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4件
冒頭から即決で♡♡♡を選んでいて、「ちょっちょちょちょポルさんポルさん」と声がもれました…♡ 「俺たちは腐っても(意味深)」は表現良すぎるwwwwお腹がよじれそう!w "死ぬかやるか"。この部屋を作った野郎は、相当腐った極端な思考の持ち主なんでしょうね。わたしはもちろんやってくれたほうが美味し(((((( このシリーズは尊いと一緒に笑いも摂取できて幸せです!尊敬しております、えんそ様!♡
なんでこんなにスペポルって尊いんでしょうね( *´ཫ`*)و グッ! 最高でした0(:3 _ )~
あーあーこのあとポルは、、、 最高でした( *´艸)
スペイン×ポルトガル
地雷の方はブラウザバック推奨!!
「……ル…..」
「ポ……..ル……」
「ポ……ト………ル….」
「ポルトガル!!!!」
その声にはっとして、俺は飛び起きるように目を覚ました。
「…スペイン…??なんでここに??」
「俺も起きたら横にお前がいて…なんもわかんないんだよな」
俺を今起こしたのは、スペイン。昔っからの友達で、なんかよくわかんないヤツだ。
スペインは自分の目を覚ますように手で目をぐりぐりと擦りながら立ち上がる。俺も何か情報はないかと探すため、眠い目をこすって立ち上がる。
その部屋は、今までに見たことがないくらい、真っ白だった。
俺達が寝ていたのは部屋の真ん中の堅い床の上だ。天井には明かりがついていて、壁も天井も床も白い。電気の影があったから、目覚めた時に困惑せずにいられた。それくらい、真っ白な部屋だ。
あたりを見渡すと、端っこにちょっと大きめのベッドが一つ鎮座している。それを壁沿いに反対側へ向かうと、大きな棚がそびえている。言っておくと、そのベッドも棚も白だ。
こう思うと、一緒に居たのがスペインでよかったな、なんて思う。もし白旗フランスとかだったら、もう何もかも白くて気が狂っていただろう。スペインの国旗に初めて感謝を覚えた瞬間だった。
その時、ふと、はらりと上から紙?が落ちてくる。それをなんとかキャッチして、観察してみる。
「…?なんだそれ、」
「いや、わからん。なんか上から落ちてきてさ」
紙なのは確実だが、今見ている面には白地が映るだけで何もない。俺はその紙を裏返した。
「…は?」
スペインの喉から声が漏れる。そこには、黒いゴシック体で文字が綴ってあった。
『どちらかが死ぬか、セッ〇〇しないと出られない部屋!!』
「…スペイン、今までありがとう。お前は生きt」
「ちょっと!!即決で自殺を選択しないで!!」
「いや、だってさ、…考えてみろよ。もし、本当にセッしたとして」
「おう」
「その後、俺らは正気でいられるかって話だ。」
俺はスペインの目を見て話す。ネタじゃない。俺の顔は至って真面目であり、スペインも然りだ。俺達は今、崖っぷちに立たされている(色んな意味で)
俺達は腐っても(意味深)お隣さん同士であって、切っても切れない関係を持っている。そんな俺らがプライドを捨ててセッでもしてみろ。俺なら耐えられない。きっとスペインも耐えられない。結果はどうだ?二人とも死ぬだけだ。なら、俺だけが犠牲になるほうがよっぽどいい。
「ちょ待てよ、まだ脱出する方法があるかもだろ…?
こんないきなり出た紙切れを完全に信じるってのも違うと思う。もうちょっと探してみようぜ」
「…あぁ、そうだな。でも、…嫌な予感がするんだ。」
俺がそういうと、スペインは首を傾げた。
「嫌な予感?」
俺は「…あぁ、」と言葉を続ける。
「日本のなんかでさ、…見たことがあるんだよ。今みたいな状況の、何かが。
そう、通称…」
『〇〇しないと出られない部屋』
スペインは、その場に固まった。
「〇〇、しないと、….?」
「あぁそうだ。俺の覚えている限りでは、その部屋は指示に従わないと絶対に出られないようになっている。」
「なんらかのバグだか知らんが、たまに生還しているヤツもいるが、…可能性は薄いと言っていいだろう。」
誤解されそうなので言っておくが、俺は、俺達は至って真面目だ。本当だ。何回でも言うが、俺達は崖っぷちに立たされているのだ。俺達はこの頭のおかしい部屋の真ん中で、立ち尽くすほかなかった。
「…死ぬっていっても、どうやって」
スペインがそう呟くと、ふと、天井から黒い物体が落ちてくる。
床に音を立てて落ち、少しだけバウンドして止まったそれは、他でもない、”銃”であった。そういえば、欲しいものがあれば天井から落ちてくる…みたいな設定もあった気がしなくもないな。
「…でも、国が死ぬっていうのも、なかなかやばくねぇか」
スペインがその銃を見つめながら言う。二人とも、銃を拾ったりはしなかった。ただ、”死ぬかやるか”という現実に目を背けていたい一心で、脳を回転させていた。
「…それに、一刻も早く脱出しないと、やばいだろう。
国の行方不明で大事にならないはずがない。それに、近々EUのイベントもあるし、すぐにでも脱出して準備に取り掛かりたいしな」
俺達は黙り込んだ。
もうどうしようもない。俺達は今だけ核保有国でないことを恨んだ。
クッソ、昔の帝国の俺達ならこんな部屋すぐに壊して脱出できただろうに。
「…ポルトガル」
スペインが言う。
「…なに?」
俺はそう返す。
スペインは俺の返しに反応せず、ただずんずんとこっちに近づいてくる。
「…スペイン?
おい、ちょっとまて、正気かよッおい!!」
スペインは無言でスペインの手と俺の手を絡ませ、俺を押しながら歩く。俺は思わず後退するが、後退した先にベッドがあることに俺は瞬時に気づいた。
こいつ…やる気だ!!!
「ちょっとほんとに待てよ待ってくださいあのあの心の準備がっスペインこの野郎!!あっすいませんスペインさんスペイン様ちょっとほんとに訴えますよ!!いやがちで無理だってちょっとあーーーーー!!!」
力尽きました。
イベリアっていいですね。