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高校初日から水を被った私、石川遥
理由は1つ、「私が邪魔、ウザイから」
遥「高校上手くいけるかな…?」
私は中学になっても虐められる、きっと高校でもクラスのみんなにからかわれるだろう
遥「行ってきまーす」
母「行ってらっしゃい」
分かってるのにどうして学校に行くのだろう?どうして?どうして? 私はこの事を毎日と毎日と考えていた そんなの勉強するために決まってるじゃない…w 分かっている、分かっているだけれどいつまでも自分が納得する理由を探している。
遥「バカみたい…w」
そんな事を考えているうちに高校の門の前まで来てしまった
遥「きっと…きっと大丈夫」
私は自分に問いかけるように、安心するように、自分に「大丈夫」と言った
8時に自分のクラスのポスターが門の前に貼り付けられる。
みんなそれを待ってお喋りだのなんだのしている。
私は違う、喋る相手も友達も…居ないんだから。
別にひとりぼっちでも寂しくはない、昔からそうなんだからもう慣れている。
モブ「あれ〜?遥ぁ?」
私は聞き慣れた声だと思い振り返った。
モブ「あはwやっぱ遥だったwwお前石原高校行ったんじゃねーのォ?www マジお前と一緒の高校とかきちぃ〜wwwこのネクラ野郎ww」
分かっている、私がネクラで陰キャなのは自分でも分かってる。
ちょうど8時になったのか先生が出てきてポスターを貼りに来た。
みんなが前にどんどん進んで私は押される。
遥「別に最後でもいいや」
私に友達なんて居ないんだから
そして私がポスターを見る順番になった
遥「知らない人ばっかり…本当に上手くやって行けるのかな…」
私はそればかり考えている
遥「えっと…C組ってどこだ…?」
あまり大きい建物の場所には慣れていなくて私は今迷子状態、初日からこれはマズイ
私がキョロキョロと周りを見渡していると誰かにぶつかってしまった
ドン
遥「痛っ…」 ???「わぁ!?大丈夫!?」
聞き慣れない声、きっと怒られる…そう思った
???「立てる!?」 遥「あ、ありがとう…ございます…」
身長からすると先輩だ…どうしよう…なんて言えばいいのか…そう考えているとその先輩がこう言った
???「君一年生かな?」 遥「は、はい」
???「急がなくて大丈夫!?」 遥「!時間…!」
???「君!何組!?場所教えてあげるから」
遥「え、えっとC組…です」
???「C組かぁ!」
すると先輩はC組まで連れてってくれた
遥「あ、ありがとう…ございます」
???「うん!じゃあまたね!」
そうして先輩は自分のクラスに戻って行った