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初コメ失礼します! 尊すぎてやばいです! あとフォロー失礼します
「はい、今日の練習は終わり。各自休むように!」
「お疲れ様でした」
「おつかれー」
やっと終わった…疲れたな、そんなことを思いながら支度をする。
「藍、おつかれ」
「あ、祐希さん、お疲れ様っす!」
「藍めっちゃ疲れてそうだけど、大丈夫?」
「全然大丈夫です!ありがとうございます!」
「そっか、なら良かった。じゃあね」
「お疲れ様です!」
祐希さんはこんな俺の心配までしてくれる。本当に優しい人だよな、、。あ、早くしないと電車きちゃう。駅に着くと、電車はもうホームにいた。走って乗り込むと、電車は満員だった。
「はぁ、はぁ、疲れた…」
なんとか乗れた。でもこの電車は満員だから座れないな。まぁ次の駅で降りるからいいか。
「ん?」
なんかお尻触られてる気がする…。俺男だけど、?気のせいか…?いやでも確実に触られてる。どうしよう。怖いけど、ここで大声を出すのも嫌だし…。
「っ!」
お尻の割れ目を触られた。やっぱり気のせいじゃない!どうしよう、、。怖くて体が動かない……。
祐希さん助けて……。
「おいおっさん何してんの?」
「は?」
「聞こえなかった?藍から手離せって言ってんだよ」
「おまっ!なにして!」
祐希さん!?なんでここに??祐希さんは俺のお尻を触っていたおじさんの腕を捻り上げた。
「い、いててて!」
「次やったら警察呼ぶからな」
「す、すみませんでした!」
祐希さんはおじさんを電車から引きずり下ろした。そして俺の方を向いて言った。
「藍大丈夫?」
「は、はい……ありがとうございます……」
怖かった……。本当に怖くて体が動かなかった。でも今は祐希さんが来てくれた安心感でいっぱいだった。
「さっき藍すごい疲れてたから…やっぱり心配でついてきたらちょうど痴漢されてるとこ見たんだ」
「ありがとうございます…」
「あの、祐希さん、その、手……」
祐希さんはずっと俺の手を握っていた。
「あぁごめん、」
そう言って祐希さんは手を離した。そしてこう言った。
「もう、大丈夫だよ」
どうしよう、なんかドキドキする……。心臓の音がうるさい……。俺どうしちゃったんだ……?
「藍?」
「は、はい!あ、ありがとうございます!」
「うん笑じゃあね」
あ、行っちゃう……。もっと話したいのに……。でも今日は助けてもらったし我慢しないと。
次の日から祐希さんと話す回数が増えた。前より仲良くなれたと思うし、祐希さんから話しかけてくれることが増えてきた気がする。そのお陰で会話のネタも増えたし、最近楽しいなって思うようになった。
「藍」
「ん?どうしました?」
「明日って空いてる?」
「空いてますよ!」
「じゃあどっか行かない?」
え?祐希さんから誘ってくれた……!嬉しい……!でもなんか緊張する……。俺ちゃんと話せるかな……。どうしよう、祐希さんと2人っきりなんて…。
「あ、嫌ならいいけど」
「いえ!行きます!」
あ、つい大声出しちゃった……。恥ずかしい……。祐希さんに笑われてる……。でも嫌じゃないって伝わってくれたから良かった。
次の日俺と祐希さんは駅に集合した。
「藍おはよう」
「おはようございます!」
「じゃあ行こっか」
「はい!」
あ…電車…。俺はあの日痴漢にあった時のことを思い出す。祐希さんがいるから大丈夫だと思うけどやっぱり怖い……。
「藍…。今は俺がついてるから、大丈夫」
「祐希さん……」
俺のことを安心させるように優しく微笑んでくれる。そんな祐希さんに俺は安心して、自然に笑みが零れる。やっぱりかっこいいな……。
そんなことを考えていたらいつの間にか目的地に着いていた。
力尽きた(^○^)