テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
6件
あべさく最高
作品書くのホント上手だね…? 姉さん全てにおいてしおりんに勝てる気がしない…(´;ω;`)
どーも!しょたしなです!!
色々成長した作品をご覧あれぇ(?)
好きだと言われた瞬間、
嬉しいより先に、逃げ道を探してしまった。
それがどれだけ失礼なことか、
自分が一番わかっているのに。
夕方と夜の境目みたいな空を、ぼんやり見上げる。
ピンクがかった雲の下で、街灯がひとつ、先に灯った。
時間だけが進んで、気持ちは追いつかない。
🌸「今日さ」
隣にいる佐久間が、名前を呼ばないまま声を出す。
それだけで、胸の奥がざわついた。
言われる気がした。
きっと、今だ。
そう思った瞬間、体が先に反応してしまう。
🍃「ごめん、俺」
言葉を被せるように、阿部は視線を逸らした。
理由は用意してあった。
忙しいとか、眠いとか、また今度とか。
本当は、何も言われていない。
それなのに、勝手に怖くなった。
佐久間は一歩、距離を保ったまま立っている。
近づいてこない。
追いかけてもこない。
それが、いちばん苦しい。
🌸「無理しなくていいよ」
優しい声だった。
引き止めない、責めない、期待しない声。
その優しさに、胸がきゅっと縮む。
好きだって言われるのが怖い。
信じて、応えて、
それでも壊れてしまったらどうするのか。
好かれる自分に、自信がない。
大事にされる覚悟も、まだ持てない。
だから逃げる。
いつもそうだ。
🍃「……じゃ、また」
阿部が背を向けると、
佐久間は「うん」とだけ返した。
追いかけてくれたら、楽だったのに。
呼び止めてくれたら、言い訳ができたのに。
街灯の光が、二人の影を分ける。
ピンクの残る空と、深くなる夜の間で、
阿部はひとり、歩き出した。
背中が、ひどく重い。
それでも振り返らなかったのは、
あの人が、待つことを選んでくれたのを
ちゃんとわかっていたからだ。
逃げたのは、自分のほうなのに。
🌸 × 🍃
どうでしょうかっ!!まったく面白くない気が……………