テラーノベル
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注意
・地雷さん帰れ(みこめっと)
・キャラ崩壊あるかも
・誤字脱字あるかも
・解釈の不一致あるかも
・しゃべり方が違うかも
・恋愛要素があるよん
・二次創作
START
何故、人間は『努力は必ず報われる』、『努力は裏切らない』という言葉を作ったのだろう。
努力をして、その努力を何に注いだか、どのように工夫をして努力をしたか。
そして、その努力が結果的に何に通用するか。
これを見るために、世の中の企業や事務所は、面接やオーディションをするのだ。
この他にも、努力をしたと証明する、または、努力を注いだものを日常的に、どの場面で使うことが出来なければ、無論、意味は無い。
そんなことを、私は、放課後の学校で考えている。
またオーディションに受からなかった。
努力をしているのに、頑張っているのに。
受からなかった。
ダンスも、歌も、頑張った。
それなのに、なんでダメなの?
答えは簡単。
努力だけでどうにかなるものでは無いからだ。
この世の中はやっぱり、努力だけじゃダメなの?
才能やセンスがないとダメなの?
そんなの分からないや。
そんな気分が落ちている私に同情するように、夕日も落ちて、辺りが暗くなって来た。
ーーーーーーーーーーー
「ここの学校、いつ閉まるんだろ」
私の名前は、星街すいせい。
最近、このホロライブ学園という学園に転校してきた。
転校してきたばっかだから、覚えることが多すぎて、下校時間すらうろ覚え。
でも、友達とかは一応出来た。
…。
こんな自己紹介、誰に向かってしてるんだろ。
「屋上行こ」
私は、この暗い時間に学園の中に入り、屋上へ足を運ぶ。
ここの学校は恐らく、夜間定時制の生徒もいるから、校門や昇降口等は空いているのだろう。
もうこんな暗い時間に屋上へ行く理由は、夜空が好きだから。
屋上へ続く階段をのぼり、屋上のドアを開ける。
その瞬間、涼しい風が頬を撫でた。
「綺麗」
空を見上げると、そこには、新種の魚が優雅に泳いでいそうな、美しい満天の星空が海のように広がっている。
手を伸ばしたら星が掴めそうだ。
さっきみたいに、悲観的に考えて小さくなっている私と違って、世界、宇宙は広い。
こんな夜空に、星空に向かって飛びたい。
鳥のように、美しく。
…そっか。
もういっか。
「飛んでみよう」
そう言って、私は、屋上のフェンスの上に乗った。
「ははっ、フェンスが低いから、直ぐに乗れちゃうじゃん」
案外、こうやって高いところから地面を見つめてみても怖くない。
最期に何か、心当たりはあったっけ。
…。
みこちに会いたい___________
私の頭に、真っ先に思い浮かんだ少女がいた。
『さくらみこ』。
彼女は、転校してきた私に一番最初に話し掛けてくれた、初めての友達。
連絡先も交換してくれた。
そして、私と話してくれたり、体調を崩してしまった時には、心配してくれたり。
そんな天使のような心を持つ彼女に、転校して早々、心を惹かれて好きになってしまった。
片思いのまま、終わるか。
私があの子と釣り合うわけないか。
さあ、飛ぼう。
何も怖くない。
もう傷つくことなんてない。
3、2、
1。
「すいちゃぁん!!!!」
「うわっ!」
私はびっくりして後ろに転んだ。
誰かが屋上にやってきた。
誰だろう。
私は直ぐに気付いた。
彼女だ。
私が片思いしている人だ。
『さくらみこ』_______
「何してんだよぉ!」
みこちが転んで動けなくなっている私の頬を殴った。
所謂、ビンタというやつだ。
そして、殴られたときに少し水が飛んできた。
少ししょっぱい。
なにこれ。
「痛いよ」
「『痛いよ』じゃねぇ!これよりも痛いことをおめえはしようとしてたんだろ?!」
「大丈夫だよ、直ぐに痛みはなくなる事だったし」
「うるせぇ!!!!!」
みこちの足元に雫が落ちた。
みこちの顔を見ると、泣いていた。
どうして?
なんで泣いてるの?
