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いわふか
深澤→「」
岩本→『』
目黒→《》
深澤side
『さっきまでヤってたんだし入るだろ』
その一言でろくに解しもせず彼のものが入ってきたときは内蔵が圧迫されるような感覚がして、久々に感じた彼の体温は燃えるように熱かった。いつの間にやら浮気相手の形に変えられてしまった中は再び彼のものになっていっているような気がする。
「…ッく、ぅ~~~♡」
急に照が電話を掛けはじめて誰かと会話している。微かに声は聞こえるものの誰かはさっぱりわからない。でも相手が誰であろうと自分のこんな声聞かれるわけにはいかない
『ほらふっか、声抑えなきゃ聞こえちゃうよ?』
「ん”…♡なら、っぁ♡動くの、止めてよ…!」
小さい声で反論しようとしたら思ったより大きな声が出てしまって普通に焦る。待って今の聞こえちゃったんじゃないのか。相手誰だかわかんないけど恥ずかしすぎる。俺と照が付き合ってること知らない人の方が俺らの周りじゃ少ないし絶対知り合いだよな…
《…あの、つかぬことをお聞きしますがそのー…シてます?》
『そりゃね、あんなん知って許せるわけないし笑』
《じゃあそろそろ切りますね、邪魔しても悪いし》
この声多分めめだ。…じゃあ、浮気がバレたのは阿部ちゃんのせい、?いやバラしたとしてメリットねえしな、じゃあめめが?だとしたらどうやって突き止めたんだ。たまたまあんなところに居るわけはないだろうし本当にわからない。
『…あ、切れた。ごめんねふっか、ほったらかしちゃって』
「いやいいんだけど……ッ?!や”、ぁッ♡急…に、動かな、で♡」
『あは、♡呂律全然回ってないじゃん、かわいいねふっかぁ♡』
あ、この体制やばい。少し前まで正常位だったはずなのにいつの間にか俺の足が上げられている。これそのまま照が体重掛けたらめちゃくちゃ奥入ってくるやつじゃ、
『好きだよふっか、♡大好き♡だからもう目移りすんなよ?』
「…っあ”♡はぁッ、ふ…ぅ”、、ひか、ぁ…ひかる、ぅ♡」
彼の存在をありありとわからせるような挿入に腰を逃がそうとするもがっちり固定されてるせいで全く抵抗できない。逃しようのない快楽に背を反らせながらぎゅう、とシーツを握りしめると自身の頭の横にキツめのシワが出来る。かと思えば手を強く引かれシーツから離させられ、行き場を失った指に照の指が絡んでくる。
『ほら返事は?』
「わ、ッわかってるって♡も、他の人には、ぁ♡手ぇ出さないから、」
『そう、ふっかは俺だけ見てりゃいいの♡』
なんか俺おかしくなっちゃったのかな。照の語尾に全部ハートついてるように聞こえる。あ、でもそっか。俺それだけ愛されてるってことだもんね。やっぱ俺に必要なのは阿部ちゃんじゃなくて照だったんだ。俺のことだけ見て、って言われたけどもう今となっちゃ見ない方が難しいしな。…同じように照は俺のことだけを見て、感じて、愛してくれるのかな。照がちょっと前までの俺みたいに浮気してたらどうしよう、なんか急に不安になってきた。どうやったら俺のことだけを見てくれる?彼の眼に映る人を俺だけにするにはどうしたらいいんだろう。何処からか湧き出てきた焦燥感に駆られて彼の背中に腕を回す。
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岩本side
ふっかとの距離が縮んだと思ったらどうやら抱き締められたらしい。何どういうこと、まだ奥いけってこと?もはや結腸手前まで来てるけどここ開けていいわけ?そんなことを考えていると喘ぎ声の中に一瞬自分の名前が聞こえた
「ひかる、」
『…ん、なに?』
「ひかる、…好き、ぃ♡」
『…え、』
「だからぁッ♡好き、好きだから、っん、照も俺のことだけ見ててよ、♡」
漸く待ち望んでいたときが来たみたい。やっと…やっと堕ちてくれた。浮気が発覚したときは監禁してしまおうか、とか最悪彼を殺して自分も死のうかとか色々考えたけどこの選択でやはり正解だったみたいだ。
『…浮気したのにそんな都合いいこと言うの?』
「もうしない、から、ぁ…♡捨てないで、俺の全部は照のものだって、言ってよ…、」
逆に全部俺のものにしていいんだ?そう言ったならそれ相応の覚悟はしているのだろう。背中に回されている手に力が入っていっているのがわかるとそれに抗うことなく、むしろ吸い込まれるように自分からも彼を抱き寄せる。そのまま口付けながら遠慮なく体重をかけていくと俺の全てを受け入れるということを理解したように彼の最奥が開いた感覚がした。