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げほ
突然食事の席でロートが吐血した。
シャル「お母様!」
シュルトもロイもナシードも驚き固まっていた中、シャルロットだけは一目散に駆け寄った。
ロート「だ、大丈夫です」
医者「ロート様!」
メイドが呼んだ城内の医者が飛び込んできた
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検査結果、魔力欠損と言われた
小説の中でも、聖人の治癒で回復したものはたしかに治ったが魔力が通らなくなり動かなくなった脚や腕は治らなかった。
ロート「残念ですわ、シャルロット、ロイの入学式を見に行けないだなんて」
メルーデル学園は入学式に毎年学園にメルーデル女王と王が訪れ挨拶をすることになっている。
(一応確認…
シャル「ロイお兄様」
ロイ「な、なにどうしたの?」
シャル「ロイお兄様は聖人の光の治癒って出来ますか?」
ロイ「い、いやまだ出来ないんだ…ごめん…」
シャル「そうですか…大丈夫ですよ」
(やっぱり一か八か、聖なる属性ってやつを…
ロート「シャルロット、貴方、魔力欠損治療方法を」
シャル「書庫にある本に書いてました!」
ロート「まぁ!シャルロットは勉強熱心なのね」
あら、可愛いと言いながら抱きしめ頬にキスをちゅっちゅっとする。愛情深い母だ…
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初めて使う魔法をロートにいきなりする訳にも行かず、枯れた植物で練習することに
シャル「治れ!ふんぬっ」
反応無し。
シャル「やっぱり呪文が必要か…こんなの小説に出てないよー!」
シャル「ぐぬぬぬぬぬぬ、でろ〜」
(水の横に聖なる属性って書いてあるし、わんちゃん水にその効果が
カモフラージュで水属性と書いてあったため使おうとしたら、何故か闇属性は使えたが水属性使えなかったので御宮碧《俺》が二属性覚えられるそうだったので水属性を覚えた。
(魔法って感覚系だからあんまり呪文存在してないせいで分からない…
水を球体状にして花を中に入れる。
数秒後に目の前がひかり、目を閉じる、次に目を開いた時には水は消えていて花が枯れておらず咲いた状態に戻っていた。
これにどういった効果があるのかは分からずまだ不可解なことが多いいが今はロートを救うために使うしか無い。
ギリギリまで効果の安全性を確かめることにした。
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数日後。
シャル「お母様!」
ロート「シャルロット?」
ナシード「シャルロットも来たのか」
ベッドに寝ていたロートが身体を起こす、ナシードは様子を見に来たのかベッド横の椅子に座っていた。
シャル「お母様、まだ脚は動きますか!?」
ロート「ええ、元々魔力が多いい方なの、まだ動くわ」
シャル「よ、良かった!」
ロート「どうしたの?」
シャル「…魔力欠損を治します」
ロート「?魔力欠損を治す?」
ナシード「勉強したと言っていただろう!?なら分かるはずだっ!」
シャル「ええ、確かに魔力欠損は聖人の治癒でしか治せません、ですが俺にはそれができます」
ロート「…分かりました、シャルロットを信じます。」
シャルロットの真剣な目に期待をしてみよう、そう思いロートはシャルロットを信じることにした。
ナシード「ロート!」
ロート「シャルロット、お願いしますね」
シャル「はい」
ロートを包めるほどの大きさの水を出し中にロートを入れる。ナシードから見ればロートを溺れさせたいのかと思うかもしれないが治療の為だ。
大きいからなのか数十秒ほどかかったが花の時同様水が光消えていた。
シャル「ど、どうですか?」
ロート「ええ、何だか魔力が吸われている感覚が無くなりました、」
ロート「医者を呼びましょう。」
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3話 エンド 12⁄1