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「…おいしい!」
さもさんがオムライスを食べて笑顔になる。
良かった…さっきまで暗い顔してたけど、元気になったみたいで良かった。
俺はカレーを食べながらそう思った。
「…凸さん!」
さもさんがオムライスをスプーンですくって俺の口元に運ぶ。
「…あむ」
おいしいけど…やっぱ恥ずかしい!
…
「…さもさん」
「ん?」
俺はカレーをスプーンですくってさもさんの口元に運ぶ。
「…ん」
さもさんは少し顔を赤くして食べた。
「さもさん、次はどこ行こっか?」
「……………」
さもさんは少しぼーっとしていた。
「さもさん?」
「あ、ごめん、ぼーっとしてた。」
「…大丈夫?体調とか…」
「大丈夫!…俺観覧車行きたい!」
俺は腕をさもさんに引っ張られて観覧車に向かった。
「…待ってさもさん、高いとこ…」
「…大丈夫、ここ景色良いって聞いたから、絶対来たかったんだ。」
さもさんは俺の腕を抱きしめる力を強くした。
「…良い景色だなあ」
「…だね」
『……………』
しばらく沈黙が続いた。
…な、何喋ればいいんだ…
こういうときさもさんが良く話すけど…
………あ、もうそろそろでてっぺんに着く。
「…凸さん」
さもさんが俺を上目遣いで見る。
「…ん?」
さもさんの顔を凄く赤かった。
「……………ん」
俺はさもさんにキスされた。
「………大好き」
「………………へ?」
いつも言われてるはずなのに、さもさんが恥ずかしそうにしてるから調子が狂う。
「………付き合って」
「………!?」
「…凸さんいつも誤魔化してるから、ちゃんと凸さんの気持ち聞きたい。」
………覚悟、決めるしかないか…
「…さもさん」
俺はさもさんにキスをする。
「………大好きだよ。」
「…………!」
さもさんの目から涙が流れた。
「さ、さもさん!?…うわっ!」
急にさもさんが泣き出して驚いてると、さもさんが俺に抱きついてきた。
「………うう…良かった…」
俺はさもさんの頭を撫でた。
帰り道、俺はさもさんの顔を見ることができなかった。
付き合ったっていう事実がまだ信じられなくて…めっちゃ恥ずかしい!
「……………………凸さん」
「ひゃいっ!?」
びっくりし過ぎて変な声が出た。
「……………///」
さもさんは恥ずかしそうにしながら俺の手を握った。
…………あ…
俺はさもさんの手を強く握り返した。
「………凸さん、俺たち、付き合ったんだよね…?」
「う、うん…そう!」
「………やった!」
さもさんが笑顔になる。
………可愛い
ほんと、大好きだなあ…