハスキーボイスで言われても、俺は言う気はなかった。
どうせこいつらは殺す勇気もない餓鬼だから
そうだと思っていたのに
米「最初は君たちに任せるよ。アーサー、フランシス。」
仏・英「「OK。」」
仏「さぁて、お前はどこまでお兄さんを楽しませてくれるかなぁ?」
そう言うのは片目を髪の毛で隠している男。
さっきフランシス、と呼ばれた奴だ。
英「じゃあ、この棺の中に入れ。」
犯人「嫌に決まってん…」
英「入れっつってんだよ!!!!!!」
俺が驚いている間に棺に入れられ、ロックを掛けられる。
仏「んじゃ、どんだけ耐えられるかなぁー…
3分ごとに棺から出すからね〜。」
ピッ、とストップウォッチから出た音が棺の外から聞こえる。
その日常でも聞こえる音とは反対に、俺は棺の中にある無数の針に気づく。
その針がグサグサと俺に刺さり、
俺は止血をする暇もない。
棺の中だ。狭くて手も足も動かせない。
俺の体からはトクトクと鮮血が流れていく。
すると、棺の隙間から声が聞こえる。
露「ほんとに君は社会のゴミだね?」
犯人「はぁ?そんなもんこれと比べちゃどうって事ねぇよっ!!!」
露「殺人なんて、ただ警察に捕まって独房に閉じ込められて孤独を感じて自分の精神が壊れるだけじゃん。そんな事して何が楽しいの?ねぇ、何が爽快なの?ただ不快感と罪悪感が残るだけでしょ?ねぇ、なんでなの?」
そういう男の声はどんどん低くなっていく。
俺は精神が少しづつ不安定になって来た。
棺が開けられる音がした。ようやく俺は出られる!開放される!と思っていた。
棺からは出られたのだが…
仏「お、まだ生きてんじゃん!じゃあ耀とボス!あとは頼んだね〜!」
英「耀はやりすぎんなよ〜!」
中「分かってるある〜!」
犯人「は?まだあんのかよ?」
米「なんだい?殺られたくないのなら吐いてよ。」
犯人「無理〜笑笑」
中「じゃあこの間に挟まるよろし!あ、ただ頭と手足は出せあるよ!」
犯人「なんだ、簡単じゃねぇか!…挟まったぞ〜!」
調子こいた俺が馬鹿だと今なら分かる。
米「おらよっ!!!」
中「ハイヨー!」
そう言いながら俺の口の中に蜂蜜と牛乳を無理矢理ぶち込まれる。
犯人「はっ?!ちょ?!何すんだよ!!」
米「さぁ?吐かなかったお前が悪いんだからな。」
中「今なら吐いたら許してやるある。二度とこんなことすんなある。誓えるあるか?我と約束出来るあるか?」
犯人「無理っつってんじゃんww」
中「そうあるか…それは仕方ねぇあるね。
少し眠るよろし。」
眠れ、とその言葉と同時に俺の体には睡魔が襲い、すんなり眠ってしまった。
目が覚めた時には…
犯人「っ…はっ、?どこだよっ、しかも湖だしよぉ…体もなんか…蜂蜜の臭いがする…」
俺は自分の腕を見た。
見てしまったのが運の尽きかもしれない。
犯人「うわぁぁぁぁあ!?!?!?!?」
俺の腕には大量の虫が引っ付いていて、俺の身体を食っていた。
俺はだんだん意識が遠のくのと、だんだん自分の体温が失われていくのを感じた。
そこで俺はやっと気付いた。
犯人「あぁ…吐いとけば…良かったな。」
後日、湖に残ったのは小舟二つと、
そこに浮かんでいる虫だけだった。
コメント
6件
うっわえげつな…好みだわ♡♡(( メリカの言葉かっこいい!! もうもう好きです!!
最高過ぎませんか??やっぱり天才だ…(??)😇😇😇😇😇😇