いや、それより、
「…なんで、私がここにいることが分かったの…?」
「…たまたま、学園の前を通って…空を見ようとしたら…屋上に誰かいて…」
「…来た瞬間に私が落ちて、容疑が掛かったかもしれないのに?」
「そんなことどうでもいいんだよぉ!!!!!」
「っ…」
「なんでおめぇは!タヒのうとしてんだよぉ!!!!!」
「…いいじゃん、別に、私が何をしようt「でゃまれ!!!!!」
みこちが凄い怒ってる。
こんなに怒っているみこちは見たことがない。
「理由だけ言え!!!!!」
「…努力しても…オーディションに受からなくてもう嫌になったんだ」
「…。」
ああ。そんなちっちゃな理由か、って笑われるかな。
いや、みこちはそんなことしないか。
そんなことを考えていると、みこちが言った。
「…すいちゃんは、その努力が無駄になるって思ってるの?」
「…え?」
「その努力が、ただただ泡みたいに消えて無くなるって思ってるの?」
正直、無駄だと思ってる。
だって、結局、使えないと、証明できないと意味が無いから。
「…努力したものを日常的に使えないと意味が無いでしょ」
努力したものを自分のものに出来ないと、その努力の労力や時間は無駄になる。
でも、みこちは、
「みこはね、無駄じゃないと思うけどにぇ」
「…!」
「努力を続けてる時点でまず、無駄じゃないと思うんだよにぇ!」
「…なんで」
私は理由を聞いた。
「『継続は力なり』って言葉あるやん?」
「…うん」
「みこ、よく分からないけど、多分、意味は、努力を続けるのは力がいるって意味だと思うんだよにぇ」
…意味は違う。
本来、『継続は力なり』という言葉は、小さな努力でもそれを続けていれば、いつか成果や力となって現れるという意味だ。
少し、意味を履き違えているが、実際、努力を続けるには根性ややる気が必要だろう。
「夢は叶えるまで必死に努力するものじゃにぇ?」
「…!」
「でも、みこが見る限り、すいちゃんは夢を叶える過程の中で諦めちゃってる」
「まあ、みこは、すいちゃんの夢とか分からないけど…」
「でも、夢を叶えるのには運も必要!」
「結局、オーディションの沢山のぴーあーる動画の中で、すいちゃんのぴーあーる動画を見るってゆーのは運だよにぇ!」
「…運が必要なら無理じゃん」
「そーゆーとこだよ!おめぇのダメなところ!」
「え」
ダメなところ…か…。
「運がないなら、運が来るまで応募するしかねぇだろ!」
そう言って、みこちはにかっ、と笑う。
…。
そっか。
みこちが言いたいことはわかった。
「諦めんな!もし、何かあったらみこに連絡しろ!」
「分かったか?!」
「…うん」
「分かったならいい!」
「…ありがとう、みこち」
「…お、おぉん…!」
私がお礼を言うと、みこちは少し照れながら視線を逸らした。
「好きな人から言われるのは恥ずかしいにぇ…」
「え」
「あ」
…今、なんて言った。
この子はなんて言った。
好き?私のことが?
「わーっ!忘れろ!わすれろびーむ!!!!びぃぃぃぃん!!!」
「…効かないけど」
「うあああああ!」
「ふっ」
必死にビーム?を放つ仕草に思わず笑ってしまった。
「笑ったな!あんだお!!!!!」
「いや、あの、ぽ、PONだな…って…」
「でゃまれ!!!」
「好き…か…」
「っ…あんだお?!すいちゃんは、みこのこと嫌いなのかあ?!」
「正直に言えよ!星街ぃ!」
めっちゃ詰めてくる。
…いや、これはチャンスかもしれない。
「好きだよ、私も」
「…え?」
こんなチャンス、二度と無いだろう。
だから、私は想いを言った。
「うぇえ?!」
「うるさい」
「あ、スミマセン」
「み、みこたち、両想いってコトぉ?!」
「うん、そういうことだね」
「すんげぇええええ!」
隣でぴょんぴょん跳ねて喜んでるみこちを他所に、私は携帯をいじりながらなんとなくSNSを見る。
…告白したのに、反応薄いだと思うかもしれないけど、取り敢えず、隣の人の興奮が冷めるまで反応を薄めにしているだけだから、わかって欲しい。
そんな感じでなんとなく携帯をいじっていると、メールが届いた。
オーディションの…合否…?
残ってたんだ。
まあ、取り敢えず、見てみよう。
私は通知をタップし、見てみる。
すると、
「合格…採用…?」
「…ん?」
なんと、受かっていた。
「ええええ!」
今の叫びはみこちから発せられた叫び。
受かった本人よりも喜んで、さらに跳ね始めた。
私も勿論嬉しいけど、うるさい。
…まあ、いいけど。
「はは」
「…?」
「本当に、ありがとう、みこち」
「…!」
「そして、大好き」
「…みこも!」
「じゃ、帰ろ!」
「あいよー」
色々なことがあったけど、結局、彼女のおかげで生きれているし、合格もした。
本当にありがとう。みこち。
努力は必ず報われる、この言葉は、案外、嘘ではないかもしれない_______________
あとがき
見たくない人は飛ばしてね
どーも、しゃいんです!
またまたみこめっとです!笑
新作出すのもいいけど、続きはよ出せって?
わり、ちょい忙しいから遅いかも
いやー、忙しい女でごめんね(黙れ
みなさん、知ってますか?この話の裏話(話してねえんだから知らねえよ
これ、私の前の垢、フォロワーさんが100人以上いる垢の方で、実は1回投稿されてるんですよ
あ、そのまま投稿したって訳じゃないです
あまりにもネタが思い浮かばず、少しアレンジしたやつを投稿しました
これ、ピクシブでも投稿してるんで、よかったら読んでくださいね(強制的にこの話2回読ませるの草
同じ名前です!
あ、アレンジする前のやつも見て見てください!
これです⤵︎ ︎
ま、宣伝もしたし、喋れたし、終わりますかー
あの、失敗作は頑張って考えたり、書いていますので、気長に待っていてくださいな!
それでは、おつしゃいんー
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